ニュース

ソニー、HDMI/NFC/Bluetooth搭載サウンドバー「HT-CT660」

サブウーファ/BTのダブルワイヤレス。実売4万円

HT-CT660

 ソニーは、HDMI入出力やBluetoothを搭載したテレビ向けサウンドバーシステム「HT-CT660」を6月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。

 テレビの前に設置するサウンドバーと、ワイヤレス接続のサブウーファから構成される2.1chシアターシステム。2012年夏発売の下位モデル「HT-CT260」はHDMIを備えていなかったが、CT660ではHDMI入出力を装備。BDプレーヤーからのDTS-HD Master Audio/ドルビーTrueHDなどロスレスコーデックのデコードに対応した上位モデルとなる。

 Bluetooth対応とすることで、スマートフォンなどの音源をワイヤレス伝送し、ホームオーディオとして活用できる点も特徴。ソニーでは、ワイヤレスサブウーファとBluetoothワイヤレス接続の「ダブルワイヤレスシアター」と訴求している。

利用イメージ
HT-CT660
サブウーファはワイヤレス

 独自のデジタルアンプ「S-Master」を搭載し、最大出力は総合270W。サウンドバー部が85W×2ch、サブウーファ部が100W。サウンドバー部は20mmツィータと50×90mmのコーン型ウーファからなる2ウェイ。サブウーファは160mmのコーン型ユニットを搭載したバスレフ形式。

フロントスピーカー部
CT260(手前)との比較
HT-CT660(左)とHT-CT260(右)
160mm径ユニットを内蔵

 フロントスピーカーの2ウェイ化により、中域の音質を向上。特に男性ボーカルの声の再現性やサラウンド感を向上している。また、角度調整可能なスタンドが付属し、設置位置に合わせて最適な音質で楽しめるとする。サブウーファはCT260の130mmから160mmに大口径化して迫力を向上しながらも、高さのアップは2cmに抑えている。

 独自のサラウンド技術「S-Force Pro フロントサラウンド3D」や、クリアボイスなどに対応。サウンドバー側にBluetoothレシーバーと、HDMI入力×3、光デジタル音声入力、アナログ音声入力、HDMI出力×1を装備。HDMI入力はドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなどのロスレスオーディオにも対応する。HDMI CECにも対応する。

3系統のHDMI入力、1系統のHDMI出力を装備
IRリピーターも内蔵

 リモコンでの操作が可能で、ソニーのほか、シャープ、パナソニック、東芝、三菱、日立、LGのテレビを操作できる。リモコンの赤外線信号をテレビ側にパススルーするIRリピーターも内蔵している。

 サウンドモードはスタンダード、MOVIE、ドラマ、ニュース、スポーツなど8種類を用意し、新たにゲームモードも搭載。ゲームモードはSCEとの共同開発によるもので、今後もゲーム対応を強化していくという。

 Bluetooth Ver.3.0を搭載し、AACコーデックにも対応。プロファイルはA2DP 1.2とAVRCP 1.3。また、NFC対応となっており、NFC搭載のスマートフォンなどのペアリングや接続/切断、接続切り替えなどをワンタッチで行なえる。

 消費電力はサウンドバー側が34W(待機時0.3W以下)、サブウーファが30W(同0.5W以下)。外形寸法/重量は、サウンドバー部が1,030×107×95mm(幅×奥行き×高さ/スタンド非装着時)/約3.5kg、サブウーファが271×271×404mm(同)/約8.6kg。リモコンやスタンドが付属する。

スタンドの位置調整が可能
リモコン

(臼田勤哉)