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Valerion、“漆黒”を映す4Kレーザープロジェクタ。Makuake先行発売

「Valerion VisionMaster Max」

Valerion Japanは、独自システムで“漆黒”を映し出すというRGBトリプルレーザーの4Kプロジェクター「Valerion VisionMaster Max」の先行販売を、12月16日よりクラウドファンディングサイトのMakuakeで開始した。一般販売予定価格は792,646円だが、150台限定で41% OFFの450,000円で購入できる超早割などのプランを用意する。製品は2026年1月末までに配送予定。プロジェクト期間は2026年2月27日22時まで。

Valerion VisionMaster MaxのMakuakeプロジェクトページ

米クラウドファンディングサイトのKickstarterで、歴代でもっとも多く支援を集めたプロジェクトとして総額16億円強を達成したというプロジェクター。「“黒の美しさ”を極限まで磨き上げた独自技術が、常識を覆すシネマ級の映像体験をもたらす」という。

独自開発のNoirSceneシステムにより、立体感のある黒表現を実現。EBLアルゴリズムと6段階精密IRIS、迷光を抑えるブラックコート構造で黒階調をコントロールする。

これにより、コントラスト比50,000:1を実現。上述の6段階精密IRISにより、輝度が安定し、より深く自然な黒と豊かな階調表現、シーンを通して一貫した明るさを実現した。

独自のAnti-RBE技術により、DLP方式で起こりやすいレインボーエフェクトを99.99%低減するという。従来のように色を順番に表示するカラーホイールを使わず、RGB三色レーザーを超高速で切り替える独自方式を採用。これにより「人の目が色のチラつきを認識せず、自然な色として認識。色ズレや残像を感じにくく、長時間でも目が疲れにくい、クリアでやさしい映像体験を実現した」とする。

輝度は3,500 ISOルーメンで、太陽光が差し込む明るいリビングでも鮮明な映像をキープ。黒つぶれや白飛びを抑えた映像を楽しめる。色域はRec.2020を110%カバー。ISF認定キャリブレーションとダイナミックトーンマッピングにより、シーンごとの輝度と色を最適化して、深みのある映像を作り出すという。

0.9-1.5:1の光学・デジタルズームと±105%の垂直レンズシフトにより、40~300型までの大画面を投写可能。外付けレンズとを使うと最大2.0:1までスロー比を拡張できるほか、特許取得のバヨネットマウントにより、市販レンズやアナモフィックレンズを組み合わせられる。

IMAX Enhancedや、Dolby Vision、HDR10+、Filmmaker Mode、Active 3D、Dynamic Tone Mappingをサポート。音声面では、DTS Virtual:X、DTS:X、Dolby Audioに対応する。内蔵スピーカーはDTS Virtual:X対応で、出力は12W×2ch。

入力遅延は1080P@240Hzで4msの超低遅延を実現。4:3/16:9/21:9/32:9 のワイド表示にも対応し、ゲームも楽しめる。

OSはGoogle TVで、NetflixやYouTube、Prime Videoなど各種動画配信サービスアプリが利用できる。AirPlay 2、Chromecast、Miracastにも対応しており、スマートフォンの写真や動画をミラーリングすることも可能。

Google Home、Apple HomeKit、Amazon Alexaといったスマートホームとも連携でき、音声操作が可能。再生・切り替え・設定変更などをスマートにコントロールできるという。

入力はHDMI 2.1が2系統とeARC対応のHDMI 2.0が2系統。USB 3.0×1、USB 2.0×1を備えるほか、Wi-Fi 6E、Bluetoothも利用できる。動作音は最大出力時32dB。外形寸法は260×186×234mm、重さは7.5kg。

Valerion VisionMaster MaxのMakuakeプロジェクトページ