50周年記念、「メリー・ポピンズ」が初BD化。MovieNEX仕様でスマホ/タブレット視聴対応

メリー・ポピンズ 50周年記念版 MovieNEX
(C)2013 Disney

　ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンは、誕生から50周年を記念し、「メリー・ポピンズ」を初Blu-ray化。「メリー・ポピンズ 50周年記念版 MovieNEX」として、2014年3月5日に発売する。価格は4,200円(税抜き4,000円)。

　1964年に製作されたディズニー製作のミュージカル映画。アカデミー賞13部門にノミネートされ、主演女優賞、作曲賞、主題歌賞、編集賞、視覚効果賞の計5部門を受賞。「チム・チム・チェリー」、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」、「2ペンスを鳩に」、「お砂糖ひとさじで」など、劇中の名曲は今なお親しまれている。

　BD化にあたっては映像の修復を実施。オリジナルのネガ(イーストマン 5251)の全28ロールを4K解像度でスキャン。色の調整や埃の除去も含め、ディズニーのカラリスト立会いのもと、ハリウッドのテクニカラーで実施された。

　その後、データはバーバンクのリライアンス・メディアワークスで修復。フィルムに写りこんでいた微細なゴミやキズを取り除き、アニメーション・シークエンスも修復。公開当時の色と音響の参考として、保管されていた1964年のオリジナル4トラック・ステレオ・プリントを見たり、以前のフィルム及びビデオのマスターを使うなどして、ネガのスキャンから修復されたすべての色あせや、溶解部分を検証。マスターを完成させたという。音声も保管されていたオリジナルの35mm 3トラック・ステレオ・マスターを使い、そこから新たに5.1chや7.1chのミックスを作り出している。

　本編BDには特典として、「『メリー・ポピンズ』の音楽」、「シング・アロング(英語版)」、「ボーナス・フィーチャー」(メイキングや音楽の紹介、未発表曲、スペシャルストーリー『王様と猫』、音声解説など)を収録。歌詞表示をしながら本編を見る機能も備えている。なお、「『メリー・ポピンズ』の音楽」、「シング・アロング(英語版)」などは初収録の特典。また、一部はDVD版の本編ディスクにも収録する。

　また、前述のようにMovieNEXでは、本編のデジタルコピーがPCやスマートフォン/タブレットなどから鑑賞できるほか、特別映像もオンラインで配信予定。

あらすじ

　ロンドンに住むバンクス氏は、娘ジェーンと息子マイケルのために“厳しい乳母”を捜していました。ところが、“優しくて若くて美人で親切”な乳母を求める子供たちの願いが届き、ある朝、パラソルを開いた女性が東風に乗って現れます。その名はメリー・ポピンズ。彼女がやって来た途端、子供たちは大喜び。大道芸人のバートと美しい絵の国で遊んだり、空中に浮いたままお茶会を楽しんだり……。しかし、いつも気難しいバンクス氏は、メリー・ポピンズをよく思っていません。はたして、メリー・ポピンズは、バンクス氏の心を見事にほぐすことができるのでしょうか?

　出演はジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク、デイヴィッド・トムリンスン、グリニス・ジョーンズほか。

　なお、2014年3月21日からは、メリー・ポピンズの映画誕生の舞台裏を描いた新作映画「ウォルト・ディズニーの約束」が公開される。映画化に向けて情熱を燃やし続けるウォルト・ディズニーと、神経質で生真面目な原作者P.L.トラヴァースとの間に交わされた“ある約束”と、知られざる感動のドラマが展開するというもの。ウォルト・ディズニーは、トム・ハンクスが演じている。