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トップウイング、国内製造のDCリニア電源。オーディオ機器からミニPCまで対応
2025年8月4日 14:00
トップウイングサイバーサウンドグループは、フォノ系機器から大容量が求められるミニPCまで幅広く利用できるというDCリニア電源「DC POWER BOX」3モデルを8月7日より順次発売する。5V/5A、12V/5A、19V/5Aの3モデルで、価格はいずれも55,000円。
発売日は、12V/5Aの「DC POWER BOX 12V」が8月7日、5V/5Aの「DC POWER BOX 5V」と19V/5Aの「DC POWER BOX 19V」が9月5日。
DC出力を1系統搭載したDCリニア電源。内部には、十分な電源容量を持つRコアトランスと必要最低限のレギュレーター回路を搭載することで「期待を裏切らない性能と癖のない高品位な音質を実現した」という。
近年では電源のユニバーサル化や省エネなどの観点から、ACアダプターを用いたDC入力で動作する製品が多くなっており、オーディオ市場においても珍しくなくなってきている。
一方で、同社は「製品付属ACアダプターの品質は、2025年現在においてもオーディオ機器の電源として満足する品質とはいいがたいというのが共通認識といえる」と指摘。DC入力製品はACアダプターを変えることで飛躍的に音質が向上するとし、「DC POWER BOXは、付属ACアダプターと置き換えることでDC入力製品の真価を引き出す」と謳う。
内部回路は、基本に忠実かつ、現代のデジタルオーディオ製品でも十分に対応できることを目指して設計。トランスには、他方式に比べて応答性が高く、大電流時でもひずみや唸りが少ないのが特長の、大容量のRコア型を採用した。磁束漏れなど外部への影響についても考慮したという。
またリニア電源でも、後段にスイッチングレギュレーターや大容量コンデンサーバンクを搭載する製品も少なくないが、それらの回路にも個性があると同社は指摘。DC POWER BOXでは「安定したDC出力を供給する」という目的に立ち返り、あえて必要最低限の構成を採用。これにより「リニア電源の良さ、ひいてはトランスの良さを活かしたクセのない音質を実現した」としている。
電源製品は、万が一故障が発生すると接続機器にも影響する可能性があるため、製品は日本国内で製造。その品質はイタリアのオーディオメーカーであるVolumioから認められ、DC POWER BOX 5Vは同社対応製品の推奨アップグレード電源に選ばれている。
DC出力のコネクタ仕様は2.1mm/5.5mm、センタープラス。消費電力はDC POWER BOX 5Vが80VA、DC POWER BOX 12Vが140VA、DC POWER BOX 19Vが180VA。
外形寸法は210.4×248×70.2mmで共通。重さはDC POWER BOX 5Vが約3kg、DC POWER BOX 12Vが約3.7kg、DC POWER BOX 19Vが約3.9kg。