【IFA 2012】ヤマハ、ヘッドフォンやDLNA対応CDプレーヤー

-高級プリメイン/SACD、新YSPなど


ヘッドフォン「HPH-PRO500」

 ヤマハは、「IFA 2012」において、欧州で10月以降に発売するヘッドフォンやスピーカー、AVアンプ、ネットワーク対応CDプレーヤーなどの新製品を多数出展している。

 ヘッドフォンの「HPH-PRO500」は、密閉型のハウジングを採用し、重厚な見た目の通り低域の効いたサウンドを楽しめるモデル。価格は499ユーロ。

 スピーカーは、YSPシリーズの新モデル「YSP-3300」を出展。サウンドバー型スピーカーとワイヤレスサブウーファで構成し、サウンドバーには16個のスピーカーユニットを内蔵。音を室内で反射させることによりサラウンド再生を実現している。価格は1,099ユーロ。「YAS-201」は、ステレオスピーカー内蔵のサウンドバーとサブウーファで構成するモデル。カラーはブラックとホワイトを用意しており、価格は349ユーロ。

 テレビやPCとの接続を想定したコンパクトなアクティブスピーカー「NX-50」も発売。音声入力はステレオミニが2系統。カラーはブラック、ホワイト、シルバー、パープル、オレンジの5色を用意する。価格は99ユーロ。

YSP-3300YAS-201NX-50

 「CD-N500」は、ネットワークオーディオ再生にも対応したCDプレーヤー。Ethernetと無線LANを搭載し、DLNA 1.5に対応する。MP3/WMA/AAC/WAV/FLAC/Apple Losslessの再生が可能。FLAC/WAVは24bitのファイルにも対応する。価格は569ユーロ。

 AVアンプ「AVENTAGE」の新機種「RX-A3020」は、AirPlayやDLNA再生にも対応したハイエンドモデル。価格は2,999ユーロ。日本でも10月上旬に発売される。

ネットワーク対応CDプレーヤー「CD-N500」AVアンプ「RX-A3020」「RX-A3020」の背面

 2013年春に発売するというプリメインアンプ「A-S3000」と、SACD/CDプレーヤー「CD-S3000」のプロトタイプも展示。仕様の詳細や価格は未定。

プリメインアンプ「A-S3000」(下)と、SACD/CDプレーヤー「CD-S3000」(上)のプロトタイプA-S3000のブラックA-S3000の背面

 壁寄せ設置ができるスタンド型のオーディオシステム「RESTIO」には、Bluetooth対応の「ISX-B820」が登場。音楽CD以外にCD-Rへ記録したMP3/WMAや、USBメモリ内のファイルも再生できる。カラーは4種類。価格は599ユーロ。

RESTIOのBluetooth対応モデル「ISX-B820」ヤマハは1887年の創業から今年で125周年。同社は記念ロゴやスローガンを作成して「メモリアルイヤー」と位置付けている。会場には、これまでの名機を振り返り1974年のパワーアンプ「B-1」や、1976年のプリアンプ「C-2」、1991年のCDプレーヤー「GT-CD1」を展示


(2012年 9月 3日)

[AV Watch編集部 中林暁]