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BURSON AUDIO、出力25%向上のヘッドフォンアンプ。「平面駆動型も鳴らしきる」

 アユートは、オーストラリア・BURSON AUDIO(バーソン・オーディオ)のヘッドフォンアンプ「Soloist SL」の出力を25%アップさせた新モデル「Soloist SL MK2」(SOLOIST-SL-MK2)を12月18日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は65,880円(税込)。

Soloist SL MK2

 従来モデルは、外形寸法140×210×80mm(幅×奥行き×高さ)という小型サイズながら、定格出力2W×2ch(16Ω)のアンプを搭載していた。新モデルではサイズはそのままに、出力を25%アップさせ、2.5W×2ch(16Ω)を実現。「駆動力が必要な平面駆動型やインピーダンスの高いヘッドフォンも、余裕を持って鳴らしきる」という。回路設計や、こだわりのパーツによるディスクリート構成、純A級アンプなどの特徴は踏襲している。

 ヘッドフォン出力は標準ジャック1系統で、推奨負荷インピーダンスは16~600Ω。接続したヘッドフォンが必要とする出力レベルに併せて駆動させるために、「VOS(Variable Output Stage)機構」を備えている。入力はアナログRCA×2系統のシンプルなヘッドフォンアンプとなっている。

 高出力を実現するため、通常の設計では12Wのトランスを使用するところ、駆動電力を恒常的に引き出し、ピーク時と同等に昇圧する為に30VAデザインのトランスを実装。さらにノイズフィルタリングネットワークの周辺に多数のフィルタステージを2段階構成で構築する事で、クリーンで安定した電力供給を可能にしたという。

内部と背面

 新たに、ボリューム部には鏡面加工を施した。アルミニウム筐体にはヘアライン加工を施している。

 周波数特性は0Hz~50KHz(±1dB)、SN比は96dB、全高調波歪率は0.03%未満(30Ω、1W出力時)。チャンネルセパレーションは73dB。消費電力は約23W。重量は約2.5kg。ステレオミニとRCAの変換ケーブルを同梱する。

(山崎健太郎)