ソニー、フルHD動画対応の薄型デジカメ2機種

-世界最薄「TX66」と、防水「TX20」


DSC-TX66のピンクモデル

 ソニーは、デジタルカメラ「サイバーショット」の新モデルとして、薄型筐体ながら、1080/60iのフルHD動画撮影が可能な2モデルを3月9日より順次発売する。価格はオープンプライス。発売日と店頭予想価格は、1,820万画素の「DSC-TX66」が3月9日で38,000円前後、5mの防水機能を備えた「DSC-TX20」が4月20日で35,000円前後。




■DSC-TX66

 光学式手ブレ補正搭載モデルとして、世界最薄という、外形寸法54.4×92.9×13.4mm(縦×横×厚さ)を実現。重量は本体のみで約94g、付属バッテリやメモリーカードを含めた場合は約109g。

 カラーバリエーションはシルバー(S)、バイオレット(V)、ピンク(P)、ホワイト(W)の4色。撮像素子は裏面照射型で、1/2.3型、有効1,820万画素のExmor R CMOSセンサーを搭載。ISO感度は最高でISO 12800まで対応。「プレミアムおまかせオート」利用時に、同ISO感度で撮影できる。

DSC-TX66カラーバリエーションはシルバー(S)、バイオレット(V)、ピンク(P)、ホワイト(W)の4色

 AVCHD、もしくはMP4での動画撮影も可能。AVCHDの撮影モードは「24M FX」、「17M FH」(1,920×1,080/60i)、「9M HQ」(1,440×1,080/60i)、MP4は「12M」(1,440×1,080/30fps)、「6M」(1,280×720/30fps)、「3M VGA」(640×480/30fps)から選択可能。

 レンズは光学5倍で、35mm換算での焦点距離は静止画の4:3で26mm~130mm。動画撮影時の16:9では30~150mm(手ブレ補正機能アクティブ時)となる。また、全画素超解像技術を組み合わせて10倍ズームも行なえる。F値は3.5~4.8。

 光学式の手ブレ補正機能を備え、動画時は電子式も併用。強力に手ブレを補正するアクティブモードも利用できる。

 トイカメラ風やパートカラー、ミニチュアなどが選択できる、ピクチャーエフェクト機能も搭載。「水彩画調」、「イラスト調」も含む合計9種類が利用できる。

 スイングパノラマ撮影も可能で、顔検出や動きに対応。3D静止画を撮影する「3Dスイングパノラマ」にも対応する。

 モニターは3,3型、122.9万画素のエクストラファイン有機ELで、静電容量式のタッチパネルタイプ。



■DSC-TX20

 水深5mで60分まで撮影できるIS保護等級IP58相当の防水・防塵性能や、耐衝撃、耐低温機能を備えた薄型モデル。外形寸法は56.2×95.9×17.9mm(縦×横×厚さ)。重量は本体のみで約118g、付属バッテリやメモリーカードを含めた場合は約133g。カラーバリエーションはブラック(B)、ピンク(P)、ブルー(L)を用意する。

5mの防水仕様となっているTX20のピンクモデルスライド式レンズカバーを上げたところ

 撮像素子は裏面照射型で、1/2.3型、有効1,620万画素のExmor R CMOSセンサーを搭載。ISO感度は最高でISO 3200まで対応する。

 AVCHD、もしくはMP4での動画撮影も可能。AVCHDの撮影モードは「24M FX」、「17M FH」(1,920×1,080/60i)、「9M HQ」(1,440×1,080/60i)、MP4は「12M」(1,440×1,080/30fps)、「6M」(1,280×720/30fps)、「3M VGA」(640×480/30fps)から選択可能。

 レンズは光学4倍で、35mm換算での焦点距離は静止画の4:3で25mm~100mm。動画撮影時の16:9では29~116mm(手ブレ補正機能アクティブ時)となる。また、全画素超解像技術を組み合わせて8倍ズームも行なえる。F値は3.5~4.6。

 光学式の手ブレ補正機能を備え、動画時は電子式も併用。強力に手ブレを補正するアクティブモードも利用できる。

 トイカメラ風やパートカラー、ミニチュアなどが選択できる、ピクチャーエフェクト機能も搭載し、7種類から選択可能。スイングパノラマ撮影も可能で、顔検出や動きに対応。3D静止画を撮影する「3Dスイングパノラマ」にも対応する。

 液晶モニターは3型、92.1万画素のエクストラファイン液晶。


(2012年 2月 28日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]