izo、DAC内蔵ヘッドフォンアンプの“iHA-1 最終型”

-USB入力は24/96対応。パーツ見直しで低ノイズ化


10月26日発売

標準価格:オープンプライス


 株式会社izoは、DAC内蔵ヘッドフォンアンプの新モデル「iHA-1 V2SX」を10月26日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は89,800円。

 DACを内蔵したヘッドフォンアンプで、USBオーディオインターフェイスとしても利用可能な製品。2007年に発売した「iHA-1 V2」の後継モデルで、「今まで蓄積された技術やユーザーからの意見を元に再設計したiHA-1シリーズ最終型」としている。

 新たに、USBオーディオ再生は24bit/96kHzまで対応。デジタル/アナログ部に高品質コンデンサを採用したほか、オペアンプやDACといったパーツの見直しなどでより高音質化を目指してブラッシュアップしたという。

 ツインバッファ/シングル増幅回路を採用。オペアンプはOPA604AU、LME49710で、チューニングにより低ノイズ化を図っている。音色フィルタ部、電源コンデンサにはWIMAのMKP/MKS、パナソニックのFCコンデンサを使用する。ボリュームにはALPSのRK27を使用し、低インピーダンスのイヤフォンでもホワイトノイズやギャングエラーを抑えるとしている。

背面

 アナログ基板とデジタル基板を分離し、新たに三洋のOS-CONを採用したことでもノイズ低減を追求している。搭載DACはバーブラウン「PCM1792」。発振器に新たにTCXO(温度補償型水晶発振器)を採用することで、DACとしての利用時や、複数のデジタル入力を他のアンプに接続する場合でも高音質で音声出力できるとしている。

 入力は光/同軸デジタル、アナログ(RCA)、USBが各1系統。光/同軸デジタル接続時は24bit/192kHzまでの入力をサポートする。定格出力は550mW×2ch(64Ω時)、75mW×2ch(600Ω時)。S/Nは定格132dB。外形寸法は147×180×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は900g。ACアダプタが付属する。



(2009年 9月 11日)

[AV Watch編集部 中林暁]