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ソニピのIMAX Enhancedタイトルが数百追加へ。26年は欧州の東芝&ハイセンスTVもサポート

DTSおよびIMAXは8日、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)のIMAX Enhancedコンテンツを数百作品追加する計画を発表した。また2026年初頭から順次、英国やドイツで展開する東芝・ハイセンスブランドの一部テレビでもAVOD(広告掲載型の動画配信)サービスを通じてIMAX Enhancedが楽しめるようになる予定。

IMAX Enhancedは、デジタルリマスターされた映像とDTS:Xでエンコードされたイマーシブサウンドを組み合わせ、あらゆる所で映画館のような体験ができるように設計された、コンテンツと認証機器を提供するホームエンターテインメント・エコシステム。

IMAX Enhancedを楽しむには、対応するコンテンツと対応する機器が必要。

日本国内では、動画配信サービスの「Disney+」と、ソニーがブラビア向けに展開する動画配信サービス「SONY PICTURES CORE」(旧BRAVIA CORE)で、一部タイトルがIMAX Enhancedバージョンで配信中。IMAX Enhanced対応テレビは現状、ソニーブラビアとTCLの一部製品がサポート。他社のテレビにはDTSデコーダーが搭載されていない。

Xperi チーフ・コンテンツ・オフィサー/ビル・ネイバーズ氏 コメント

ソニー・ピクチャーズエンタテインメントおよびDTS、IMAXは、コネクテッドテレビを通じて消費者に真の映画体験を提供することを目指し、強い協業関係で結ばれています。そして、この度、ソニー・ピクチャーズのIMAX Enhanced作品が倍増することで、映画館で味わえる素晴らしい体験を快適な自宅のリビングルームでより手軽に楽しむことができるようになるでしょう。

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント ニューメディア配信担当 SVP/ピート・ウッド氏 コメント

SPEは、最高品質の体験を提供するという継続的な取り組みの一環として、IMAX Enhancedの最高峰の映像美とDTS:Xが提供するパワフルなイマーシブサウンドを組み合わせることで、家庭用機器でもSPEの作品を制作者が意図したように楽しむことができます。常にIMAX Enhancedが躍進し続けることが、家電メーカー各社が最上級の映像美やオーディオ品質を保証することに繋がり、最終的に差別化を実現しています。

IMAX チーフコマーシャルオフィサー/ドイチ・ジョカンニ氏 コメント

ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは、IMAX Enhancedプログラムへの対応を拡大することにより、プラットフォームにとらわれることなく、われわれが提供しうる最高のエンタテイメント体験を消費者に提供できるということ強調したい。IMAX Enhancedの取り組みを継続することにより、家電メーカーは可能な限り最高のビジュアルおよびオーディオ品質のサポートを保証し、差別化を図ることが可能となりました。