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4K XAVC Sや6台マルチカメラ対応の編集ソフト「Pinnacle Studio 19」
(2015/12/3 16:36)
コーレルは、4K対応のビデオ編集ソフト「Pinnacle Studio 19」を12月3日より発売する。上位版から順に「Pinnacle Studio 19 Ultimate」、「Pinnacle Studio 19 Plus」、「Pinnacle Studio 19」の3バージョン構成で、それぞれパッケージ版とダウンロード版を用意。4KのXAVC/XAVC Sフォーマットや、最大6台分のマルチカメラ映像編集が可能なUltimateのダウンロード版は16,800円、パッケージ版は19,800円。対応OSはWindow 7/8/10。
製品名 | 価格 | |
---|---|---|
パッケージ版 | Pinnacle Studio 19 Ultimate | 19,800円 |
Pinnacle Studio 19 Plus | 12,800円 | |
Pinnacle Studio 19 | 5,900円 | |
ダウンロード版 | Pinnacle Studio 19 Ultimate | 16,800円 |
Pinnacle Studio 19 Plus | 10,880円 | |
Pinnacle Studio 19 | 4,980円 |
3バージョン共通の新機能として、「マルチカメラエディター」を搭載。複数のカメラからの映像を元にダイナミックなビデオを作成できるというもので、通常版のPinnacle Studio 19は2台、Plusは4台、Ultimateは6台のカメラからの映像を確認しながらアングル切り替え、カット/削除、トランジションの追加が行なえる。さらに、オーディオ同期機能で自動的にクリップをそろえられるほか、マーカーや日付順、手動でのクリップ同期も可能。マルチカメラ機能でピクチャインピクチャも作成できる。
UltimateとPlusにおいて、4K(最大3,840×2,160ドット)やHDのXAVC Sフォーマットにも対応。Ultimateのみ、業務用途で使われているXAVCもサポートしているほか、新たにDVCPRO HD、MXFインポートや、VFRファイルに対応している。
このほか、会話やナレーションと背景音のバランスを調整し、プロ品質のオーディオを実現するという「オーディオダッキング機能」もUltimate/Plusで利用可能。音声やナレーションを検出して自動的に背景の音量を抑制。さらに調整したい場合はダッキングレベルや感度を指定できる。
プレゼンテーションやトレーニングビデオなどに活用できるライブ画面キャプチャ機能もUltimate/Plusにおいて強化。「スナップビューキャプチャ機能」を使用すると、Windows 8/10で使用中のWindowsストアアプリを録画できる。
従来バージョンと共通の機能として、Ultimate/Plusは、ステレオスコピック3Dでの動画作成にも対応。GoProで撮影した3D映像や、パナソニックのカメラで撮影したMVC形式などの3Dビデオクリップをインポートし、編集や3Dエフェクトを加え、NVIDIAの3D Visionに最適化した映像で立体視できる。YouTube 3D、AVCHD 3Dなどの出力で、3DテレビやPlayStation 3などでも視聴可能としている。
Ultimateのみの特徴として、オーディオやビデオファイルから簡単にノイズを除去するツール「iZotope Music & Speech Cleaner」も付属する。エフェクトやトランジション、テンプレートの種類は3バージョンで異なり、通常版のPinnacle Studio 19は1,500種類以上、Plusは1,800種類以上、Ultimateは2,000種類以上の2D/3Dエフェクト、アニメーションタイトル、トランジションを利用可能。Ultimateには、NewBlueによる800種類以上のプリセットと65種類以上のプラグインも付属する。