経産省、iPod nano過熱事故でアップルに報告を指示

-8月4日までに報告。重大事故6件、非重大事故21件


7月28日指示


第1世代iPod nano
 経済産業省は28日、アップルジャパンに対し、第1世代iPod nanoについて、消費生活用製品安全法第40条第1項に基づいて、事故の再発防止策などについて、8月4日までに報告するよう指示した。

 第1世代のiPod nanoは、充電中に本体が焼損し、使用者が軽傷を負うなどの事故が多数発生。重大製品事故報告制度などに基づいて、アップルジャパンから、経済産業省および消費者庁に、これまで6件されている。それ以外の非重大製品事故についても、独立行政法人製品評価技術基盤機構に対して21件報告されている。

 こうした状況を受け、同省が今回報告を求めているのは、以下の内容。なお、報告の内容によっては、追加的に報告を求めることがあるとしている。

  1. これまでに事故原因が判明している重大製品事故6件及び、非重大製品事故21件の事故の概要及び事故原因について
  2. 1.のほか、国内外の同種事故の件数、事故の概要及び事故原因について
  3. これまで採った注意喚起及び再発防止策の内容と実績について
  4. 今後の注意喚起及び再発防止策について



(2010年 7月 29日)

[AV Watch編集部 古川 敦]