パナソニック、高級感を高めた小型ミラーレス「GX1」

-Xレンズ付属モデルも。AVCHD/MP4対応


LUMIX DMC-GX1X

 パナソニックは、マイクロフォーサーズカメラ新モデル「LUMIX DMC-GX1」を11月25日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後。カラーは、エスプリブラック(-K)とブレードシルバー(-S)の2色。

 また、電動標準ズーム付属モデル「DMC-GX1X」(付属レンズ:LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.)と、パンケーキ(LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.)/標準ズーム(LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.)のダブルレンズセット「DMC-GX1W」も発売。店頭予想価格は各95,000円前後。


DMC-GX1X-KDMC-GX1X-S

 7月発売の「DMC-GF3」と同様にEVF無しの小型ボディが特徴で、約0.09秒という高速なAFやダイレクト・ボタン操作、細部にこだわった素材/形状/加工のボディなどが特徴。GF3/G3に対する上位モデル、GH2の下位モデルと位置付けられる。別売オプションとしてライブビューファインダ「DMW-LVF2」も発売。店頭予想価格は27,000円前後。

4/3型総画素数1,668万画素のLive MOSを搭載

 撮像素子は4/3型、総画素数1,668万画素、有効画素数1,600万画素のLive MOS。AVCHD方式のフルHD動画撮影も可能で、1,920×1,080ドット/60i(センサー出力30コマ/秒、FSH 17Mbps)、1,280×720ドット/60p(センサー出力30コマ/秒、SH 17Mbps)が選択可能。また、MP4形式でも1,920×1,080/1,280×720/640×480ドットで、30コマ/秒の撮影が可能となっている。

 動画撮影中のフルタイムAFも可能で、タッチパネル液晶を使ったぼかし具合の調節、ピント位置の移動などが可能。被写体の自動追尾もできる。別売の3D撮影対応レンズ(H-FT012)を装着することで、MPOフォーマットの3D静止画撮影も可能。

背面

 AF性能も向上。Xレンズ(LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.)制御の高速化を行なうことで、コントラストのピークを即座に見つけ、約0.09秒という高速AFに対応。14-140mmズームでも約0.1秒と高速化している。高精度ピンポイントAFや、シャッターボタン半押し中に被写体の動きを検出し、ピントを合わせ続ける「AFFモード(AFフレキシブル)」にも対応する。

 映像処理回路は「ヴィーナスエンジン FHD」を搭載。「インテリジェントDレンジコントロール」や超解像技術なども搭載し、画質の向上を図っている。

 ボディは、小型でありながら素材や形状、加工にこだわり、「持つ喜びを体感できるネオクラシックデザインに仕上げた」とする。外装はアルミニウムで、グリップ部は樹脂とエラストマーの2材成形による触感グリップを採用。モードダイヤルはメタル削り出しとし、高級感を高めている。ディスプレイへの水準器表示にも対応。Fnボタンやカスタムセット登録などマニュアル操作への対応も強化している。

 液晶モニターは、3型/約46万画素の広視野角タッチパネル液晶。外形寸法は116.3×39.4×67.8mm(幅×奥行き×高さ)。記録メディアはSD/SDHC/SDXCに対応。バッテリやメモリーカードを含めた重量は約318g。


(2011年 11月 8日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]