ニュース
Klipsch、オンイヤーヘッドフォン「Image ONE II」
ヘアライン仕上げ。実売13,800円。低音強化
(2013/4/5 13:00)
イーフロンティアは、米Klipschのオンイヤーヘッドフォン「Image ONE II」(イメージワンセカンド)を、4月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13,800円前後。カラーはBlackとWhiteの2色。
2010年に発売された「Image ONE」の後継モデル。密閉型ハウジングのダイナミック型で、ユニットは40mm径。
デザインを従来から一新。従来モデルはイヤーパッドの中央が空洞になったタイプだったが、「Image ONE II」ではフラットなパッドとなった。ただし、パッドの外周と中央でクッションの硬さに違いがあり、中央は良く沈み込む柔らかさを持っている。これにより、耳を包み込むような形になり、遮音性やフィット感を高めている。
ハウジングにはヘアライン仕上げのプレートを配置。従来品よりコンパクトに折りたたむ事ができるようになった。
ケーブルはフラットタイプで、アップル製品に対応した3ボタン式のマイク付きリモコンを搭載。ケーブルは片出しで、着脱はできない。リモコンマイクの対応モデルはiPhone 3GS/4/4S/5、第2~5世代iPod touch、iPad、iPad mini、iPod Classic、第4~7世代iPod nano、第3~4世代iPod Shuffle。
再生周波数帯域は16Hz~23kHz、インピーダンスは32Ω。入力プラグはステレオミニ。重量は138.3g。
音を聴いてみる
従来モデルと比べ、まっさきに感じるのは“低域の張り出し”だ。Image ONE IIでは、これがより強くなっており、「山下達郎/希望という名の光」のベースが、ズシンと響いてくる迫力がアップしている。
イヤーパッドがフラットなオンイヤータイプになった事で、“高域がこもりがちになるのでは?”という不安があったが、聴き比べてみると、抜けの良さは従来モデルとほぼ同じ。張り出しの良い中低域でありながら、高域も負けじとスッキリ聴きとれる。この迫力と爽快さが、Klipschの持ち味と言えるだろう。
ユニットと耳との距離によるものと考えられるが、音像との距離は従来モデルの方が遠く、新モデルでは音像が間近に感じる。空間描写は従来モデルの方が得意だと感じるが、新モデルでは音像が近づいた事で、迫力がアップしてるため、こちらの方が心地よく感じる人もいるだろう。
シックな外観、かつ小型のポータブルヘッドフォンだが、ヘッドフォンらしい中低域の迫力が味わえる。同時に抜けの良さもあるため、閉塞感を感じにくいモデルに仕上がっている。