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手のひらサイズのDAPや、初音ミクコラボDAP、iBasso Audio初デスクトップヘッドフォンアンプ「Kunlun」

ポータブルオーディオの試聴・体験イベント「ポタフェス 2025 冬 秋葉原」が13日開幕。会期は12月13日、14日の2日間で、会場はベルサール秋葉原 B1F・1F・2F。ここではミックスウェーブ、MUSINなどのブースをレポートする。

ミックスウェーブ

ミックスウェーブでは、初音ミクとのコラボモデルが注目を集めている。

M500 Hatsune Miku Edition

HiBy DigitalのDAP「M500 Hatsune Miku Edition」は、2026年1月下旬発売予定。価格はオープンで、市場想定価格は54,800円前後。

初音ミクとのコラボレーションを記念した、期間限定生産のエントリーDAP。筐体デザインは、初音ミクをテーマにした限定カラー仕上げ。ミクを象徴するペールブルーグリーンを基調に、側面の物理ボタンに鮮やかなピンクレッドを組み合わせた。

背面ガラスパネルにはコラボアートを想起させる幾何学パターンをあしらい、新デザインコンセプト「CYBERCUBE」に基づくレトロフューチャーなグラフィティ調デザインを採用。UIはフルカスタム仕様で、ミクの髪色をイメージしたブルーグリーンをメインカラーに、髪飾りを思わせるピンクをアクセントとして配置している。

専用のコラボ版HiBy Musicアプリも「初音ミク」テーマの特別スキンを採用し、100種類以上の「ちびミク」イラストが、起動・終了やヘッドホンの抜き差し、充電、音量調整などさまざまなシーンでアニメーションとして登場する。

国内向けには、初回台数限定の特典付きパッケージが用意され、日本国内300台限定で「限定缶バッジ」と「限定レザーケース」が付属する。

HiBy Digital×初音ミクコラボIEM「YUME」は、12月15日19時より公式サイトにて予約を開始し、2026年1月下旬より発送の予定。価格はオープンで、市場想定価格は29,980円前後。

HiBy Digital×初音ミクコラボIEM「YUME」

アルミニウム合金が主の筐体デザインは、初音ミクのビジュアル要素を融合したもので、高精度CNC加工により細部に至るまで滑らかな質感と精巧な仕上がりとなっている。装着性にもこだわり、耳になじむ快適なフィット感。視覚的美しさとブランドアイデンティティの両立を目指したという。

初音ミクをイメージしたイヤフォンケースも同梱され、初回台数限定の特典にはイラストレーターTID氏描き下ろしの「限定アクリルスタンド」が付属する。

根本からYUME専用に再設計したという10mmダイナミックドライバを採用。J-POPを中心とした幅広いジャンルに最適化した“特別な音作り”をしたモデルという。

Campfire Audio

Andromeda 10 Green

Campfire Audioから、国内初展示されたのは「Andromeda 10 Green」。10基のBAドライバを搭載。筐体はCNC加工されたアルミニウム製。Campfire Audioとして初代IEM誕生から10周年の歩みを締めくくる新イヤフォンだとういう。

MUSIN

MUSINのブースでは、SHANLING、iBasso Audio、iBasso Jr.、ONIX、TWISTURA、TOPPING、MUSIN ORIGINALといった各ブランドの新モデルを紹介している。

ONIXの小型DAP「Tocata XM2」

注目は、国内初展示となる、ONIXの小型DAP「Tocata XM2」。82×65×18mmというコンパクトなボディだが、Cirrus LogicのDACチップ「CS4308」を採用し、I/V変換回路には同社独自のBrightonアーキテクチャを搭載した。

ONIXのブリティッシュチューニングを継承しつつ、アンプ部にはSGM8262-2オペアンプを2基搭載した“ピュアプレーヤー”だという。

最大出力は800mW@32Ω。携帯性と駆動力を両立した「コンパクトハイパワープレーヤー」として仕上げられている。

カラフルなケースも用意している

SHANLING「UA7」は、12月19日発売のポータブルDAC/アンプ。ESSのDACチップ「ES9069」に加え、デュアル「JAN6418」真空管を搭載。「豊かな真空管フレーバー、心地よいサウンド」が楽しめるという。価格は44,550円。

SHANLING「UA7」

DACチップはES9069を電流出力モードで採用。2基の「OPA1612」オペアンプも搭載。真空管はJAN6418×2。カスタマイズショック吸収構造を採用し、真空管を保護。高弾力性を備えた振動吸収素材が衝撃・振動を吸収し、マイクロフォニックノイズを効果的に低減している。

ヘッドフォン出力は、3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス。4.4mmバランス出力は、最大577mW@32Ωの高い駆動力を持つ。High/Lowの2段階のGain切り替えも可能。

iBasso Audio「DC04U」

iBasso Audio「DC04U」も製品版を国内初展示。CS43198をデュアル構成で採用したポータブルDAC/アンプ。アンプ部には独立4chバランスアンプ回路を新たに搭載し、iBasso DC04シリーズの新モデルとして登場した。

独立4chバランスアンプ回路の採用により、最大出力は980mW@32Ωまで向上。また、アンプ回路の電圧を±4~6Vの範囲で0.1V刻みで可変できる。

iBasso Audio初のデスクトップヘッドフォンアンプ「Kunlun-クンルン-」

iBasso Audio初のデスクトップヘッドフォンアンプとして、窒化ガリウムトランジスタを搭載した「Kunlun-クンルン-」も登場。12月19日発売で、価格は103,950円。

窒化ガリウムトランジスタ(GaN FET)をデスクトップヘッドフォンアンプに応用することで、従来のMOS-FETやトラジスタを凌駕する電子移動度を誇り、より高い電子速度と低い導通損失を実現している。

縦置き、横置き、どちらにも対応する

GaN FETのゲート・ドレイン間の電荷(QGD)は、MOS-FETよりも大幅に低く、より高速なスイッチング速度を目指し増幅回路に応用。結果として過渡応答、ダイナミクス性能、制御性が向上。出力段に8個のパワートランジスタ、そしてヘッドフォンアンプの駆動段には合計32個(16×2構成)のトランジスタが構築するディスクリートアンプを採用。バランス出力モード時の最大出力は7,400mW + 7,400mW@32Ωを実現した。

TWISTURA、10BA搭載イヤフォンのプロトタイプイヤフォン。外観は最終ではない

TWISTURAからは、10BAドライバ搭載イヤフォンのプロトタイプモデルを国内初展示。詳細は未定だが、ユーザーからの意見を製品にフィードバックするために出展したという。

SHANLINGと水月雨がコラボしたポータブルCDも登場

SHANLINGのコーナーには、水月雨とコラボしたポータブルCDプレーヤー「EC Zero T Crossover」も参考展示されている。ベースはSHANLINGのEC Zero TというCDプレーヤーだが、音のチューニングに水月雨が協力、デザイン面も水月雨らしいものになっている。

「EC Zero T Crossover」の背面

JBL

JBLのブースでは、14日に第4回「ポタフェス FAV道場破り」を開催予定。FAV gamingメンバー4名に加えて、スペシャルゲストとしてネモ選手、フェンリっち選手、べてぃさん、音無えりなさんが出演。

使用タイトルは「餓狼伝説 City of the Wolves」。会場ではゲストを迎えた3on3エキシビションマッチや来場者との組手、ファン交流会などを実施する。

他にも、一般販売が開始された、耳をふさがないオープンイヤーのフラッグシップ「JBL Sense Pro」も紹介。16.2mm径のDiamond-Like Carbon振動板を採用したダイナミックドライバを搭載。JBLならではのクリアでパワフルなサウンドを体験できる。

一般販売が開始された、耳をふさがないオープンイヤーのフラッグシップ「JBL Sense Pro」

HUAWEI JAPAN

進化したイヤーカフ型「FreeClip 2」

HUAWEIブースの注目は、進化したイヤーカフ型「FreeClip 2」。昨日GREEN FUNDINGでプロジェクトが開始されており、期間は2026年2月1日まで。一般発売時の市場想定価格は27,280円前後だが、クラウンドファンディングでは最大22% OFFの早割プランなどが用意されている。

24年2月に一般発売された「FreeClip」の後継機種。アコースティックボール、コンフォートビーンズ、それらをつなぐC字型のブリッジで構成された「C-Bridgeデザイン」は継承しつつブラッシュアップ。重さは初代から9%軽量化され、イヤフォン片側5.1gとなったほか、体積も11%削減され、装着感がさらに軽くなった。

ブリッジ部分は、高性能形状記憶合金を、肌に優しく柔らかな液体シリコンで覆う仕様。弾性を25%高めることで、長時間でも快適に装着できる。耐久性も確保しており、25,000回以上の折り曲げテストでも変形しないという。これはユーザーが3年間、毎日10回着け外しする回数に相当するとのこと。

beyerdynamic

beyerdynamic DT 270 PRO

メディア・インテグレーションのブースでは、発売されたばかりのbeyerdynamicヘッドフォン「DT 270 PRO」に注目が集まっている。

レコーディング、モニタリング用に使えるコンパクトな密閉型スタジオヘッドフォン。価格は18,480円と、本格的なスタジオサウンド、快適なベロアイヤーパッド、高品質な作りを採用しながら、手頃な価格を実現しているのが特徴だ。

さらに、ブランド初となるDJ向けヘッドフォン「DJ 300 PRO X」が日本国内初展示。小さめのイヤーパッドと、大きめのイヤーアクセサリーが付属。交換することでオンイヤーにも、オーバーイヤーにもなり、様々なスタイルにマッチできるDJヘッドフォンとなっている。

ブランド初となるDJ向けヘッドフォン「DJ 300 PRO X」。写真は小さいタイプのイヤーパッドを取り付けたところ