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サエク、PC-Triple Cの2層導体を採用したRCAケーブル

 サエクコマースは、PC-Triple C導体を採用したRCAケーブル「SL-5000」を8月30日に発売する。価格は0.7mが65,000円、1.2mが68,500円、1.8mが71,000円。それ以外の長さも特注対応可能で、2mは82,000円。以降8,000円/mとなる。

SL-5000

 PC-Triple C導体は、不純物の少ない高純度のOFC(無酸素銅)を、連続鍛造伸延技術により信号の伝送を妨げる結晶粒子を極力減らし、結晶と結晶粒界を長手方向に連続化させて優れた導通性能を実現したもの。

プラグ部

 SL-5000は、前モデルSL-4000の表皮効果を考慮し、導体の中心部と外周部の構成を変えるという理論をさらに発展させている。PC-Triple Cの単線を中心に、外周には極細線を配置した2層構造により、ワイドレンジとフラットな特性、高いS/Nを実現しているという。絶縁体には制振材入り発泡ポリエチレンを使用。銅箔と編組の2重シールドでノイズ対策を行ない、外皮はポリエチレンシースとカーボン含浸ポリウレタンシースを採用している。

 プラグは独自の高精度コレクトチャック構造を採用。リン青銅削り出しのボディに特殊金メッキを施し、プラグカバーにはジュラルミンを採用している。また、ケーブルの送り出し側に振動防止装置を装着し、振動を排除する。ケーブル外径は9mm。

(一條徹)