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ドコモ、4K解像度「Z5 Premium」やフルHDの「Z5」など、スマートフォンXperia 3機種

 NTTドコモは、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォンの新モデルとして4K解像度のディスプレイを備えた5.5型「Xperia Z5 Premium」(SO-03H)や、5.2型フルHDの「Xperia Z5」(SO-01H)、4.6型HDの「Xperia Z5 Compact」(SO-02H)を発売する。発売時期は、Z5 Premiumが11月下旬、Z5が10月下旬、Z5 Compactが11月中旬。

Xperia Z5 Premiumのブラック

 カラーバリエーションは。Xperia Z5がホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーンの4色。Z5 Compactはホワイト、グラファイトブラック、イエロー、コーラルの4色。Z5 Premiumはクロム、ブラックの2色。

Xperia Z5 Premium、左からクロム、ブラック

 Xperia Z5 Premiumは、4K/3,840×2,160ドットの5.5型トリルミナス液晶を搭載。4K解像度で撮影した動画を、そのままの解像度で表示できる。Xperia Z5は1,920×1,080ドット、Xperia Z5 Compactは1,280×720ドット。

 Xperia Z5 Premiumのみの特徴として、フルHDなどの動画/静止画も4Kにアップスケーリングする機能を搭載。設定でX-Reality for mobileをオンにすることで、アプリなどを問わず表示するコンテンツを4Kにアップスケーリングできる。

 動画撮影も4Kで行なえ、撮影した4K画からお気に入りの瞬間を約800万画素の静止画として切り出す機能も搭載している。

Xperia Z5、グラファイトブラック
ホワイト
ゴールド
グリーン

 Z5シリーズでは、Xperia Z1~Z4に搭載しているカメラモジュールを一新。デジタル一眼カメラαの技術を活かした新たなセンサーを搭載した。サイズは1/2.3型で名称も同じ「Exmor RS for Mobile」だが、有効画素数2,300万画素の積層型CMOSセンサーを採用(従来は2,070万画素)する。レンズはF2.0のGレンズ。

 AFも強化され、コントラストAFと像面位相差AFを組み合わせたハイブリッドAFにより、最速0.03秒のAFを実現した。メインカメラの焦点距離は広角24mmとZ4よりもワイドになっている。

 デジタル5倍ズーム機能も、画像処理エンジン「BIONZ for mobile」の進化により高画質化。

 撮影設定も細かく調整でき、プレミアムおまかせオート利用時でも、スライダーを動かす事で明るさや色合いを直感的に調節できる。HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影機能も進化している。

 動画撮影時の手ぶれ補正も強化。電子式手ブレ補正を搭載しているが、新たに搭載されたカメラモジュールにより、さらに高周波のブレまで低減。自転車に取り付けて撮影したり、ドローンに搭載する際も、小刻みなブレに対して、安定した補正ができるという。

Xperia Z5 Compact、グラファイトブラック
コーラル
イエロー
ホワイト

 音楽関連では、ハイレゾ音楽再生の再生が可能。再生可能フォーマットはZ4と同じで、192kHz/24bitのWAVやFLACなどに対応。Bluetooth接続時はLDACコーデックも利用可能。接続したヘッドフォンの特性をチェックし、再生音を最適化する機能も備えている。

 別売でハイレゾ再生に対応したイヤフォンも必要となるが、Z5向けのイヤフォンとして「MDR-NC750」も新たに発売。デジタルノイズキャンセリング機能とハイレゾ再生が両立できる。ユニットは9mm径のダイナミック型。イヤフォンのカラーはブラックとホワイト。ソニーストアで販売する。価格は11,800円。

Z5向けのイヤフォン「MDR-NC750」

 なお、同イヤフォンには外のノイズを集音するためのマイクが左右のハウジングに搭載されているが、これを通常のマイクとして用いてバイノーラル録音をする事もできる。ソニーではノイズキャンセルイヤフォンを耳につけたまま動画を撮影し、映像と共に、音もリアルに記録する使用スタイルも提案している。

AV関連以外の機能

 新たに指紋認証機能も搭載。側面の電源ボタンにセンサーを内蔵し、ワンタッチでログイン可能。設定時に複数回タッチさせておくことで様々な角度から認証でき、最大5本までの指を登録可能。

専用ケース「SCR42」

 CPUは、64bit 2GHzクアッドコア、1.5GHzクアッドコアのオクタコア仕様。メモリは3GB、ストレージメモリは32GB。microSDスロットも備える。IPX5/8の防水機能も備えている。外形寸法と重量は、Z5 Premiumが155×76×7.8mm(縦×横×厚さ)、180g。Z5が146×72×7.3mm(同)、154g。Z5 Compactが127×65×8.9mm(同)、138g。

 別売で、カバーを閉じても時計などが確認できる専用ケース「SCR46」(Z5 Premium用/ソニーストア価格6,000円)「SCR42」(Z5用/同6,000円)、「SCR44」(Z5 Compact用/同5,500円)も用意。SCR46/42は、ソニーストア以外にdocomo selectでも販売する。

(山崎健太郎)