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ドイツ「FINK team」上陸。第1弾はスタンド一体型スピーカ「KIM」

スタンド一体型スピーカー「KIM」

タクトシュトックは、ドイツのスピーカーブランド「FINK team」の取り扱いを7月1日から開始する。取り扱い第1弾製品はスタンド一体型スピーカーの「KIM(キーム)」で、価格はペア187万円。詳しい製品情報や発売日は追ってアナウンスされる。

FINK AUDIO-CONSULTINGのスタッフたち

FINK teamは、カールハインツ・フィンクが主宰するブランド。フィンクはスピーカーユニットとスピーカーを専門に設計するFINK AUDIO-CONSULTINGを1986年に設立後、35年以上に渡り、Q Acousticsやデノン、マランツなど35社以上のスピーカーやユニットを設計してきた実績を持つ。

ブランド誕生きっかけは、長年親交のあった故・石渡健氏が自身の新しいアンプを発表するにあたり、最適なスピーカーを製作してほしいと相談したこと。これを受けてフィンクが製作したコンセプトモデルは大きな反響を呼び、同ブランドのトップモデル「WM-4」として発売された。WM-4はその大きさと高額さから、現在は受注生産の特注モデルになっている。

メインモデル「BORG」

その後、2018年にメインモデル「BORG」を発表。そして2020年末に発表されたのが今回のKIMとなる。2ウェイ・バスレフ型のスピーカーで、110mm径のAMTツイーターと、203mm径パルプコーンを搭載。再生周波数帯域は35Hz~25kHz、インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は2,200Hz、重さは固定スタンドを含めて25.1kg。

仕上げはWhite/Steel Grey Front、White/American Walnut、Amarra/Black Front、Matt Blackの4種から選択できるほか、特注色も用意する。

またメインモデルのBORGについても495万円(ペア)で、2021年内の発売が予定されている。

「BORG」(左)と「KIM」(右)