エー・リンク、PC画面をTVに無線伝送する「McTiVia」
-PC遠隔操作も可能。iPhone/Androidにも対応予定
「McTiVia」無線LANに対応し、外付けダイポールアンテナも2本装備する |
エー・リンクは、MacintoshやWindows PCの画面をHDMI端子を備えた薄型テレビなどにワイヤレスで送信できる「McTiVia(マックティビア)」を2月28日に発売する。価格は15,645円。開発は台湾のAWIND。
HDMI出力端子を備え、無線LANと有線LANに対応、キーボードやマウスを接続できるUSB端子も備えた本体と、送信用のソフトウェアで構成するシステム。Mac用の送信ソフト「MirrorOp Sender」が付属しており、同ソフトをMacにインストールすると、Macの画面を本体に無線/有線LAN経由で送信でき、本体からHDMI経由で薄型テレビにMacの画面を表示できる。
Windows用の「MirrorOp Sender」は、「McTiVia」の初回出荷分には特典として同梱している。通常はダウンロード販売で購入する形になり、AWINDのサイトでは40ドルで販売される。また、iPhoneやiPad、Android端末、Windows Mobile用の「MirrorOp Sender」も開発されており、今後順次販売されるという。
送信時、映像はMotionJPEGで圧縮、音声は最大で16bit/44.1kHz/ステレオで送信する。DVDの映像・音声も伝送できる。
【お詫びと訂正】
記事初出時、「HDCP2.0に対応し、Blu-rayの映像・音声も伝送できる」と記載しておりましたが、誤りでした。DVDの伝送には対応しています。お詫びして訂正させて頂きます。(2012年6月4日)
背面。PC操作用のUSB端子も備えている |
本体にUSB端子を備え、マウスやキーボードを接続することで、連携しているPCを遠隔操作できるのも特徴。また、同一ネットワーク上にある最大8台までのPCを切り換えながら制御でき、家の中にある複数のPCを、リビングのテレビを見ながら次々に操作するといった使い方もできる。
本体には無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)機能を内蔵し、外付けダイポールアンテナも2本装備。さらにEthernet端子も備えている。HDMI(1.2)出力、USB端子を各1系統装備する。
外形寸法は130×65.3×22mm(幅×奥行き×高さ)。重量は251g。推奨PCは、Macが2009年1月21日発売以降のMacBook、MacBook Pro全シリーズ、2010年6月8日発売以降のMacBook Air。OSはMac OS X 10.5以降。WindowsはDualCore 1.4GHz以上のプロセッサ(atom除く)と、64MB以上のVRAMを搭載したNVIDIAまたはATIグラフィックカードのマシンで、OSはWindows Vista/7に対応する。
(2011年 2月 25日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]