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ONIX、真空管デュアルのポータブルDACアンプ「Beta XI2」

「Beta XI2」

MUSINは、ONIXのポータブルDACアンプで、真空管をデュアル構成で採用した「Beta XI2」を、11月14日に発売する。価格は51,480円。7日から予約を受け付けている。

専用ケース「Beta XI2 PUレザーケース」も同日に発売する。価格は2,970円。こちらも予約受付を開始している。

「Raytheon JAN6418真空管」をデュアル構成で搭載したポータブルDACアンプ。真空管パーツは、数カ月のテストを経て開発したマイクロフォニックノイズを抑制する制振サスペンションを使って、製品基板にマウントされている。

「ONIXの得意とする繊細で表現力豊かなチューニングと、真空管が得意とする温かみと音の広がりを感じるサウンドフレーバーが合わさることで、さらに深みのあるONIXサウンド」を実現したとのこと。

DAC部は、前モデル「Alpha XI1」から「CS43198」のデュアル構成を継承。最大768kHz/32bitまでのPCM、DSD 512に対応し、5種のデジタルフィルターも利用できる。

アンプ部には「OPA1662×2+BUF634A×4」を採用し、パワフルな出力性能と、ノイズレスで透明度の高いサウンドを実現している。

筐体デザインは、ONIXではボックスシェイプが定番だが、Beta XI2ではサイドがラウンドしたデザインを採用。このラウンド部に内部基板の両サイドに搭載されたRaytheon JAN6418が覗けるスリットウィンドウを備えることで、真空管パーツの光を眺められるデザインに仕上げられた。

出力端子は4.4mmバランスと3.5mmシングルエンド。出力電力はトランジスタ駆動時、Low Gainで4.4mmバランス180mW@32Ω、3.5mmシングルエンド45mW@32Ω。真空管駆動時は4.4mmバランス152mW@32Ω、3.5mmシングルエンド37mW@32Ω。

USB Type-Cコネクタを採用し、製品にはハイグレードのOTGケーブルとして「ONIX OL1 C to C」が付属する。UAC2.0とUAC1.0(Game Mode)の切り替えも可能で、UAC1.0に変更すると、ゲーム機とも接続できる。

外形寸法は69.8×39×14mm、重さは約45.3g。

同日発売のPUレザーケースは、衝撃・擦れからBeta XI2の外装面を保護できるスリーブタイプの専用ケース。「高級感のある質感とブラックカラーは、製品を安全に持ち運べるだけではなく、よりファッショナブルに利用いただくことを叶える」とのこと。