パナソニック、三洋電機のTOBが終了。子会社化へ


12月10日発表


2008年11月7日の会見で、握手を交わすパナソニック大坪社長と、三洋佐野社長
 パナソニック株式会社は10日、11月5日より実施していた三洋電機株式会社の子会社化に向けた株式公開買い付け(TOB)が、12月9日に終了したことを発表した。

 買い付け価格は普通株式1株あたり131円。買い付け予定数の下限は30億7,098万5,000株で、応募数はそれを上回る30億8,230万9,227株となり、応募された全ての株券の買い付けを行なう。決済の開始日は12月16日。同日付けでパナソニックは三洋電機の筆頭株主となり、株券等の所有割合は50.19%(議決権数308万2,309個)となる。

 買い付け後の方針については、11月4日に発表された内容から変更は無い。将来的な組織再編を視野に入れた緊密な協業関係の構築を目指し、特にソーラー(太陽電池)事業、二次電池事業(モバイルエナジー)の強化を見込む。また、パナソニック独自のコスト削減ノウハウを三洋電機に導入し、経営体質の強化を図る。



(2009年 12月 10日)

[AV Watch編集部 中林暁]