日立、'11年度第1四半期決算は営業利益40%超減

-民生機器も売上/利益減に


 日立製作所は、2011年度第1四半期決算を発表した。売上高は前年比0.1%減の2兆1,506億円、営業利益は同40.8%減の524億円、純利益は同86.2%減の162億6,500万円。

 東日本大震災により甚大な被害、影響を受けたが、4月末までには大半の拠点で生産を全面再開。日立物流によるバンテックの子会社化や、新興国向け建設機械などが好調で売上高は前年並みとなった。

 デジタルメディア・民生機器については、売上高が前年同期比9%減の2,331億円、営業利益は38億円減少の32億円。空調機器は省エネ機種への買い替えで国内を中心に増加したものの、光ディスクドライブ関連製品の震災に伴う部品不足や円高影響で昨年を下回ったほか、薄型テレビも価格下落による売り上げ減となった。


(2011年 7月 29日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]