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パロット、小型ドローンのBebop Droneに自動飛行ルート作成機能「Flight Plan」

 仏Parrot(パロット)は、クアッドコプター「Bebop Drone」向けに、自動飛行ルートを簡単に作成できるという新機能「Flight Plan」を22日より提供開始した。iOS/Android用コントロールアプリ「FreeFlight 3」のアドオン機能(アプリ内購入)として提供し、価格は2,400円(税込)。なお、期間限定で、半額の1,200円(税込)で購入できる(23日時点)。

Bebop Drone

 アプリのFreeFlight 3(Ver.3.7)でFlight Plan機能を有効にすると、スマホ/タブレット画面に飛行エリアを示す地図が表示。マップ上をクリックして出発地点を選択し、次に別のポイントを複数指定すると、Bebop Droneの自動飛行ルートが作成できる。進行方向や速度、高度は各ポイント間で変更可能。

出発地点と飛行ルートを設定可能

 飛行ルートをプログラムする際に「シナリオモード」を活用すると、ドラッグ&ドロップ操作だけでアクションを増やすことが可能。これを使って、動画/写真撮影や、離陸、着陸、旋回、カメラの角度変更などの各パラメータを調整できる。飛行ルートは保存/再現でき、同じシーンを繰り返し飛行/撮影することも可能。なお、アプリ内のFlight Planモジュールは、作成したフライトプランをParrot Bebop Droneに送信する際、オープンソースの通信プロトコル「MAVlink」を使用する。

シナリオモードの画面

 設定したルートで飛行する場合は、「再生」ボタンを押すとParrot Bebop Droneが自動で離陸。GPSとGLONASSのデータを関連付けるGNNSチップセットにより、Bebop Droneは±2mの精度で地理的位置を特定し、あらかじめ決めたルートやアクションに沿って飛行する。

 スマホ/タブレット画面にはBebop Droneの進行状況を表示すると同時に、ライブビデオストリーミング映像も見られる。ユーザーは自動飛行中に、マニュアル制御へ切り替えることも可能。

Flight Planの活用例

(中林暁)