ニュース

NVIDIA、良質なVRゲーム体験ができるPCやビデオカードを認定「GeForce GTX VR Ready」

 米NVIDIAは現地時間の4日、パソコンやビデオカード向けに、それらの機器がVRゲームをプレイできる事を示す認定プログラム「GeForce GTX VR Ready」を発表した。

GeForce GTX VR Readyのページ

 VR対応のヘッドマウントディスプレイとパソコンを接続し、ゲームをする際、良質なVR体験を実現するためには、90fps以上のフレームレートで、左右の目に向けて2つの映像を描写する必要がある。そのため、グラフィックス処理能力は、通常の3Dゲームや3Dアプリと比べ、7倍必要になるという。

 そこで、そうした処理が可能なパソコンやアドインカード向けの認定プログラム「GeForce GTX VR Ready」を用意。「GeForce GTX VR Ready」のマークを見れば、VR処理に対応できる製品であることがすぐにわかり、「どの製品を購入したらいいのか迷わずにすむ」(NVIDIAエマージング・テクノロジのジェネラルマネジャー、ジェイソン・ポール氏)という。

 認定プログラムの参画メーカーは、acer、Dell(ALIENWARE)、ASUS、Amazon.com、ELSA、GIGABYTE、MSIなど。

 NVIDIAのGPUにはMaxwellアーキテクチャが使われており、これはVRを念頭に開発されたものだという。高いフレームレートを実現すると共に、画質を落とさずにレイテンシを低減、パフォーマンスを最大で50%も高められるNVIDIA Multi-Res Shadingなど、独自のVR機能も搭載。MaxwellクラスのGTX GPUと、Game Readyドライバ、ゲーム開発者向けソフトウェア・ツールのNVIDIA GameWorks VR/DesignWorks VRを組み合わせる事で、「パフォーマンス最速、レイテンシ最小のVR体験が得られる」としている。

(山崎健太郎)