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ステラ、TechDASのDSD、24/192対応DAC「D-7 Supreme」
電源と筐体再設計。金属のノウハウ投入。iPod対応も
(2013/12/9 19:07)
ステラは、TechDASブランドのUSB DAC新製品として、DSD 2.8MHzや24bit/192kHzのPCMに対応する「D-7 Supreme」と、iPodとのデジタル接続にも対応する「D-7i Supreme」の2機種を12月16日に発売する。価格は「D-7 Supreme」が75万6,000円、「D-7i Supreme」が79万8,000円。
なお、従来モデルを新モデル相当にバージョンアップする有料サービスも実施。「D-7/192DSD」を「D-7 Supreme」相当に、「D-7i/192DSD」を「D-7i Supreme」相当にするもので、費用はどちらも42万円。
192kHz対応、DSD対応と進化してきたD-7シリーズだが、DSD 5.6MHzには対応させず、「スペック拡張に予算をつぎ込んでも、ユーザーが享受できるメリットは現時点ではそれほど多くは無いのではと考えた」という。そして新モデルでは「オーディオ基本性能の原点に立ち返り、主に電源部と筐体部の再設計に焦点を絞った」とする。
リファレンスアナログターンテーブル「Air Force One」の開発を通じて蓄積した金属素材に関するノウハウを活用。合金の微量の添加物の違いによって金属の性質は大きく変化するが、それによる音質の変化など踏まえて開発したという。
2機種に共通する強化点は、従来比2倍の容量を持つ、デジタル/アナログで独立した大型トロイダルトランスを採用した事。さらに、完全ディスクリート構成によるゼロフィードバック定電圧回路も搭載している。
また、アルミと真鍮という異種金属を貼り合わせ、共振をコントロールした強固なハイブリッドシャーシを採用。本体部にはソリッドアルミニウムを使っている。脚部には、真鍮製大型スパイクフットを3点支持で使用。前部2つのスパイクはトロイダルトランスに直結しており、「微振動までをも速やかに除去する」という。
また、新開発の「超々ジュラルミン+DLC製 TechDAS Insulation Base」を同梱。本体の微振動を速やかに除去し、設置面からの振動の影響を完全に除去するという。
入力はUSB、同軸デジタル、光デジタルを各1系統装備。D-7iはiPod接続用のUSB端子も1系統搭載する。入力信号はDSD 2.8MHz(DoP方式)、PCMが24bit/192kHzまで対応。10MHz外部クロック入力も備えている。
出力はアナログのバランスXLR×1、RCA×1、アナログプリアウト(RCA)×1を搭載。同軸デジタル出力も1系統備えている。外形寸法は付属のインシュレーション・ベースを含めて、300×266×73mm(幅×奥行き×高さ)。重量は6kg。