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カメラータ、24bit/96kHzの高音質音楽Blu-ray第1弾

ベルリンフィル・デュオなど3作品。各3,500円

 カメラータ・トウキョウは、24bit/96kHzや24bit/192kHzのリニアPCMで収録した音楽Blu-ray Discを12月20日より3タイトル発売する。価格は各3,500円。規格は通常のBDビデオと同じで、BDプレーヤーなどで再生可能。映像は最小限で、高音質な収録にこだわっていることが特徴。

 初回リリースのラインナップは、「驚異のデュオ/ベルリン・フィハーモニック・デュオ」(CMBDM-80001)、「シューベルト:交響曲第5番/フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”」(CMBDM-80002)、「コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ/タマーシュ・ヴァルガ」(CMBDM-80003)。今後も、最新録音による新譜などを積極的にリリースしていくという。

驚異のデュオ/ベルリン・フィハーモニック・デュオ
シューベルト:交響曲第5番/フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”
コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ/タマーシュ・ヴァルガ

 カメラータ・トウキョウが手掛けている高音質録音によるハイビット・ハイサンプリングのマスター音源をBlu-ray Discに収録。いずれも24bit/96kHzのリニアPCMステレオで収めているほか、「驚異のデュオ」については24bit/192kHzのデータも合わせて収録。CDを超える音質により、「ホールに響き渡る音色や空気感、楽器の音色がよりリアルに表現され、マスター音源にきわめて近い音質での音楽鑑賞が可能」としている。また、映像はシンプルな曲目一覧のメニュー静止画のみを収録することで、映像信号による音声信号への影響を軽減したという。

 このBlu-rayは、Promotion Group of Blu-ray Disc for High Resolution Audioが提唱する高音質音楽再生に特化した「ブルーレイディスクによるハイレゾリューション・オーディオ」の第1弾。グループに参加する4社が、音質を最優先にマスタリング/オーサリングからプレスまでの工程を見直し、共同で開発を進めてきた。参加社はカメラータ・トウキョウとメモリーテック、クリプトン、キュー・テックで、今後も参加社を募っていく。

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驚異のデュオシューベルト:
交響曲第5番
コダーイ:無伴奏
チェロ・ソナタ

(中林暁)