J:COM BSは10月から24時間放送へ。「グループの力を結集したチャンネルを目指す」

JCOM BSの伊藤彰伸常務取締役は10日、A-PAB(一般社団法人放送サービス高度化推進協会)の記者発表会に登壇し、7月1日から放送開始したBS新チャンネル「J:COM BS」について、10月から24時間放送することを発表。「(JCOM)グループの力を結集し、お客様に楽しんで頂けるチャンネルにしていきたい」と語った。

J:COM BSは、BS松竹東急の放送事業を継承する形で、7月1日から放送を行なっているBS2Kのチャンネル。BS放送が受信できる環境であれば、無料で視聴できる。チャンネル番号はBS260ch。

伊藤氏は「名前を変えて放送を継続することを発表したのが6月18日。7月1日の開局にあたってほとんど時間が無い状況だったこともあり、現在は1日14時間という暫定的な編成をとっているが、今年の10月にはきちんと24時間、お客様にお届けする形に持っていきたい」とコメント。

また、新聞やガイド誌などへ提供してきた日間・週間・月間の番組情報に関しても、順次提供を再開するように準備中。ホームページも来月を目途に更新し、番組情報を掲出するという。

10月からは24時間編成を目指す。“局ロゴ”も「現在制作中」(伊藤氏)とのこと

「J:COMはこれまで『チャンネル銀河』、『J SPORTS』、『ゴルフネットワーク』、そしてコミュニティチャンネルである『J:COMチャンネル』『J:テレ』を運営し、提供エリアの皆様へお届けしてきたが、全国波の無料放送は初めてのチャレンジとなる。7月の第1週には、J SPORTSで放送している“ツール・ド・フランス”をJ:COM BSで放送する試みも行なった。こうした形で皆様に楽しんで頂けるチャンネルを、10月をめどに作り上げたい」と語った。

JCOM BS株式会社 常務取締役 伊藤彰伸氏