三洋、輝度6,000ルーメンの液晶データプロジェクタ

　三洋電機株式会社は、液晶データプロジェクタの新製品で、輝度6,000ルーメンの「LP-XM150」を11月20日より発売する。価格は942,900円。また、5,000ルーメンの「LP-XM100」も12月21日より発売する。価格は837,900円。

　ともに0.8型/1,024×768ドット液晶を搭載するデータプロジェクタ。冷却技術を駆使した新光学エンジンにより、LP-XM150は、10kg以下の液晶プロジェクタでは最高輝度となる6,000ルーメンを実現。従来機種(LP-XT35)と比べ、光効率を約20%向上し、大会議室や講堂など明るい場所での投写においても、使用できるとしている。光源は330W。LP-XM100の輝度は5,000ルーメンで、光源は275W。

　2モデルとも、コントラスト比は1,000:1。レンズは光学1.7倍ズーム(F1.8～2.3、f=26.9～45.4mm)で、ズーム/フォーカスはマニュアル。投写サイズは40～400型(投写距離1.3～22.9m)となっている。「上下左右電動レンズシフト機能」や「電動ズーム・フォーカス機能」も搭載する。

　また、台形歪み補正が可能な「コーナーキーストーン補正」や、投写を一時的に中断するときに、ランプとレンズの間にシャッターを下ろして光を遮断する「メカシャッター」、ブレーカーなどから直接電源オフが可能な「ダイレクトオフ機能」なども利用できる。

リア

　入力端子はHDCP対応DVI-D×1、アナログRGB(D-Sub 15ピン×1)、BNC×1(アナログRGB/コンポーネント/コンポジット兼用)、S映像×1、RCA×1(コンポーネント/コンポジット兼用)、アナログ音声×3(うちRCA×1/ステレオミニ×2)。出力はアナログRGB(D-Sub 15ピン)×1、アナログ音声(ステレオミニ)×1。Ethernetも備え、パソコンからネットワーク経由でプロジェクタを制御可能。そのほか、USB端子なども装備する。

　「AMF(アクティブ・メンテナンス・フィルター)」も搭載し、フィルター交換までの時間は約10,000時間。消費電力はLP-XM150が490W(エコ時:0.35W)、LP-XM100は未定となっている。外形寸法/重量は共通で、489.5×434.8×164mm(幅×奥行き×高さ)/9.7kg。リモコンが付属する。