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東京スカイツリーからの試験放送を12月22日開始

東京タワー/スカイツリーの切り替えテストも

東京スカイツリー

 日本放送協会(NHK)と、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョンの在京テレビ6社は7日、'13年5月の東京スカイツリーへの地上デジタルテレビ放送送信所移転に向け、共同受信確認テストのスケジュールを発表した。12月22日の午前4時58分からなど、合計13回の実施を予定している。

 「東京スカイツリー受信確認テスト」と題した1~2分間の番組を放送。現在東京タワーから出力している放送を、東京スカイツリーからの放送に切り替え、その間に7波の受信状況を確認する。EPGでの視聴も可能という。

 番組は、テスト協力へのお願いやテストの説明、東京タワーから東京スカイツリーへの電波切り替え、約30秒の受信テスト、東京スカイツリーから東京タワーへの電波切り替え、受信状態の確認やコールセンター案内などから構成。スカイツリー受信相談窓口の案内なども行なう。

予定放送日放送時間
2012年12月22日(土)午前4:58~午前5:00
2013年1月5日(土)
2013年1月12日(土)
2013年1月19日(土)
2013年1月26日(土)
2013年2月2日(土)午前4:58~午前5:00
午後5:29~午後5:30
2013年2月9日(土)
2013年2月16日(土)
2013年2月23日(土)

 東京スカイツリーへの地デジ送信所移行では、送信アンテナの設置場所が約600mと大幅に高くなることから、固定受信の受信環境改善や、緊急災害時のワンセグ安定受信エリアの拡大などが見込まれる。一方で、移転に伴う受信状況の悪化も懸念されており、移転に先立ち、受信障害の対策を行なうためにテスト放送を行なう。

(臼田勤哉)