デジオン、DiXiMでメディアレンダラーなどに対応

-アイ・オーの新メディアプレーヤー「AV-LS700」に採用


12月2日発表


 株式会社デジオンは2日、DTCP-IP対応のメディアプレーヤーとレンダラーの両機能を持つ組込み用アプリケーションソフト「DiXiM Media Player」を開発したと発表した。同ソフトは、アイ・オー・データ機器から12月下旬に発売されるネットワークメディアプレーヤー「AV-LS700」のファームの一部に採用されている。

アイ・オーのAV-LS700
 アイ・オーの「AVeL Link Player」新製品として1日に発表された「AV-LS700」は、LAN内のサーバーに保存された動画などのコンテンツを再生できるデジタルメディアプレーヤー(DMP)機能を持つほか、他のデジタルメディアコントローラー(DMC)機器からの再生命令を受け取ってコンテンツを再生するデジタルメディアレンダラー(DMR)機能も搭載。

 DMC/DMRともにDTCP-IPをサポートし、対応サーバーに録画されたデジタル放送の番組も再生可能。さらに、DMR機能についてはWindows 7の「Network Media Device」のレンダラーとして「Compatible with Windows 7」ロゴを取得済み。DLNAにおけるDMRとしての認証も取得予定としている。

 デジオンは、今回開発した組込み向けプレーヤー機器用「DiXiM Media Player」のほかにも、PC向けプレーヤーソフト「DiXiM Digital TVシリーズ」や、サーバー機器用の「DiXiM Media Serverシリーズ」などのDTCP-IP対応製品を用意。今後もDLNAや、デジタル放送録画番組のホームネットワーク配信の普及に努めるとしている。



(2009年 12月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]