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アクシス、DSD対応DACなど米MSB製品を販売開始

384kHz対応「Analog DAC」やCDトランスポートなど

「Analog DAC」(上)と、電源ユニット「Analog Power Base」(下)

 アクシスは、米MSB Technology製品の輸入販売を8月21日より開始すると発表した。DSD対応「Analog DAC」(103万4,250円)や、CDトランスポート「Platinum Data CD IV」(51万4,500円)などを取り扱う。

 '86年創立のMSB Technologyは、最初の製品としてフィリップス製メカを独自に改造したCDプレーヤーを発表するなど、ユニークなCDプレーヤーやDACを手掛けるメーカー。社名のMSBは、デジタルオーディオ信号における最上位ビットの略称に由来している。

Analog DAC/Analog Power Base

 ハイエンド向けの「Analog DAC」はDSD 128/64(5.6/2.8MHz)や、入力信号のPCM 384kHzアップサンプリングなどに対応した同社最新モデル。価格は103万4,250円。ボリューム無しモデル「Analog DAC std」(90万3,000円)も用意する。

 ディスクリートDACモジュールを2個搭載。80bit演算のSharc DSPをデジタル信号処理に採用し、32bit/384kHzアップサンプリングなどが行なえる。また、I2S経由でDACから対応トランスポートにマスタークロックを供給する低ジッター再生が行なえるほか、入力信号にリクロッキングを掛けてDACの低ジッター性能を最大限に活かせるという。

 デジタル入力端子部は差し替え可能な3つのスロットとなっており、光&同軸デジタル、AES/EBU、I2S、USBのうち3系統を選択して装着できる。このうち1系統は本体に含まれているが、他の2系統は別売となる。追加購入時の価格は1系統あたり13万1,250円。出力はアナログのXLRとRCAを装備。外形寸法は445×335×22mm(幅×奥行き×高さ/スパイクは+16mm)、重量は6kg。電源ユニットは別筐体。付属の「Desktop Power Supply」から、Analog DACと共通デザインの「Analog Power Base」に変更する場合は、追加で39万9,000円必要となる。

 このほかの製品として、DACのハイエンドモデル「Diamond DAC IV Plus」(367万5,000円)や、CDトランスポート「Platinum Data CD IV」(51万4,500円)、BD/DVD/SACD/CD対応ユニバーサルトランスポート「Universal MediaTransport Plus」(78万7,500円)などを販売する。ラインナップの詳細は同社サイトで案内している。

Analog DACに付属する電源「Desktop Power Supply」
Diamond DAC IV Plus
[Universal MediaTransport Plus

(中林暁)