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Netflixにマツコ・デラックス番組。2026年新作ラインナップイベント
2026年1月28日 19:00
Netflixは27日、2026年日本の新作配信タイトルを紹介するラインナップ発表会「Next on Netfilx 2026」を開催、そのイベントレポートが届いた。柴咲コウと赤楚衛二のW主演映画「余命一年、男をかう」や、韓国の人気ウェブトゥーンを実写化した「喧嘩独学」のほか、マツコ・デラックス主演のオーディション番組「ブラックオークション〜禁断の入札」の初解禁タイトルが発表された。
イベント冒頭のプレゼンテーションでは、Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデントである坂本和隆が登壇。
「Netflixは“クリエイティブファースト”の信念のもと、日本のクリエイターとともに挑戦を重ね、各ジャンルにおいて多くの魅力的な物語を制作してきた。日本発作品のグローバルでの総視聴時間は2025年下半期において、過去最大へと成長。2026年は『多彩さ』と『大胆さ』をさらに推し進め、実に幅広い物語を展開する」と意気込みを述べた。
なお、同イベントで発表された京都アニメーションの新作アニメ「二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-」、アニメ「刃牙道」、「超かぐや姫!」、シリーズ「九条の大罪」、「地獄に堕ちるわよ」および東宝スタジオとの新契約締結に関しては、個別の記事を掲載している。
アニメ
アニメラインナップ紹介のパートでは、Netflixコンテンツ部門アニメ担当の山野裕史が登壇。
「世界のNetflixメンバーの2人に1人がアニメを楽しんでいます。Netflixはこれまで、国境や文化の垣根。それらを越え、日本の多彩なアニメを、広く、深く、世界中に届けて来ました。アニメだからこそできる表現があり、世界中の人の心を打つ物語があります。これからも、クリエイター、スタジオのみなさまと、新たな物語を届けるため様々な挑戦をしていきます」と語った。
日本独占配信中のシリーズ「炎炎ノ消防隊 参ノ章」第2クール。週刊少年マガジンにて連載され単行本の世界累計発行部数は2,000万部を突破した大人気コミックスが原作の炎が導く灼熱のダークファンタジー。
「プリズム輪舞曲」は世界独占配信中のアニメ。「花より男子」の神尾葉子が原作、キャラクター原案、脚本を手がけた。
3月に世界独占配信するシリーズ「BEASTARS FINAL SEASON」Part2。肉食獣と草食獣が共存する世界を舞台に、悩めるハイイロオオカミの青年・レゴシ(CV:小林親弘)が種族間の違いに葛藤しながら成長していく“動物版青春ヒューマンドラマ”の最終章。
3月19日より1st STAGEの独占先行配信がスタートするシリーズ「スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険」。
本作では、アニメでは難しいとされる“馬”の表現に挑戦。監督らは実際に馬に乗り、馬の動きを徹底的に研究。また、蹄や馬を撫でるような繊細な音までをも収録し使用するなど、長く壮大なスケールの物語を臨場感をもって表現することにこだわりぬいたという。
4月3日より世界配信がスタートするシリーズ「氷の城壁」。LINEマンガ累計閲覧数1.6億回突破(2025年8月末時点)、コミックスの累計発行部数194万部超え(電子版含む2025年8月末時点・集英社ジャンプ コミックス刊)という、熱烈な支持と共感を得てアニメ化が決定した春の話題作。
アンスクリプテッド
Netflixコンテンツ部門アンスクリプテッド担当の太田大が登壇。「生の感情に向き合うことで、ドラマや映画とは違う強い共感が生まれると考えています。参加者の素顔、迷い、勇気。そのひとつひとつのリアリティが、感動を呼び、熱狂を生み出してきました。」とコメント。
「2026年は皆さまに愛されてきたアンスクリプテッド作品の大人気シリーズから続編を制作し、これまで以上にさらに深い人間ドラマを描いた、進化した内容でお届けします」と今後の展開を語った。
1月13日よりシーズン2の配信がスタートした「ボーイフレンド」。シーズン1は日本発の男性同士の恋愛リアリティショーとして初の挑戦で話題となり、Glen CheckによるテーマソングもSpotifyバイラルチャートに入るなどヒット。
シーズン2も配信開始直後から国内外で大きな反響を呼んでいる本作は、10人のボーイズが冬の雪景色の北海道を舞台に、前回の倍となる約2カ月間の共同生活を送る。より長い時間を共に過ごすことで、恋愛や友情といった人間関係の変化をより深く捉えるとともに、季節の終わりと始まり、その移ろいまでも丁寧に描き出していく。
35歳以上の男女が人生最後の愛を探す恋愛ドキュメントバラエティ「あいの里」シーズン3。新メンバーは富士山の麓にある牧場の牛舎を改築したヴィンテージハウスにて、不器用ながらも美しい、大人たちの等身大の恋愛模様が描かれる。
ヤンキーたちの恋愛を描いた「ラヴ上等」。「これまで見たことのない恋リア」「度肝を抜かれた」と大きな話題を呼んだ本作のシーズン2が、2026年に制作・配信されることが発表された。
マツコ・デラックスが出演する、Netflixシリーズ「ブラックオークション ~禁断の入札~」。地下空間に突如現れる秘密の社交場を舞台に、選ばれし者だけが落札者として招かれるオーディション番組。果たして出品されるものは――。
映画・シリーズ
Netflixコンテンツ部門実写担当の髙橋信一が登壇。「2026年も私たちは、クリエイティブの限界に挑み続けます。キャラクタードラマ、SF、昭和史、ダークヒーロー、ジェンダー/セクシュアリティ、美容整形、ヒューマンコメディなど、これまで描かれてこなかったテーマにもぜひご注目ください」と語った。
4月2日に配信がスタートする「九条の大罪」、「地獄に堕ちるわよ」を含む計13作品が紹介された。
2026年配信予定のシリーズ「ダウンタイム」は美容整形の光と闇を、華やかに、苛烈に描き出す医療ヒューマンドラマ。主演に松岡茉優、共演に仲里依紗、そして監督にはYuki Saitoを迎え、豪華絢爛な美容整形の世界、その裏で渦巻く美と金への欲望を描く。
シリーズ「ソウルメイト」は、5月14日の配信日が新たに解禁された。磯村勇斗とオク・テギョンのW主演で、互いの孤独に引き寄せられた二人の青年が、共に生きようと願った十年を、絡まり合う運命の中で紡がれる、愛と魂の物語。
シリーズ「SとX」では、主演・中島健人がセックスセラピスト・霜鳥壱人に挑む。性にまつわることは、人類共通の関心事。でも、その話題はタブー? 全ての悩める大人に寄り添う、ヒューマン・ラブストーリー。
韓国の大ヒット小説で、日本でも衝撃と話題を呼んだ同名小説の映画化、「僕の狂ったフェミ彼女」。主演は永野芽郁、監督は小林啓一。
映画「余命一年、男をかう」は、本イベントで初めての情報解禁。柴咲コウと赤楚衛二のW主演、脚本に岡田惠和、監督に風間太樹を迎えたベストセラー小説の映画化は“余命もの”の想像を超える、型破りな二人が歩む異色の愛の物語。
「ONE PIECE」シーズン2は3月10日より世界独占配信。尾田栄一郎による日本を代表する世界的人気コミックの実写化、待望のシーズン2は、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が、ついに常識を超えた海“偉大なる航路(グランドライン)”へ!
東宝の伝説的特撮映画を完全オリジナルストーリーでリブートしたシリーズ「ガス人間」。
伝説のカルト的人気コミックの実写シリーズ化した「国民クイズ」。主演に山田孝之、監督に吉田照幸を迎えた本作は、クイズに勝ち抜けばどんな欲望も叶えてくれる究極のディストピアエンターテインメント。
2月10日に配信される映画「This is I」。「アイドルになりたい」と夢を抱く少年ケンジと一人の医師・和田との出会いを描く。
本イベントで初の情報解禁となる5月28日に配信されるシリーズ「喧嘩独学」。世界累計閲覧数22億回を超える韓国大人気ウェブトゥーン初の実写化。
シリーズ「俺のこと、なんか言ってた?」ある日突然、欲求の塊の男がスポットライトを求めて再起を賭けるヒューマンコメディ。
トークパネル
ラインナップ紹介に続いて、映画、シリーズ作品よりそれぞれ、2月10日より配信がスタートする「This is I」、4月27日より配信がスタートする「地獄に堕ちるわよ」のトークパネルが開催された。
主人公・アイ(望月春季)のモデルとなった、はるな愛の性別適合手術を担った医師・和田耕治を演じた斎藤工、松本優作監督、そしてモデレーターとして、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるNetflixコンテンツ部門・佐藤善宏が登壇。
本作の企画のきっかけについて佐藤プロデューサーが「元放送作家の鈴木おさむさんから提案いただいた」と明かし、600人を超える性別適合手術を行なった和田耕治医師の家族の深町公美子さんがまとめた著書「ペニス・カッター」と、はるな愛の自叙伝「素晴らしきこの人生」を参考に、'80~'90年代のダイナミズムと音楽を組み合わせて企画がスタートしたことを説明。
オファーを受けた際の心境を問われた松本監督は「Netflixで監督をすることが一つの夢だったので驚きました。はるな愛さんと和田先生という組み合わせや、二人の人生を知らなかったこともあり、こんな人生を生きられた方がいるんだと驚きました」と振り返る。
本作の持つテーマ、メッセージに関して「今の時代にしっかり映画として出すべき必要性がある物語だと確信した。自分らしく生きる、嘘をつかずに生きることは誰もがしたいと思いつつも難しいこと。特に'80~'90年代は今よりも理解がなく、その中で戦ってきた二人の姿をしっかり描きたいという思いが強くなった」と語った。
さらに、オファーを受けた際の心境を問われた斎藤は「松本監督のファンでもあったので、監督とNetflixという座組み、そして和田先生の著書『ペニス・カッター』というタイトルのインパクトに当初は驚いた」と率直に語る。
「Netflixという強固な母体があって、奥にしっかりとした社会的意味を持った作品。今生まれるべきプロジェクトであり、自分の人生においても、和田先生の思想や未来に向けた作品に関われることを誇らしく思った」と、参加への強い意義をにじませた。
主演の望月春希についてのトークに及ぶと、松本監督は「オーディションは3カ月ほどかけたが、会うたびに成長を感じた。誰よりもパワフルで、絶対に自分がはるな愛役をやるんだという強い気持ちが誰よりも強かった」と起用の決め手を明かした。
斎藤は「これまでのNetflix作品からも生まれてきたライジングスター、まさにスター誕生、ですね。誰よりもまぶしくて、この人にしかできないという輝きがあった。宿る光があった。和田先生の人生がはるな愛さんによって変わったように、僕にとっても望月さんと対峙してお芝居をすることが人生のターニングポイントになったと思えるような瞬間があった」と絶賛。
最後に、配信スタートに向けたメッセージを問われ、斎藤は「完成したものを、はるな愛さんとお母様、そして和田先生のご家族と一緒に見た際、両家とも涙をされて抱き合っていた。それが一つのゴールであり理由だった。はるな愛さんの物語であり、夢を支えることが夢になった和田先生という一人の男性の物語でもある。皆さんの心の奥に届くことを願っている」と披露。
松本監督は「『自分って何なんだろう』という普遍的なテーマであり、一度立ち止まって考えるきっかけになる作品。キャスト・スタッフが一丸となって作り上げた。難しく構えず、エンターテイメントとして楽しめる作品になっているので、楽しんでいただけたら」と締め括った。
主人公を演じた戸田恵梨香、瀧本智行監督、そしてモデレーターとして、エグゼクティブ・プロデューサーを務めるNetflixコンテンツ部門・岡野真紀子、瀧本監督、岡野プロデューサーが登壇。
オファーを受けた心境について問われた戸田は「私には年齢も性格も自分とは似ても似つかない女性なので、とにかく不安を抱いたが、プロデューサーから『細木数子のマネをする必要はない。戸田さんが思うままを演じてほしい』と言われたことが勇気となりました」と当時を述懐。
瀧本監督も「生前の細木数子に対して苦手意識があり、オファーを2度断っていました。しかし、そういう人が撮った方が面白いものになると説得され挑戦してみようと思いました」と振り返る。
撮影中の雰囲気、エピソードを問われると、監督は「衣装合わせの際、最終回の準備稿に納得がいかなかった戸田さんが、私とプロデューサーの元へ現れ、『シナリオはこれでいいんですか?何を訴えたいんですか?』と詰められまして...」と極道の妻のような衣装の着物姿に鬼の形相で抗議を受け慌てたが、それと同時に「この人なら細木数子を演じられる」と確信したと明かした。
これに対し戸田は、「細木さんについて、いろんなものを読み解くと、脚本で描かれていることが穏やかな感じに少し思えて『どうせこの人をやるんだったら激しくやりたい』っていう気持ちがすごく湧いたので、多分必死になりすぎちゃったのかな」と笑いながら話した。
台本作りについても話が及ぶと、監督は「一番大きなポイントは伊藤沙莉が演じる売れない小説家が細木数子の自伝的な小説を書くという、現在軸の中で人生が明らかになっていく構成」と明かした。
長期に渡る撮影を改めて振り返り、戸田は「約半年間の撮影は本当に濃厚で、自分自身も1つの家庭を持って過ごしているけど、もう1つ自分の人生が本当にここにあったなっていう体感がした。10代から60代まで演じてみると、たくさんの出会いと別れがあって、愛しい時間だなあっていう風に思いました」と話す。
最後に、配信スタートに向けたメッセージを問われ、瀧本監督は「色メガネを持って見る方も、怖いもの見たさで逆に見たいっていう方もいらっしゃると思いますが、とにかく1人でも多くの人に見てもらいたい」と語った。
戸田は「見進めていくと、どんどん本当の細木数子が出てきて、「何を抱えていたのか」が見えてくると思うんです。その時にたくさんの方から嫌われてしまった存在だったけれども、すごく孤独なものを抱えていたということも、感じられて。テレビで見てきたこととはまた違う側面の細木さんが見えてくると思うので、最後まで楽しんでいただけたらなと思います」と締め括った。
最後に、再びNetflixコンテンツ部門バイス・プレジデントである坂本和隆が登壇。
「本日のイベントを通して、今年配信される作品への期待が高まり、私たちの熱い想いが伝わっていれば幸いです。Netflixはこれからも皆さんにとって『なくてはならないサービス』、『必要不可欠なパートナー』であり続けることを目指していきます。」と呼びかけた。





























