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【IFA 2013】beyerdynamic「T51p」など新ヘッドフォン
ゼンハイザーは「MOMENTUM On-Ear」新色
(2013/9/6 16:04)
ドイツ・ベルリンで9月6日(現地時間)に開幕する「IFA 2013」の関連イベント「ShowStoppers」に出展されていた、ヘッドフォン/イヤフォン新製品をレポートする。
beyerdynamicの新テスラ搭載「T51p」は9月発売
beyerdynamicは、2010年に発売したポータブルヘッドフォン「T50p」の後継機種となる「T51p」を出展。5月に東京で行なわれた春のヘッドフォン祭では、「今秋発売」とアナウンスしていたが、欧州では9月より発売を開始する。価格は259ユーロ。iOS端末用のリモコン付きモデルも用意する。
新世代のテスラドライバを搭載した密閉/オンイヤー型のヘッドフォン。ドライバだけでなく、イヤーパッドは柔らかい素材に変更され、側圧についても見直したことで、長時間の装着にも最適化されたという。ハウジングは非光沢仕上げのアルミニウムを使用。カラーはシャンパンゴールドに近いシルバー。インピーダンスは60Ω。出力音圧レベルは134dB。重量は174g。
その他には、低音の調節ができるモデル「CUSTOM ONE PRO」を展示。この製品はハウジング部のパネルが着せ替え可能で、ヘッドバンドなども様々なパターンを用意している。同社はサイト内で色のカスタマイズができる「デザインコンテスト」ページを開設。このページでは、好みのカラーを組み合わせたり文字を入れるなど装飾したデザインを公開でき、その中から好みのデザインを選んで投票することが可能。選ばれたデザインは実際に製品化されるという。
ゼンハイザー「MOMENTUM On-Ear」に新色
ゼンハイザーは、オンイヤー型のヘッドフォン「MOMENTUM On-Ear」に新色を追加すると発表した。追加されるのは、high-gloss black、classic brown、intense redの3色で、欧州では今秋発売予定としている。
ヘッドパッドやイヤーパッドに、柔らかなイタリア製のAlcantara(アルカンタラ)という素材を使用。ヘッドバンドはつなぎ目の無い1枚のスチールを使用しており、カバンに入れて持ち運んでいる時などに加わる力にも強いという。
現行モデルのカラーはアイボリ―、ブルー、グリーン、ピンクの淡い色合いが特徴的だが、新モデルは落ち着きのあるブラウンやブラック、鮮やかなレッドで、従来モデルとは大きく印象が変わっている。
GPS搭載の「Intellgent Headset」など
ユニークなヘッドセット「The Intellgent Headset」を展示していたのは、GN Store Nord。ヘッドセットにGPSを搭載したもので、位置情報を利用して様々なスマートフォンアプリと連携できることが特徴。
GPSとバーチャル3Dサラウンド機能を備えたヘッドフォンで、装着したまま顔の向きを変えると、音の聞こえる方向も変わるという不思議な体験ができる。GPSとスマートフォンアプリを利用して、装着した自分の位置と見ている方向を地図上で正確に把握することも可能。顔の向きとハウジング側面のボタンで操作するゲームも楽しめる。
同社は、アプリ開発者を対象にポータルサイトを開設。このヘッドセットを使って、GPSや3Dサラウンドなどの機能を活かした新たなアプリの開発を募っている。サイト内で登録するとSDKも入手できるなど、詳しい情報を得られる。