ニュース

km5、壁掛けできるCDプレーヤー「Cp1」向けに、薄型Bluetoothスピーカー開発。無線でDJプレイ「Mp1」も

左から薄型Bluetoothスピーカー「Sp1」、既発売のCDプレーヤー「Cp1」、インスタントワイヤレスミキサー「Mp1」

km5は21日、壁掛けもできる既発売のCDプレーヤー「Cp1」とマッチする、薄型Bluetoothスピーカー「Sp1」を発表した。CDプレーヤーと同様に壁掛け可能で、今後発売予定。価格は今後アナウンスされる。このSp1は1台でも使用可能だが、2台使ってステレオ再生も可能。カラーはブラックとホワイトを用意する。

さらに、Cp1やスマホとBluetoothでワイヤレス接続し、DJプレイができるインスタントワイヤレスミキサー「Mp1」も今後発売する。こちらもカラーはブラックとホワイト。

カラーはブラックとホワイトを用意する

Sp1

薄型Bluetoothスピーカー「Sp1」

45mm径のフルレンジスピーカー×2基と、パッシブラジエーター×2基、さらにデジタルパワーアンプICを搭載しながら、薄型ボディを実現。サイズはCp1とまったく同じになっている。そして薄型であってもしっかりとした低音と、広がりのあるサウンドを実現したという。

操作ボタンは側面に

Bluetooth接続に加え、ワイドFMチューナーも搭載。ラジオとして使用でき、ロッドアンテナも搭載。さらにmicroSDカードスロットも備え、ラジオの録音も可能。音楽ファイル再生も可能で、再生対応フォーマットはMp3、FLAC、WMA、WAV、AAC、APE。内蔵バッテリーで12時間の再生ができる。AUX入力も搭載する。

ラジオとして使用でき、ロッドアンテナも搭載
microSDカードスロットも備える

1台でモノラルのBluetoothスピーカーとして使用できるが、2台を用意し、Cp1とペアリング、ステレオ再生も可能。Cp1と共に壁掛けでき、リビング、キッチン、アウトドアなど、様々な場所で使用できるという。

重量は490g。

2台を用意し、Cp1とペアリング、ステレオ再生も可能
ストラップも備えている

Mp1

インスタントワイヤレスミキサーMp1

Bluetooth入力を2系統備えた、インスタントワイヤレスミキサー。こちらもサイズはCp1と同じ。Cp1やスマホとワイヤレスで接続し、それらの再生音をミックスした音声を、ワイヤレススピーカーや、Mp1のイヤフォン出力に接続したヘッドフォンで聴くことができる。Sp1×2台に向けてステレオでBluetooth出力する事も可能。これにより、ケーブルが無い、ワイヤレスなDJプレイが可能。

ライン入出力も備えているので、有線接続も可能。3バンドのEQや、フィルターに加え、内蔵メモリを活用することで曲の好きな間隔を繰り返せるループ機能も備える。内蔵バッテリーで最大6時間の使用が可能。

重量は350g。

「Cp1をより楽しむための2製品」

代表取締役 兼 デザイナーの船山達史氏は、BluetoothスピーカーのSp1と、インスタントワイヤレスミキサーMp1について、「Cp1をより楽しむというコンセプトで作り出した2製品」と説明。

代表取締役 兼 デザイナーの船山達史氏

Sp1については、「シンプルなBluetoothスピーカーだが、Cp1とまったく同じサイズで薄型にこだわった。ラジオを搭載したのは、意外にBluetoothスピーカーで、ラジオ搭載の製品が少なかったため。スマホが無いと使えないのは不便だなと思っていたので、ラジオを内蔵した。ラジオ好きな人も、多いではないかと考え、昔ながらの機能だが、他にはないものとして搭載した」という。

さらに、microSDカードからの再生機能も搭載したことで、「2000年代前半、iPodが流行った時に、パソコンに音源を保存していた人達も多いと思う。それをmicroSDに入れれば、スピーカーだけで音楽再生できる」と、スマホが無くても使える利点を紹介した。

Mp1については、「こんな製品があったら面白いかなと、勢いだけで作ってみた製品です」と笑う。船山氏はかつて、パイオニアやオンキヨーで働いてきた経歴を持つが、「パイオニアのDJと言ったらCDJシリーズだが、現在は、CDが入るCDJは無いらしいと聞いたので、こんな製品があったらいいなと思って作りました。今後どうやって売っていけばいいかは未知数ですが、こちらもCp1とまったく同じサイズで、セットにすると親和性が高い。プロ用のDJ機材でワイヤレスのものはほとんどないが、Mp1はワイヤレスで気軽に遊べるものとして開発した」と語った。

このSp1とMp1の登場により、コンポのラインナップが揃うこととなるが、船山氏は「昔のコンポはアンプがあって、プレーヤーがあってというものでしたが、このラインナップが、Km5としてのコンポーネントのスタイルになる。このラインナップで、2027年は展開していけたら」と、意気込みを語った。

発表会には、DJとしても活躍しているtofubeats氏と、水原佑果氏も登壇。トークショーが行なわれた。

tofubeats氏

tofubeats氏は、Cp1とSp1の組み合わせを使った感想として、「CDプレーヤーだけをスピーカーと分離して持ち運べるのが凄く便利でした。今までは、家の中になんとなく“音楽ゾーン”みたいなところがあり、再生する時はそこに移動して操作して、椅子に戻って聴くようなスタイルでしたが、Cp1とSp1はワイヤレスなので、Cp1だけを持って、椅子に座った状態で手元で操作できる。この便利な使い方は、これからの生活でもやっていきたいですね」と語る。

Mp1については、「DJ気分が味わえるだけでなく、Bluetooth機器をまとめるアンプのような使い方ができるのが良いですね。家にあるパソコンなどもふくめ、2つのBluetoothデバイスをMp1と接続して、音量を揃えたり、マージする機械としても使える。めちゃくちゃ便利で、思わぬ使い方があるなと思いました」という。

さらにkm5への今後の要望として、「これらのコンポをオシャレに並べる台が欲しいですね。また、最近は自動車の中でCDを再生できないことが多いので、これを良い感じに車内で固定する台が欲しいです」と船山氏に直訴した。

水原佑果氏

水原氏は、「持ち運べるところと、ワイヤレスで接続できるところが凄いですね。今までの機器はケーブルで接続する必要があって、それが難しくて躊躇してしまう人もいたので。(バッテリーも内蔵しているので)アウトドアで、皆でCDを持ち寄って一緒に聴くみたいなこともできるのも良いですね。デザインも可愛いので、家にあって欲しい。友達と一緒に、もっとCDを集めたいなという気持ちになりました」と語る。

Mp1については、「フィルターを操作してみたのですが、音の臨場感がすごく出ていて、DJブースでも使えるくらいしっかりしていました。ループ機能も良いですね」と評価。

船山氏によれば、Cp1には音飛び防止用のメモリーを搭載しているが、その技術を応用して、Mp1のループ機能を実現しているとのこと。

そしてtofubeats氏は、作品をCDでもリリースしているアーティストとして次のように語った。

「記憶とメディアは結びついていて、モノがない状態で聴く音楽は、記憶に長く残るのが難しいと感じています。(音楽配信で育った)若い人も、記憶と結びつけるようなものを探しているのではないか、頭の中に刻み込む、愛着を注げるような素材を探しているのではと思います」

「僕が、小学校の頃に買ったCDが、まだ手元にあるように、自分の記憶とメディアは結びついている。あのお店で買ったなとか、ライブを見に行ったことも記憶に残る。耳以外で、さわったり、見たりするのが残る感覚が大事だと思います。音楽やる者として、そこは大事にしていきたい。そして、(そんなCDメディアを)楽しんでもらいやすいデバイスができたというのは、ミュージシャン目線としては、すごくありがたいですね」。

tofubeats氏と水原氏が思い出のCDを持ち寄り、Cp1、Sp1で再生。Mp1でループなどをして楽しむ一幕もあった