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INFOBARやAndroid「ガラホ」など、“選べる”au春モデル

機種変で分割残金が無料になるサービスも

 auは19日、スマートフォンなどの新製品発表会を開催。2015年春モデルとして、「INFOBAR A03」や、「AQUOS SERIE mini SHV31」などスマホ4製品、折り畳み型でAndroid搭載の「AQUOS K」などを、1月下旬より順次発売する。

auスマートフォン/フィーチャーフォンの'15年春モデル

 NISHIKIGOIカラーなどの独自デザインで、フルセグも搭載した「INFOBAR A03」(2月中旬発売)と、人工知能をベースにしたエージェント機能「エモパー」を備えた「AQUOS SERIE mini SHV31」は、いずれも4K動画撮影(3,840×2,160ドット)に対応。このほか、シニア向けスマホ「BASIO(ベイシオ) KYV32」(2月中旬発売)と、ジュニア(小学生)向けスマホ「miraie(ミライエ) KYL23」(1月下旬発売)を用意する。

INFOBAR A03
AQUOS SERIE mini SHV31
シニア向けスマホ「BASIO KYV32」

 田中孝司社長は、au初となるシニア向け/ジュニア向けモデルの投入や、フィーチャーフォンにもAndroid搭載モデルを投入することで、「選べる自由」をアピール。なお、別記事で「INFOBAR」と、その他のモデルの詳細を掲載している。

田中孝司社長
発表会には、新CM「新しい英雄、はじまるっ」で桃太郎を演じた松田翔太さん、浦島太郎役の桐谷健太さん、金太郎役の濱田岳さんも来場

INFOBARはハコスコでVRイベント。初のシニア/ジュニア向けも

 田中社長は、'14年12月25日に“クリスマスプレゼント”として発売したFirefox OS搭載のスマートフォン「Fx0」について振り返り「ギークの方々だけでなく、デザインに感性の高い方から、これを持ちたいという声を聴いている」とコメント。'14年12月に「isai VL LGV31」と「URBANO V01」を発売した際は「2機種だけなの? という声があった」ことから、春モデルはこれら2機種を含めたスマートフォン6機種、フィーチャーフォン2機種で「選べる自由」をキーワードとして訴求する。

au春モデルのラインナップ

 根強い人気シリーズの最新機種「INFOBAR A03」は、アルミボディにしたことで質感を高めただけでなく、前面がフラットに見えるが実は上部と下部のキー部分に高低差0.2mmの傾斜が付いており、落下した場合の衝撃から守るようになっている点などを田中社長が紹介。直営ショップにおける展示は、1月20日よりau SHINJUKU(東京・新宿)、au NAGOYA(名古屋・栄)、au OSAKA(大阪・梅田)、au FUKUOKA(福岡・天神) で実施する。

INFOBAR A03
ホームボタンなどは、ハードウェアキーではなく、タッチ式
4K動画撮影も可能

 さらに、百貨店の伊勢丹とのコラボレーションパッケージ「INFOBAR Special Package」を100セット限定で販売することも発表。INFOBARを置時計のように使える充電台や、壁紙、ブックタイプケースなどをセットにしている。

 2月11日から2月16日までは、伊勢丹新宿店において、スマホを装着してVR(拡張現実)アプリが楽しめる「ハコスコ」を使ったイベント「SHINJUKU Jump & Shopping collaborate with ハコスコ」も実施。INFOBARデザインのハコスコにスマホをセットすることでVRを体験でき、伊勢丹新宿店とau SHINJUKUをジャンプで移動したり、その場にいながら伊勢丹新宿店をウインドーショッピング、ANREALAGEのファッションショーなどの映像体験を楽しめる。そのほか、期間中に伊勢丹新宿店とau SHINJUKUにおいて、ウォークラリーキャンペーンも実施する。

100セット限定の伊勢丹コラボ「INFOBAR Special Package」
伊勢丹新宿店で、ハコスコを用いたVR体験イベントも実施

折り畳みのAndroid端末AQUOS Kは“ガラホ”。機種変で分割残金が無料になるサービスも

 auケータイ(フィーチャーフォン)には、Android 4.4搭載の「AQUOS K」もラインナップ。4G LTE対応でクアッドコアCPUを搭載し、auスマートパスでLINEなどのアプリも使用可能。タブレットなどのWi-Fiテザリング利用も想定している。AQUOS K向けに、4年間毎月1,000円を割り引く特別料金も用意し、「ケータイとスマホの間を縫っていく“ガラホ”」と位置づけている。

折り畳み型でAndroid搭載のAQUOS K
タッチパッド操作も可能

 新サービス「アップグレードプログラム」は、本体の分割支払いがまだ終わっていない場合でも、最新機種に買い替えたいときに最大7カ月分の分割支払金残額が無料になるというもの。24カ月の分割で購入し、同プログラムの料金として月額300円を支払うと、19カ月目以降に機種変更する場合、残りの分割支払金が無料となる。対象機種は、iPhone 6/6 PlusとINFOBAR A03、AQUOS SERIE mini SHV31。

 このプログラムにより、新機種が発表された時も、分割支払いの終了を待たずに買い替えることを促進。田中社長は「au大好きプログラム」と呼び、継続してauを利用することのメリットを強調した。

アップグレードプログラムの内容

 このほかにも、au初となるシニア/ジュニア向けのスマートフォンを出すことに合わせて、それぞれの端末に応じた新たな料金プランも用意。春に向けて学割のプランなども紹介し、「学生もシニアも、子供も、一人一人選べる自由」で、他社との差別化をアピールした。

シニア向けの料金プラン
ジュニア向けの料金プラン
学割プランごとの料金比較

 ゲストには、新CM「新しい英雄、はじまるっ」で桃太郎を演じた松田翔太さん、浦島太郎役の桐谷健太さん、金太郎役の濱田岳さんも来場して撮影の裏話などを語った。今回のCMは、3人の英雄がぶっちゃけ話などを語り合うという内容。auの“あたらしい自由”にちなんで、演技も自由な点が多く、後半はその場で生まれたアドリブがほとんどだったという。

“新しい英雄”の新CM
左から、桐谷健太さん、松田翔太さん、濱田岳さん
田中社長と握手

(中林暁)