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光城精工、仮想アース搭載カーオーディオ用電源フィルタ入門機「Nve-06」。17600円
2025年10月31日 13:30
光城精工は、カーオーディオ用電源フィルタと仮想アースを組み合わせた「Nve-06」を11月9日に発売する。価格は17,600円。
現行モデル「Nve-05」の下位モデルで、デジタル・シグナル・プロセッサやDSP内蔵アンプなどの小電力機器を対象とした入門モデル。
Nve-05内蔵のノイズフィルタ構成をそのままに、パワーラインの配線を完全基板化。筐体の樹脂化と共に、仮想アース部のアルミ電解コンデンサを2本から1本に変更したことで、小型・軽量、低価格化に成功した。
これまでのカーオーディオ用電源フィルタは、主に大容量の電解コンデンサやチョークコイルとの複合回路で形成。バッテリの電圧変動や比較的低いノイズの周波数帯域に対し大きく貢献、作用してきたという。バッテリの電圧変動は車載電子機器の安定稼働に影響し、カーオーディオ機材の音質面にも大きく作用する。
一方で、ハイブリッドやEV化の波が到来。カーオーディオ機材を含め車載される各種制御電子機器はデジタル化が進み、車内は様々な高周波ノイズで溢れている。
Nve-06は、こうした高周波ノイズ対策に特化。高周波特性に優れたフィルムコンデンサを容量別に配列し、高周波インピーダンスを低減。インバータやスイッチング電源、内部クロックなどから発生されるノイズを抑制、減衰する。
加えて、スティック型仮想アース「ve-02p」に採用されている特殊アルミ電解コンデンサを1本搭載。小型・軽量ながら、広大なGND面積を保有するハイコストパフォーマンスモデルだという。

