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JVC、36Mbps映像+ハイレゾ音声MOV記録のショルダー型ビデオカメラ「JY-HM90」
(2015/1/22 16:00)
JVCケンウッドは、36Mbpsハイビットレート映像と96kHz/24bitリニアPCM音声記録に対応したJVCブランドのショルダー型フルHDビデオカメラ「JY-HM90」を2月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19万円前後。
2013年8月発売のハイアマチュア向けショルダー型ビデオカメラ「JY-HM70」から、基本性能や撮影サポート機能を強化した後継モデル。新開発の1/2.3型 1,891万画素の裏面照射CMOSセンサーと、F1.2のJVC GTレンズ(F1.2-2.8)を搭載し、最低照度1ルクスの高感度な撮影が可能。室内などの暗いシーンでもノイズが少なく、明るく撮影できるとしている。
従来のAVCHD 1080/60p(28Mbps)記録モードに加え、36Mbpsのハイビットレート映像と、96kHz/24bitのリニアPCM音声を採用したMOV記録モード(MPEG-4 AVC/H.264)を新たに搭載。より高精細な映像とハイレゾクオリティの音声収録が可能になった。音声信号圧縮時に欠落した情報を再生時に復元する、独自の高音質化技術「K2テクノロジー」も搭載する。
MOV記録時の音声フォーマットはリニアPCM(2ch 96kHz/24bit)で、AVCHD Ver.2.0はドルビーデジタル(2ch)。AVCHDフォーマットでは業界初というクリップ連続記録(Clip Continuous REC)に対応。録画開始から停止までの数回分のクリップをまとめて1つのファイルとして記録し、結婚式など長時間撮影した映像の編集時の負担を軽減できる。JPEG静止画記録にも対応し、独自アルゴリズムの超解像技術により2,400万画素相当の静止画撮影ができるという。
レンズは光学10倍で、動画撮影時のズーム倍率は最大19倍(手ブレ補正OFF/ダイナミックズームON)。35mm換算で29.9mm~586mm/F1.2~F2.8。マニュアルフォーカスリングを備え、このリングを切り替えてズームリングとしても使用できる。手ブレ補正は、光学式と電子式を併用し、ズーム/ワイドのどちらでも安定した映像を撮影できるとしている。
SD/SDHC/SDXC対応のデュアルカードスロットを装備し、2枚のメモリーカードに同じ映像を記録するデュアル撮影に新たに対応。満容量時やエラー発生時に自動でカードを切り替えるシームレス撮影/オートリカバリー撮影など、従来の機能も利用できる。バッテリも2つ同時に装着可能なデュアルバッテリマウントに対応している。付属バッテリBN-VF823を1つ利用した際の連続撮影時間は約3時間5分(実撮影時間約1時間35分)。
3型46万画素のタッチパネル式モニタと、0.24型/26万画素相当のLCOSビューファインダを搭載。肩パッドの可動域拡大やグリップベルトの大型化により、使い勝手の向上も図っている。端子は、HDMI出力、ビデオ出力、オーディオ出力、リモート端子、ヘッドフォン端子、USBなどを装備。ステレオマイクを備えるほか、外部マイク入力やマイクホルダーも装備する。外形寸法は227×472×232mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリを除く重量は約2.93kg。