ミニレビュー

“モンハン”ゲーミングヘッドセット実物を撮影。ナルガクルガ、ジンオウガ

左から「迅竜 ナルガクルガ」をモチーフにした「ATH-GDL3 NAR」、「雷狼竜 ジンオウガ」をモチーフにした「ATH-GL3 ZIN」

オーディオテクニカから、人気ゲーム「モンスターハンター」シリーズの人気モンスターとコラボしたゲーミングヘッドセット2機種が数量限定で発売された。「迅竜 ナルガクルガ」をモチーフにした「ATH-GDL3 NAR」と、「雷狼竜 ジンオウガ」をモチーフにした「ATH-GL3 ZIN」で、価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格はナルガクルガが16,300円前後、ジンオウガが13,000円前後。実物を入手したので、そのこだわりのデザインを撮影した。

ATH-GDL3 NAR

ATH-GDL3 NAR

ATH-GDL3 NARは、開放型の「ATH-GDL3」をベースに、迅竜 ナルガクルガをモチーフにしたデザインを採用。45mmの大口径ドライバーを採用し、ハウジングは開放型。メッシュハウジングの向こうに、赤いユニットの背面が見えている。

筐体のカラーはナルガクルガの体を、内部の赤は刃翼の部分からインスパイアされているようだ。素早い動きでハンターを苦しめるナルガクルガの雰囲気が伝わるデザインだ。

ナルガクルガをモチーフにしたデザイン。メッシュ以外の部分には、鱗のような文様が配されている
アーム部分から少し出ているケーブルも赤い
ヘッドバンド部分

ユニットのバッフルのカバーに、漢字を摸したユニークなL/Rの識別表示を採用している。さらに、オリジナルステッカーも付属する。

漢字を摸したユニークなL/Rの識別表示

軽量設計で長時間でも没入プレイが可能という。ヘッドパッドは着脱でき、水洗い可能。ブームマイクを供え、ゲーム、テレワークやオンライン授業でクリアな通話が可能という。ハウジングから、音量調整とマイクミュートを直感的に操作できる。

ケーブルは着脱可能で、様々なゲーム機との接続を想定した3.5mmステレオ4極ミニプラグの1.2mケーブルと、デスクトップPC向けに3.5mmマイクプラグと3.5mmステレオ3極ミニプラグを備えた3mケーブルを付属する。

ブームマイクは着脱可能
3.5mmステレオ4極ミニプラグの1.2mケーブルと、3.5mmマイクプラグと3.5mmステレオ3極ミニプラグを備えた3mケーブルを付属

実際に装着すると、驚くほど軽い。ガッシリとホールドされる安心感もあり、これなら長時間のゲームも負担が少なくプレイできそうだ。

開放型だけあり、音場の広がりは広大。描写力は高く、細かな音がよく聴き取れる。FPSなどで、敵の方向がわかりやすいだけでなく、反響などの違いも聴き取りやすいため、「同じ家の2階にいる」とか「壁の向こう側を歩いている」など、より細かな情報が得やすいヘッドフォンだ。

ハウジングの側面にボリュームも備えており、とっさにボリュームを絞りたい時も便利。オーディオ用ヘッドフォンにはない使い勝手の良さも魅力だ。

ATH-GL3 ZIN

ATH-GL3 ZIN
ATH-GL3 ZIN

ATH-GL3 ZINは、密閉型の「ATH-GL3」をベースに、雷狼竜 ジンオウガをモチーフにしたデザイン。

ジンオウガといえば鮮やかなグリーンが印象的だが、ヘッドフォンの筐体もそれと同じイメージのカラーを採用。イヤーパッド部分のカラーも、ジンオウガの毛を連想させる。

また、ジンオウガの雷撃だろうか、アームとハウジング連結部分のケーブルや、イヤーパッド根元部分はイエローがアクセントとして入っている。

イエローがアクセントとして入っている

こちらのモデルも、バッフルカバーに、漢字を摸したL/Rの識別表示を採用。オリジナルステッカーも付属する。

ハウジングは密閉型で遮音性が高いのが特徴。「音の細部まで高解像度に再現する」という45mmドライバーを搭載する。

付属品一覧

ヘッドパッドは着脱でき、水洗い可能。ブームマイクやケーブルなどの仕様はナルガクルガモデルと同じだ。なお、ブームマイクの付け根部分は、ナルガクルガモデルとジンオウガモデルでしっかり色が異なっており、こだわりを感じさせる。

密閉型ながら、ナルガクルガモデルと同様に非常に軽く、快適に装着できる。

ハウジングが密閉型だけあり、ナルガクルガモデルと比べると低域のパワフルさ、低音の重さなどがよりしっかり描写され、全体的にワイドレンジな再生が可能だ。オーディオテクニカらしい微細な描写力も備えており、ゲームだけでなく、音楽を楽しむヘッドフォンとしても実力は高い。

迫力のあるサウンドも楽しめるため、RPGやアドベンチャー、レースゲームなど、ドラマチックな雰囲気や臨場感を楽しみたいゲームにマッチしそう。映像配信で映画などを観る時にも使えそうだ。

山崎健太郎