JDI、より細いペンに対応するプレミアムモバイル端末向け液晶

　ジャパンディスプレイ(JDI)は、プレミアムモバイル端末向けに、独自のインセルタッチを進化させた第2世代Pixel Eyes液晶モジュールの量産出荷を開始した。

　Pixel Eyesは、タッチセンサー機能をディスプレイに内蔵するJDI独自の技術。第2世代Pixel Eyesでは、センサー電極の配置や構成材料を工夫することで、更なる狭額縁化や黒の表現力の向上、濡れた手で触れても誤動作しにくく、より細い電子ペンで線を描けるようになった。

　従来0.8mmだった額縁は、0.5mmに削減。さらに、パッシブスタイラス先端径も2.0mmから1.0mmとなり、より細いペンで線を描けるようになった。また、10型クラスの中型パネルへの適用も容易となり、16型程度までの大型化が可能という。

　JDIでは、今後もPixel Eyesを進化させ、より使いやすい液晶ディスプレイを提供するほか、LTPS技術を核に中小型液晶モジュールの技術開発を進めるとしている。