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サエク、PC-Triple C導体で銅箔シールド採用の切り売り電源ケーブル
(2014/8/11 10:30)
サエクコマースは、PCOCCに代わる新たな銅素材としてFCMが開発した「PC-Triple C」を導体に採用した、切り売りタイプの電源ケーブル「AC-7000」を8月10日に発売する。価格は1mあたり11,000円。
「PC-Triple C」は、古河電気工業の関係会社であるFCMが開発・生産し、プロモーションワークスが総販売代理店を担当している素材。これまで多くのオーディオ機器で使われ、製造販売が中止されたPCOCCに代わる素材としてFCMが開発した。
不純物の少ない高純度のOFC(無酸素銅)を使い、独自の連続鍛造伸延技術により、信号の伝送を妨げる結晶粒界を横に“寝かせ”、結晶を長手方向に連続化。信号が流れやすく、優れた導通性能を実現するとしている。
サエクは採用の理由として、「PC Triple C導体の開発段階から情報・素材提供を受け、導体の持つ優れた特性がオーディオケーブル等に最適なケーブルであると確信した」と説明している。
「AC-7000」では、このPC-Triple Cを0.32mm×68本、断面積5.5sqで採用。「安定したハイパワー伝送ができる」という。シールドは銅箔シールド構造を採用、絶縁やシースには制振材入りのポリエチレンを使い、低ノイズと共振の影響を排除している。ケーブルの外径は13.5mm。