エイサー、10万円以下のDLPデータプロジェクタ2機種

-LAN経由で制御。USBメモリからのPCレス投写も


P1100C

 日本エイサーは、DLP方式のデータプロジェクタ「P1100C」と「P1200B」を8月4日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はパネル解像度がSVGAの「P1100C」が6万円前後、XGAの「P1200B」が8万円前後の見込み。

 0.55型、DarkChip 3のDMDを採用したDLPプロジェクタ。解像度とコントラスト比は、「P1100C」が800×600ドットで4,000:1、「P1200B」が1,024×768ドットで3,700:1。輝度は2,600ルーメンで共通。ECOモード時は2,080ルーメンとなる。光源は180WのP-VIPランプ。

 投射画面サイズは23インチ~300インチまで、投射距離は1~11.9m。50インチを2mから投射できる。画質面では独自の「empowering」(エンパワーリング)技術を搭載。「eViewマネジメント」により、利用環境や投写内容によって映像品質を6つのモードから選択できる。さらに、投写画面上にカウントダウンタイマーを表示する「eTimerマネジメント」も利用可能。

P1100CP1200B

 P1200Bは本体にEthernet端子を装備。付属の専用ソフトをPCにインストールすることで、LAN経由でPCからプロジェクタにアクセスし、制御が可能。電源管理や機能調整も行なえる。本体にはUSBポートも備えており、キーボードやマウスを接続して操作する事もできる。

 前面にUSB端子を備え、USBメモリ内のJPEG/BMP画像の表示が可能。PCレスでプレゼンテーションができる。

 ほかにも、ダイレクトシャットダウン機能や、電源投入後15秒で投写できる「クイック・スタート機能」なども備えている。

 P1100Cの入力端子はアナログRGB/コンポーネント(D-Sub 15ピン)×2、コンポジット×1、S映像×1、PC用のアナログ音声(ステレオミニ)。P2100Bはこれらに加え、HDMI 1.3も1系統備える。本体に2Wのモノラルスピーカーも装備。

 外形寸法は269×206×84mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.45kgで共通。消費電力も同じで255W、1W(スタンバイ時)。リモコンが付属する。


(2010年 7月 26日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]