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アルパイン、ウォークマン/iPhone 5対応の7型AVナビ

車種別の音響チューニング設定も収録。200mm幅対応

VIE-X007II

 アルパインは、AVナビゲーションの新製品3機種を5月下旬に発売する。コンソール幅180mmに対応する基本モデルの「VIE-X007II」に加え、トヨタやダイハツ、日産車に採用されている200mmのワイドコンソールに対応した「VIE-X007WII」もラインナップする。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は両機種とも10万8,000円前後。

 いずれも、7型ワイドVGA液晶を搭載する2DIN AVナビ。基本機能は3機種共通だが、180mmコンソール向けの「VIE-X007II」は、車種のインテリアにマッチしたイルミネーションカラー(ホワイト/ブルー/グリーン/レッド/アンバー)に切り替え可能。200mm用の「VIE-X007WII」には、ボディカラーがブラック(B)とシルバー(S)の2色を用意し、ブラックモデルはイルミの色がホワイト、シルバーモデルはイルミがアクアブルーとなっている。両機種ともに、より凹凸の少ないフラットな取り付けを可能にする一部車種専用の「アップグレードキット」も別売で用意する。

VIE-X007WII-B
VIE-X007WII-S

 地デジチューナやDVD/CD、FM/AMラジオ、Bluetoothなどを搭載するAVナビ。本体メモリは、ナビ用が16GB、音楽用が4GB。SDカードやUSBメモリ内のMP3/AAC/WMA再生も行なえる。アンプ出力は最大50W×4ch。

 「Tuned by Alpine」(チューンド・バイ・アルパイン)と呼ぶ車種別のチューニングを採用。ユーザーが車種名を選択するだけで、自分の車専用に最適化されたチューニングが完了するという。この音響データは“サウンドマイスター”がチューニングしたもので、スピーカーからの音の到達時間を補正するタイムコレクションや、周波数帯の調整を行なうパラメトリックイコライザーなどにより、立体的で臨場感あふれるサウンドを実現するという。

 別売ケーブル「KCU-460iV」(3,150円)を介して、iPhone/iPodのアルバムアートワークをナビ画面に表示しながら音楽を聴くことが可能。なお、iPhone 5との接続には、iPhone 5に付属するLightning-USBケーブルと、別売の「KCU-260UB」(1,575円)が必要となる。

 さらに、ソニーのウォークマンとの接続にも対応。別売ケーブル「KCU-510WM」(5,250円)を介して、NW-Z1000/A860/A850/A840/S760/S750/S740/S640/E060/E050の各シリーズと接続できる。接続したウォークマンの音楽/ビデオ再生がナビで行なえ(NW-Z1000/NW-E050/E050Kはビデオ非対応)、ウォークマン本体から操作できる。

 地デジ受信用に、4チューナ/4アンテナを搭載。地デジ受信感度を向上させるため、専用の評価施設で車種ごとにアンテナの取付け位置を検証。都市部や郊外など、あらゆる条件での実走行テストを行ない、高感度な受信を実現したという。テレビ放送を見ながら、他の放送局の番組名が分かる裏番組同時表示も備える。

 ナビとテレビやDVD、オーディオとの2画面表示に対応。分割された2画面内で、フル画面と16対9のワイド画面の切り替えもできる。また、画面の左右入れ替えも指1本のタッチ&ドラッグで行なえる。

 液晶ディスプレイのバックライトはLED。新たな画質チューニングにより、地図の文字や色合いが見やすく、地デジやDVDビデオの映像の色合いも鮮やかに再現するという。地図とメニュー利用時には、大きく見やすいフォントの選択も可能となっている。

 CDからSDHCカードに録音できる、最大6倍速のリッピング機能を搭載。付属の録音用4GB SDHCカードで、約1,000曲(1曲約4分と想定)を録音できる。Bluetooth 2.1+EDRも搭載し、対応スマートフォンなどからのワイヤレス音楽再生や、ハンズフリー通話も行なえる。プロファイルはA2DP、AVRCP 1.4をサポートする。

 地図データは、2013年度の最新版を採用。ルート案内中にも、渋滞や最短距離ルートが見つかると通知するアクティブルートサーチを搭載する。なお、同機能でリアルタイムな渋滞情報を反映するには、別売の光/電波ビーコンレシーバー「HCE-T062」(22,050円)が必要。高速道路の上下判定用3Dジャイロ搭載などにより、高精度に自車位置を表示するとしている。そのほか、別売のDSRC車載器「HCE-B100」(52,500円)を利用することで、ドライブ中の事故注意の喚起や渋滞ポイントの事前告知、気候の急変化などの情報もリアルタイムで案内される。

 使用する車種名とイラストが描かれた専用オープニング画面も用意。ユーザーがアルパインのサイトからダウンロードしてナビにインストールできる。別売の天井吊り下げ型用リアビジョンリンクケーブル「KWX-600RL2」(3,990円)またはアーム取付け型用リアビジョンリンクケーブル「KWX-500RL2-M」(3,990円)で接続して、リア専用リモコン「RUE-4213」(3,150円)で操作できるリンク機能に対応。同社のプラズマクラスター搭載リアビジョンで、プラズマクラスターのON/OFFなどが行なえる。

(中林暁)