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VALERION、最大300型で投写できる最上位プロジェクタ。イヤフォン、ヘッドフォン試聴も
2025年11月20日 15:00
メディア総合イベント「Inter BEE 2025」が千葉・幕張メッセにて開幕。11月21日まで行なわれ、入場料は無料だが、登録入場制となっている。ここではVALERION、ゼンハイザーなどのブースをレポートする。
VALERION
VALERIONのブースでは、12月よりクラウドファンディングサイト「Makuake」にて先行販売を予定しているフラッグシッププロジェクター「VisionMaster Max」を展示。
黒レベル表現とレインボーエフェクト除去テクノロジー、没入型ワイヤレスサラウンドサウンドが特徴の4Kホームシネマプロジェクターで、一般価格は約70万円を予定している。
独自のEBL(Enhanced Black Level)を搭載し、有効時はコントラスト50,000:1を実現。フレームごとの奥行き、暗部のディテールに加え、情緒的な没入感が特徴という。
輝度シーンで入射光を精密制御する機械式アイリス、EBLアルゴリズム、迷光シールドを統合する独自のNoirScene Systemで、暗部の表現を明瞭に描写できる。明るさは3,500 ISOルーメン。
投写サイズは40型から最大300型まで。レンズ交換も可能。補助レンズを装着することで、プロジェクターを離れた場所に置いても、標準時と同じ画質、投写サイズで映すことができる。
会場では、VisionMaster Max専用のワイヤレスDolby AtmosシステムのThunderBeat 5.1.2と組み合わせて展示。表面にホワイトマットを採用した同社のスクリーンを使用することで、周囲の光で明るい会場内でも明瞭な投写映像が楽しめるという。
ブースの外側では、レースゲームを体験できるほか、ブース内部で3D映画コンテンツの視聴も行なえる。
ゼンハイザー/ノイマン
ゼンハイザーブースでは、プロ向けのワイヤレスマイクシステム「EW-DX」が1.2GHzに対応した新モデルを展示している。なお、日本での発売時期と価格はともに未定。
1.2GHz帯に対応したことで、従来のテレビホワイトスペース帯に加えて、地上波放送との共用を回避した専用帯域での運用が可能。電波の混雑や地域差の影響を受けにくく、全国各地のライブツアーや放送・劇場など、あらゆるワイヤレス運用の現場で安定した通信環境を実現する。
ノイマンでは、Apple Vision Pro向けの空間オーディオポジショニングアプリ「VIS(Virtual Immersive Studio)」の紹介エリアを用意。実際の体験スペースなどはないが、担当者から説明を受けることができる。
Mac向け音楽制作ソフトウェア「Logic Pro」を拡張現実空間で直感的に操作できるようにしたもので、3D空間の中で音源を「見て」「触れて」「動かす」ことができ、直感的なミキシングが可能になる。
そのほか、日本限定モデルのマイク「U 87 Ai Sakura」の試作機を参考出品している。
ゼンハイザーの新製品コーナーでは、カーディオイド型マイク「MKH 8040」と、双指向型マイク「MKH 8030」を組み合わせて、360度の音を収録できるマイクのセッティング例などを展示。各マイクの設定や、収録された音のミキシング方法なども確認できるようになっている。
イヤフォン/ヘッドフォン試聴コーナー
プロユースのイヤフォン、ヘッドフォンの試聴が行なえるX-Headphoneコーナーには、アユートやSTAX、オーディオテクニカ、ヤマハが出展。
アユートブースでは、MaestraudioとFitEarのコラボイヤフォン「STAGEAR」が参考出展。12月中発売予定で、価格は27,500円を予定している。
今冬発売予定のヘッドフォンULTRASONE「Signature PURE BLACK」も参考出展。価格は33,000円を予定している。
このほか、Maestraudio「MAPro1000 II」や、qdc「Frontier」「SUPERIOR」などの定番イヤフォンも試聴展示している。










