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クリエーターが映像作品を直接販売できる「Amazonビデオダイレクト」開始

 Amazonは11日、映像配信サービス「Amazonビデオ」を強化し、新たに「Amazonビデオ ダイレクト」をスタートした。コンテンツクリエイターやビジュアルクリエイターが、直接Amazonビデオに映像作品をアップロードし、収益を得られるプログラムで、アメリカ、ドイツ、オーストリア、イギリスのほか、日本でもサービス開始した。

 Amazonビデオダイレクトは、テレビ番組やドキュメンタリー、音楽ビデオなどを、コンテンツクリエイターが直接Amazonビデオで販売、レンタルし、収益を得られるプログラム。米国では、Conde Nast Entertainment、HowStuffWorks、Samuel Goldwyn Films、The Guardian、Mashable、Mattel、StyleHaul, Kin Communityなどの企業が参加を表明している。

 レンタルや購入のほか、プライム会員向けの「プライムビデオ」での配信による収入、広告付きの無料配信からのレベニューシェアなどの収益化手段を用意。これらの組み合わせにより作品ごとに収益化手段を選択できるという。

 登録した作品は、Amazonビデオが利用可能できる、アメリカ、ドイツ、オーストリア、イギリス、日本の各国に配信可能で、デバイスもFire TVやスマートフォン、タブレット、ゲーム機、スマートTV、Webブラウザなどから視聴可能。ストリーム時間や追加会員制サービスの会員人数、見込み収益、支払い履歴といったストリーミングデータ一覧を用いて、タイトルの販売・促進方法の最適化も行なえるという。

(臼田勤哉)