ナスペック、Pro-Ject Audioのアンプ&チューナ
-Mordaunt-Shortのフロア型スピーカーも
プリメインの「Stereo Box S」 |
ナスペックは、オーストリアPro-Ject Audioの小型コンポとして、プリメインの「Stereo Box S」と、FMチューナの「Tuner Box S」を11月末から発売している。価格はオープンプライスで、実売は「Stereo Box S」が65,000円前後、「Tuner Box S」が38,000円前後。
また、イギリスMordaunt-Shortの新スピーカー「Aviano 8」も発売中。ペアでの販売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は120,000円前後。
■Stereo Box S/Tuner Box S
FMチューナの「Tuner Box S」 |
既発売の「Stereo Box」と「Tuner Box」を、「より洗練され、スタイリッシュで機能美溢れるデザインにした」というモデル。どちらのモデルも、カラーはシルバー(SLV)とブラック(BLK)の2色を用意する。
Stereo Box Sは、3mmのアルミニウムフロントプレートを採用。最大出力は20W×2ch(8Ω)、30W×2ch(4Ω)。周波数特性は20Hz~20kHz。全高調波歪率は0.05%以下(10W時)。ゲインは22dB。
入力はRCAのアナログアンバランスを2系統用意。コンパクトな筐体だが、ネジ式のスピーカーターミナルを備えている。さらに、ミニジャックのトリガー端子も用意する。外形寸法は103×122×36mm(幅×奥行き×高さ)。重量は720g。電源はACアダプタ。
Tuner Box Sは、FMチューナ。76~90MHzの受信に対応し、50kHzステップでチューニングが可能。8局の放送局プリセットもできる。周波数特性は20Hz~20kHz。SN比は50dB。全高調波歪率は0.05%。F型コネクタのアンテナ入力を備えている。
出力はアナログRCAのアンバランスを1系統。PreBoxなどと組み合わせて使うためのトリガー端子も1系統用意する。外形寸法は103×112×36mm(幅×奥行き×高さ)。重量は565g。電源はACアダプタ。
「Stereo Box S」の背面 | 「Tuner Box S」の背面 |
■Aviano 8
avianoシリーズのフラッグシップモデル「Aviano 8」 |
フロア型の3ウェイバスレフスピーカー。avianoシリーズのフラッグシップモデルとなる。仕上げはローズウッドのみ。
25mm径のアルミドームツイータと、165mm径のアルミニウムCPCドライバーを使ったミッドレンジ1基、ウーファ2基を搭載。3ウェイ4スピーカー構成となる。ツイータはリング型のサポートパーツで固定する「V-Form Technology」を使用している。また、CPCドライバを強化し、「堅実なベース、繊細かつリズミカルなタイミング、感情的なミッドレンジで透明感のあるサウンドステージを提供する」としている。
全体の再生周波数帯域は35Hz~22kHz。オリジナルのネットワークDVPC(Dual Vallue Parallel Capacitors) を採用。インピーダンスは4~8Ω。感度は88dB。推奨アンプ出力は15~200W。
外形寸法は205×320×950mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1台18.5kg。
(2012年 1月 4日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]