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NICEHCK、日本製フィルムコンデンサーを採用した8ドライバ構成イヤフォン

「NX8 Special Edition」

フォーリーフは、中国・NICEHCKの有線イヤフォンで片側8基のドライバーを搭載したハイブリッド型「NX8 Special Edition」を、8月1日に発売した。価格はオープン、市場想定価格は38,660円前後。

既発売の2024年12月に発売した有線イヤフォン「NX8」をベースに、高域フィルターに日本製フィルムコンデンサーを使うことでクリアさを高め、プラグ部分は要望が多かったという3.5mm/4.4mmの交換可能タイプに変更、筐体は新しい星空模様のフェイスプレートを採用した。

ドライバー構成は、低域用のダイナミックドライバー(DD)×1、中域用のバランスド・アーマチュアドライバー(BA)×2、高域/超高域用のBA×4、超高域用のピエゾドライバー(PZT)×1。「低域はDDにより力強く深い音質で、中域はBAによりボーカルと楽器が繊細に表現され、高域から超高域はBAとPZTがうまくつながることで、自然で滑らかな音質を表現している」という。

各帯域は丁寧に最適化されており、バランスの取れた周波数分布を実現。NX8と比べても、低域は維持しつつ、中高域を最適化し、超高域のエネルギーをアップさせることでボーカルやオーケストラ音楽をより楽しめるようになったとのこと。

再生周波数帯域は20Hz~30kHz、インピーダンスは19Ω、感度は109dB。

プラグは3.5mm/4.4mmの交換式になった

ケーブルは高性能な単結晶銅・銀メッキ混合素材で、イヤフォン側コネクタは0.78mm 2Pin。上述のとおり、プラグは3.5mmアンバランス、4.4mmバランスの交換式で利用シーンにあわせて簡単に調整できる。ケーブル長は1.2m。

筐体フレームはアルミニウム合金製で、星空模様のフェイスプレートは3Dプリントの樹脂キャビティを採用している。

4種のハイエンド素材採用のケーブルも発売

「Dragon Scale Pro」

またフォーリーフは、同じくNICEHCKの交換用イヤホンケーブルとして、4種類のハイエンド導体素材を採用した「Dragon Scale Pro」と、7N単結晶銅と7N銀メッキ単結晶銅を使った「Ace Lilac」を、8月1日に発売した。いずれも価格はオープン、市場想定価格はDragon Scale Proが25,000円前後、Ace Lilacが17,600円前後。

Dragon Scale Proは、8N単結晶銅箔+フラット銀パラジウム合金箔+自社開発合金銅+高導電性銅合金を組み合わせることで「圧倒的なサウンドステージと大幅に向上したクリアさと解像度、全周波数帯域で卓越した音の密度を実現した」というケーブル。

ケーブルは衝撃を吸収するネット素材に覆われている。イヤフォン側コネクタは0.78mm 2Pin、プラグは4.4mmバランス。コネクタは5N銀メッキ無酸素銅、プラグは金メッキ無酸素銅を採用している。

「Ace Lilac」

Ace Lilacは7N単結晶銅と7N銀メッキ単結晶銅素材を採用してコストパフォーマンスを高めたケーブル。ケーブルはライラックカラーで「爽やかで高いデザイン性を備えているので、多くのイヤフォンとも相性が良い」という。

イヤフォン側コネクタは0.78mm 2PinとMMCXの2種類が用意される。プラグは4.4mmバランスで共通。