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眼鏡市場、ディスプレイ搭載スマートグラス「Linse Display」。10月クラファン

発表会場に展示された「Linse Display」。プロトタイプのため、仕様・外観が製品と異なる場合がある

眼鏡市場を運営するメガネトップは、ディスプレイ機能を搭載したARグラス「Linse Display」を発表した。価格は108,182円(税別)で、10月23日よりクラウドファンディングを開始する予定。

Linse Displayでは文字起こしやテレプロンプター、地図ナビゲーションなどが利用できる
テレプロンプターとして使っているところ

両方のレンズ部分にディスプレイを搭載し、会話のリアルタイム翻訳や文字起こし、テレプロンプター機能、視界内に進行方向、目的地を表示した地図ナビゲーションなどを利用できる。ナビゲーションは発売時点で、徒歩と自転車での移動に対応。

地図ナビゲーションを使っているところ

発表会場では、プロトタイプを使ったデモンストレーションも行なわれた。地図ナビゲーションは専用アプリ内の地図アプリを使う仕組み。グラス内のナビゲーション表示は、視界のほぼ全域を使う大画面と、よりコンパクトな小画面のふたつから選択できるようになっていた。

両レンズの間、ブリッジ部分にカメラを搭載。その下にはLEDインジケーターを備える

本体にはカメラとスピーカー、マイクも搭載。カメラはメガネレンズの間にあたるブリッジ部分に搭載。カメラの下部分にLEDインジケーターを備え、撮影中はLEDが点滅するため「気づかれずに撮れる構造にしない設計」を採用した。カメラ画素数は1,200万画素で、縦構図の静止画と動画を撮影できる。

ツル部分にスピーカーを搭載
右ツルの先端に充電用端子を備える

スピーカー搭載により、ペアリングしたスマホ経由での通話や音楽再生などにも対応する。ツル部分にはタッチパネル、ツル下部には物理ボタンも備える。

内蔵バッテリーは200mAh。充電機能を備えたケースも用意する。標準のレンズカラーは無色。なお、メガネ本体は防水非対応。重さは約50g。

あわせてメガネトップは、ARグラス向けディスプレイおよび空間認識エンジンを開発するCellidと業務提携。「Cellidがこれまで培ってきたARグラスの技術で開発面を担い、メガネトップによる商品開発・販売に関する知見と販売基盤を活用することで、ARグラスの商品開発から市場展開まで取り組みます」としている。

「Linse Display」のプロトタイプ。仕様・外観が製品と異なる場合がある

初代スマートグラスは「堅調に推移し、手応え」

メガネトップ商品開発グループの早田直純グループ長。掲げているのがLinse Display

Linse Displayは、メガネトップが同日開催したイベント「あなたが知らないメガネの世界」のなかで発表されたもの。

イベントにはメガネトップ、商品開発部の吉田和弘部長と、商品開発グループの早田直純グループ長が登壇。早田グループ長は2月に発売したカメラ搭載のスマートグラス「Linse」について、「盗撮防止や周囲のプライバシーに配慮した安心安全なスマートグラスとして好評で、発売以来、当初の計画に沿って顕著に推移していて、手応えを感じている」とした。

初代Linseと同様、Linse Displayもプライバシーに配慮した設計

新モデルのLinse Displayについて、早田グループ長は「スマートグラスの新たな可能性を追求した待望の後継機」として紹介。「デバイスでありながら、しっかりメガネとして使えること」にもこだわったといい、鼻パッドはクリングス付きで調整できること、インナーフレームで度付きレンズにも対応することなどを紹介した。

犬の眼を紫外線から守るという犬専用ゴーグル「WANGLASS」

同イベントは眼鏡市場が2026年10月でブランド誕生20周年を迎えることを機に行なわれたもので、傷の自己修復コートを採用したメガネ「i-ATHLETE」(税別22,000円)や、愛犬の眼を紫外線から守るという犬専用ゴーグル「WANGLASS」(税別5,000円)など、眼鏡市場がこれまで展開してきた製品も紹介。

さらに、“メガネの聖地”として知られる福井県鯖江市の「技術の火をこれ以上消してはならないという思いと、鯖江の品質、供給体制を未来に引き継ぐため」に、鯖江にある自社工場を大幅リニューアルし、国内最大級の新マザー工場の建設を進めていることも紹介した。

新工場は27年7月に稼働開始予定で、レストラン、体験コーナーも併設し、一般の人も無料で訪れて、ものづくりを感じてもらえる拠点になるという。

福井県鯖江市はメガネで有名だが、海外製フレームの台頭、人口減少などにより、メガネ関連事業所は減少が続いているという
新工場のイメージ
新工場の内部イメージ。オープンな施設として設置し、一般の人も鯖江のクラフトマンシップを感じられる施設になるという