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ケンウッド、ハイレゾ対応カースピーカー2機種。新開発ツイータ&イコライザ

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドの車載用カスタムフィットスピーカーとして、ハイレゾ再生にも対応したXSシリーズ2モデルを6月上旬に発売する。どちらも2ウェイで、価格は17cmウーファの「KFC-XS1703」が37,000円、16cmウーファの「KFC-XS1603」が36,000円。

17cmウーファの「KFC-XS1703」

 ケンウッドは、ハイレゾ対応の「彩速ナビ」を展開、それに組み合わせるハイレゾスピーカーとして「XSシリーズ」を販売している。その新モデルが今回の2機種。

 どちらも新設計の25mmソフトドームツイータと、ウーファの2ウェイ仕様となっており、再生周波数特性は25Hz~48kHz(-10dB)。ツイータは付属のブラケットを使い、幅広い車両の純正位置に取り付けられる。

 ウーファのサイズは17cm径と、16cm径。どちらもユニットの中央にイコライザを配置。形状を最適化して音の流れをスムーズにしているほか、径方向に開けた空間と外周の壁により、位相とレスポンスの乱れも排除。「厚みのある中低域を再現する」という。

16cmウーファの「KFC-XS1603」

 振動板は高強度、高靱性を兼ね備えるという「高剛性グラスファイバー」。エッジ部分に径の異なる2つのカーブを組み合わせ、振幅リニアリティを向上させている。

 磁気回路にはネオジウムマグネットを採用。形状は磁束が滑らかに流れるように最適化。磁気変調歪みを軽減するアルミショートリングも採用。磁気回路を包む新設計のマグネットカバーは、振動板から発生する背面への空気の流れや圧力をコントロールしている。

 ボイスコイルは、真四角の断面を持つ線材を2層に巻く事で、磁束密度を高めた。フレームはアルミダイキャスト製。

 別売オプションとして、「スピーカー背面吸音材」と「スピーカー防音材」、「ポイント制振材」をセットにした「スピーカサウンドチューニングキット SKX-TK100」や、高純度OFCを採用したスピーカーケーブルなども用意する。

 瞬間最大入力/定格入力は、XS1703が180W/45W、XS1603が160W/40W。能率はどちらも83dB/W(@1m)。インピーダンスは4Ω。

 外形寸法と重量は、XS1703のウーファ部が156×66.5mm(直径×厚さ)で640g。XS1603が、160×57.4×161.9mm(幅×奥行き×高さ)で645g。ツイータは43.3×40.4×50mm(同)で50g。

(山崎健太郎)