シアター探訪

都内に日本初ドルビーシネマ専用劇場。丸の内ピカデリーのプレミアムな映画体験とは?

映画を映画館で楽しむ時、気になるポイントの一つが上映の設備。スクリーンの大きさ、周りを包み込むような音響、シートの快適性など、さまざまな要素で技術やサービスの進化は著しく、最近も続々とオープンしている新しい映画館/スクリーンに導入されている。そんな中、映画好きにとって最良の選択肢となりそうな映画館が10月都内に誕生した、「丸の内ピカデリー ドルビーシネマ」だ。

丸の内ピカデリー

JR有楽町駅・東京メトロ銀座駅から徒歩1分(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン別館5F)という抜群の立地に加え、都内では初となる「ドルビーシネマ」を導入。都心勤めの会社員にとっても、この上ない施設といえる。

丸の内ピカデリー ドルビーシネマは、ルミネ2などが入居している有楽町マリオン別館の5階に

今回は、丸の内ピカデリーをはじめ、シネコン「MOVIX」などの各種映画館を運営する松竹マルチプレックスシアターズ(SMT)の担当者に、同社グループが目指す映画館と、その取り組みを聞いた。丸の内ピカデリー支配人の島友宏氏には、主に同施設オープンの狙いや運営の状況について、マーケティング部劇場宣伝室 室長の岡本敏幸氏には、SMT全体のシネコン展開や会員制度などについてインタビューした。

左から、松竹マルチプレックスシアターズ マーケティング部劇場宣伝室の岡本敏幸室長、丸の内ピカデリー支配人を務める島友宏氏

有楽町マリオン別館5階の施設を大リニューアル、都内初の「ドルビーシネマ」対応館

丸の内ピカデリー ドルビーシネマは、「丸の内ピカデリー3」としてこの地で親しまれてきた劇場が休館し、1年近い大リニューアル期間を経て誕生した。場所は東京・JR有楽町駅そばの大型施設「有楽町マリオン」の別館5階。ちなみに「丸の内ピカデリー1・2」は、言わば“本館”にあたるビル棟9階で現在も営業している。丸の内ピカデリー ドルビーシネマと、丸の内ピカデリー1・2は出入り口が全く異なるので、初めて来場される方はご注意を。

施設面でのトピックは、なんといっても「ドルビーシネマ」に対応した点が挙げられる。近年の映画館・シネコン運営を巡っては、PLF(Premium Large Format)と呼ばれる、高画質・高音質を追求した施設が注目を浴びており、ドルビーシネマはまさにその代表格の1つ。

ドルビーシネマに採用されているHDR映像技術のDolby Visionは、簡単に言えば映画作品の暗いシーンをしっかり暗く、明るい部分を鮮やかに表現でき、映画監督が見せたい画質を忠実に再現できるという点が大きい。音響技術のDolby Atmosについても、体を包み込むような立体感のある音で、ストーリーに没入できるのがメリットだ。加えて、シネマ体験に最適化されたというシアターデザイン(インテリアカラー、空間デザイン、座席アレンジメント)なども特徴。

シアター内のスクリーン。サイズは15×7.13m(幅×高さ)

丸の内ピカデリー ドルビーシネマでは、ドルビーシネマ対応作品の鑑賞料金は、通常料金に加えてプラス600円がかかる。一般料金が1,900円なので、標準では2,500円という計算になるが、前売券やサービスデイによる割引は適用される。例えば毎月1日のファーストデイ割引を使えば一般1,800円で鑑賞可能だ。

最前列はリクライニングシート
余裕のある座席スペース

SMTの概要についても簡単に確認しておこう。そもそもは松竹グループがシネコン運営に進出すべく設立された会社で、誕生は1996年。以後、全国各地にシネコンを開館していく中で、それまで松竹の直営だった映画館についてもSMTが継承した。現在は「松竹グループにおける映画館運営会社」という立ち位置だ。

エレベーターの扉が開いた瞬間から「ドルビーシネマ」

――丸の内ピカデリー ドルビーシネマがオープンして約1カ月が経過していますが、率直な感想や手応えをお聞かせください。

島氏(以下敬称略):オープニング作品となった「ジョーカー」が大ヒットしたこともありまして、大変多くのお客様にご来場いただけています。

支配人の島友宏氏

丸の内ピカデリー ドルビーシネマは、1つの施設に1つのスクリーンで、ロビーや売店も1つのスクリーンのためだけにある。こうしたプレミアム感も含めて、ご好評をいただけたと考えています。

島:ドルビーシネマのコンセプトは、音響のDolby Atmos、映像のDolby Vision、そしてシアターデザインの3本柱です。このシアターデザインにおいて、丸の内ピカデリーはオリジナリティを追求できたと思っています。

(複数スクリーンのうち1つだけがドルビーシネマ対応で、ロビーやチケット売店を一般スクリーン客と共有する施設とは異なり)ドルビーシネマのためだけにロビーも作り込んでいます。

――有楽町は「映画の街」でもありますし、この界隈で最も高品質な映画体験したいから、丸の内ピカデリーを選ぶというお客様も多いかもしれませんね。

島:そうですね。実際にお客様の反応をみますと、エレベーターで5階に上がってきてその扉が開いた瞬間、「おぉー」と仰る方が凄く多いです(笑)。ロビー全体が、ドルビーシネマが定義する(黒基調の)内装になっているので、そこを新鮮に感じていただけるようです。

またエントランスから実際に劇場に入るまでのAVP(Audio Visual Path)の空間も特徴的な仕組みですし、ここで映画の世界に入り込むような体験を味わっていただけます。

岡本:ドルビーシネマは黒の表現が素晴らしく、「ジョーカー」の作品性ともピッタリでした。嬉しいことに、通常上映とドルビーシネマを見比べてみようというお客様も非常に沢山いらっしゃいました。

ドルビーシネマ導入の経緯

――ドルビーシネマの導入は、SMTにとって丸の内ピカデリーが2施設目となります。これまでの取り組みなどについて、伺えますか?

岡本:SMTは、松竹グループにおける映画館運営会社という立ち位置になっています。映画館のブランドはいくつかあるのですが、中でも「MOVIX」と名付けられている施設のうち、ドルビーシネマ初導入となったMOVIXさいたまは、MOVIXの中で最も動員が多い施設なんです。ですので、まずはそのフラッグシップ館にドルビーシネマを入れるというのが非常に重要でした。

岡本敏幸氏

その次の展開を考えていく上で丸の内ピカデリーへとなっていきました。先ほど「有楽町は映画の街」という話が出ましたが、(娯楽の種類も増えて)その立ち位置に変化もあります。

他の興行会社で映画館の再編もありますが、松竹は有楽町でも映画館をやり続ける。しかも、シネコン全盛の中で、国内初のドルビーシネマ専用劇場をリニューアルオープンさせることには「映画の街・有楽町に相応しい劇場を作りたい」街への強い想いを込めました。

――SMT全体としては、いわゆる「PLF」(Premium Large Format。IMAXやドルビーシネマなどを含む大画面スクリーンの特別なシアター)の導入は、ドルビーシネマが初だそうですね。

岡本:はい。4DXやMX4Dなどについても、現状SMTでは導入していません。ドルビーシネマの導入については、国際的な普及状況、収支などを相当検証した上で、最終的に決断しました。

土地ごとに特色ある劇場。様々な交流も

――ところで島さんは丸の内ピカデリーの支配人になるまでに、どんな経歴を歩んでいらしたんですか?

島:私は1999年にSMTに入社して、最初はMOVIX 倉敷(岡山県)の立ち上げに携わりました。その後は、ミッドランドスクエアシネマ(愛知県名古屋市で2007年に開業。中日本興業と松竹による共同運営体制でスタート)やMOVIX三好(愛知県みよし市)、MOVIX 三郷(埼玉県)でも勤務しました。最初に支配人になったのは、MOVIX日吉津(鳥取県)でしたね。川口(埼玉県)でも支配人を務めて、その後2018年10月、ドルビーシネマ導入のため長期休館に入る直前の丸の内ピカデリー3へ移ってきました。

――なるほど、かなり転勤は多いんですね。3~5年くらい勤めてまた別のシアターへ……といった流れでしょうか?

島:はい、だいたいそういった感じです。

――宣伝室長を務めている岡本さんも、やはり以前はシネコンの支配人などを?

岡本:私は2000年入社で、神戸市の六甲、奈良県の橿原(ともに現在は閉館)、大阪の八尾、なんばパークスシネマ(大阪市)、さいたまの順で務め、そのあとはマーケティング部に入りました。初めて支配人になったのは橿原でした。

SMTの本社は中央区築地にありますが、そこにいる社員の多くは、映画館・シネコンの運営を現場できっちり学んでいます。

――思い出深い赴任地などもありますか?

島:MOVIX日吉津にいた時代は、常連のおばあちゃんからタケノコを頂いたり、本当に温かさを感じましたね。

一方でこの丸の内ピカデリーですと、当然ながら本当に「映画好き」の方が快適な視聴体験をしようと、足を運んでいただいています。やはりその土地土地によって、色々な良さがありますね。

イベント上映・ODS・ママ向け上映などグループ全体で展開

――ここ数年は、シネコンの楽しみ方も広がっていて、単に映画を公開するだけでなく、イベント上映であったり、映画以外の作品を配信するODS(Other Digital Source/Staff)なども認知されてきました。SMTでは、どのように取り組んでいますか?

島:イベント上映等については、最近は社内の番組編成チームが主体となって企画されるケースが多いです。中でも爆音上映については「爆音映画祭」として、SMT全体でかなり積極的に展開中です(爆音映画祭の特設ページ)。

応援上映も、実際に支配人として現場に臨んだのですが、最初は「本当に集客になるのだろうか? 」とも思っていました(笑)。しかし、実際やってみるとしっかり成果が出ましたね。こうした上映スタイルがお好きな方も着実にいらっしゃるのが実感できました。

応援上映はやはりティーンが鑑賞するケースが多いので、作品としてはアニメが多いです。あとジャニーズ事務所所属のアイドルが多数出演する「少年たち」(2019年3月公開)のように、女性人気の高いアイドルが出演する作品も相性がいいようです。

岡本:子育て中のママ世代向けの映画上映としては、「ほっとママシネマ」を展開しています。これは我々劇場宣伝室で進めた企画です(編注:赤ちゃんが驚かないよう、照明や音量をマイルドに設定して上映。また、スクリーン前方にお子様プレイスポットも設置)。

島:ODSは、映画と並ぶ収益の柱とまではいっていませんが、イベント上映の比率は年々高まっていている印象です。

岡本:ライブビューイングに限っての話になりますが、3年前の2016年と比較すると、2019年はSMT全体で動員・興行収入どちらも167%増加という水準になっています。かなりのボリュームになってきていますね。

またODSでは、松竹ならではのコンテンツとして、「シネマ歌舞伎」や、(オペラを楽しめる)「METライブビューイング」がありますので、引き続き力を入れていきます。

SMT Membersの入会無料化で、チケットのオンライン購入比率が急増

――チケットの買われ方に変化はありますか? 最近はスマホが普及したこともあって、オンライン販売をご利用になる方が当然増えていると思います。

岡本:SMTでは「SMT Members」という会員制度を展開しています。映画6回鑑賞で1回分が無料になるというのが、基本的な特典です。

「SMT Members」の特典詳細ページ

SMT Membersに入会するには、昨年まではまず劇場窓口に足を運んでいただく必要があったのですが、手続きをWebで完結させられるようにしました。これにともなって、以前は会員カード代100円を頂戴していたのをやめ、今は無料で入会できます。よりお気軽に利用いただけるようになりました。

これはやはり「窓口の混雑を解消し、お客様をお待たせしない」というのが狙いでした。手続き簡素化・無料化は2019年春に実施して、約半年経った訳ですが、オンライン購入率が10%も上がりました。チケットはスマホで買って、ポイントも一緒に貯まるという流れが、完成してきています。

SMT Membersになってチケットを買うと、次回の鑑賞が割引になるクーポンをお届けしています。ここも実は工夫していて、クーポンを使うにも窓口購入よりオンライン購入の方がさらに100円おトクになるんです。細かいところでは、「ほっとママシネマ」の上映スケジュールをメールでお伝えする仕組みもあります。

また、丸の内ピカデリーに来場するお客様とSMT Membersの相性はよく、チケットのオンライン購入率は高い日で7~8割になります。

――プレミアム感の高い劇場だから、という要因もありそうですね。早いうちから予定を決めてチケットを買っておきたいという。

岡本:そうですね。特にオープニング上映となったジョーカーは、初日から3日間は全回満席状態でしたから、オンライン購入の必要性も自然と高まったのでしょう。

――ここまでオンライン購入の比率が高まると、シアターの設計にも影響がありそうですね。

岡本:そのとおりです。丸の内ピカデリーは有人のチケット販売窓口は1つだけで、チケットの自動販売機・受取機が3台あるだけです。またSMT全体の施策として、チケット自動販売機の導入は推進しています。

支配人自ら選んだこだわりビールも販売中

――コンセッション(飲食売店)についても、やはり力をいれているのでしょうか?

島:はい、そこはプレミアム感を出している部分です。ビールに「隅田川ブルーイング」をご用意しているのもその一環です。実際に私が飲み比べをしまして、最終的に銘柄を選定しました(笑)。 ホットドッグでもドトールとコラボするなど、1ランク上のものを採用しています。

コンセッション。キャッシュレス対応も進んでいる

岡本:ポップコーンも「シネマグルメポップコーン」と銘打って、専門店の「ヒルバレー」とのコラボ商品を扱っています。

――特に人気のメニューはありますか?

島:やはりポップコーンとドリンクが圧倒的な定番である事は間違いないです。一方で、時代に合わせた商品展開ももちろん考えています。(高級ソフトクリームで知られる)クレミアを導入したのも、SMTはシネコン業界でも相当早かったですね。ちなみに、キャラメル味のクレミアが新導入されたばかりですが、かなり美味しいのでオススメですよ。

クレミアのキャラメル味。濃厚ながら甘すぎず、大人もクセになる味わい

――見たところ席がかなりゆったりした配置で、食事を楽しみやすい劇場ではありますよね。

岡本:シート配置は基本的にはドルビーシネマの規格に沿ったものになっていますが、改装前(丸の内ピカデリー3)はもともと540席の劇場だったんです。それが255席になっている事からも、余裕のあるつくりであることがお分かりいただけるかと思います。

座席構成

――ところで2019年は、MOVIXをはじめ映画・シネコンチェーンでの鑑賞料金値上げが相次いた年でした。SMT全体という意味では、客足への影響等はありましたか?

岡本:いまのところ、影響はでていないと考えています。特にSMT系列の場合、SMT Membersでの「次回割引クーポン」をご利用頂く場合の料金は、改訂していないんです。リピートでご鑑賞いただくお客様には影響が少なかったという側面はあると思います。

丸の内ピカデリー ドルビーシネマの場合、プラス600円の鑑賞料金がかかりますが、ベースとなる基本鑑賞料金はSMT Membersの各種割引が適用されます。SMT Membersは相当お得な制度だと思います。入会金もかかりませんし、ぜひご入会いただければ。

今後の注目作、そしてSMTの新規出店計画は?

――丸の内ピカデリーの、今後の作品上映予定などについてお聞かせください。

島:ドルビーシネマの規格に対応した作品をしっかり上映していきます。また、丸の内・日比谷地区の映画館では、作品公開の記念イベントが頻繁に行なわれる土地柄でもありますので、丸の内ピカデリーについても、そこは踏襲していきます。

岡本:現状では、ハリウッド大作を丸の内ピカデリー ドルビーシネマで公開していく格好になります。日本映画としては、2020年1月に、サンライズ配給「劇場版 機動戦士ガンダムI~III」のドルビーシネマ版を、2020年3月には、KADOKAWA/松竹共同配給で「Fukushima 50」を上映する予定です。これは“日本初の国産ドルビーシネマ”という意味でも注目です。

島:直近(取材時の11月上旬時点)では「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」ですね。その次は「ドクター・スリープ」(11月29日公開)です。どちらも、作品性として本当にドルビーシネマとバッチリ合っていますので、ぜひお楽しみいただければ。

そしていよいよ、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(12月20日公開)が控えています。

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」
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――SMTグループで、今後の映画館の出店予定などはどうでしょう?

岡本:2021年春開業予定のJR熊本駅ビルに10スクリーン約1,400席、また2025年春にはJR広島駅の新駅ビルに新たに出店する予定です。2020年3月には、営業中のMOVIX京都において、新たにドルビーシネマが導入されますので、こちらもご期待ください。

“普通のシネコン”とは真逆のコンセプトで日本一を目指す

――改めて、丸の内ピカデリー支配人として、今後の展望などもお聞かせください。

島:ある意味、丸の内ピカデリー ドルビーシネマのコンセプトは時代の流れとは真逆なんです。1スクリーンのためにロビーから含めてイチから作り直す。これは、沢山のスクリーンを用意した、大規模施設を作るというのが最近の潮流ですからね。

ただ、それゆえのプレミアム感が、丸の内ピカデリー ドルビーシネマにはあると思います。通常の上映に比べてプラス600円の料金をいただいている以上、それに見合っているかがお客様の評価基準になってきます。

小規模さを逆手にとって、お客様が期待をもって映画館にいらしてから帰るまでの流れ全てを“完璧”にコーディネートできないか、と考えています。

その一端が、劇場入り口でお迎えする“コンシェルジュ”です。コンシェルジュは、その業務にあたって特別な研修を受けなければなりません。そうした意味でも、お客様対応をしっかり磨いて、丸の内ピカデリー1・2と共に日本一の映画館を目指したいですね。

――劇場宣伝室としての今後の目標はいかがでしょうか。

岡本:まずはやはり、SMT Membersを通じて上手く情報発信をして、リピートしてもらうか、いかに劇場の“ファン”になってもらうかに力をいれていきます。

映画は、同じ作品が色々な劇場でかかります。その中でどうすればSMTの劇場を選んでもらえるか。そこは料金なのか、劇場の雰囲気なのか、色々好みはあると思いますが、だからこそファンの獲得が必要になってくると思います。

森田秀一

1976年埼玉県生まれ。学生時代から趣味でパソコンに親しむ。大学卒業後の1999年に文具メーカーへ就職。営業職を経験した後、インプレスのWebニュースサイトで記者職に従事した。2003年ごろからフリーランスライターとしての活動を本格化。主に「INTERNET Watch」「AV Watch」「ケータイ Watch」で、ネット、動画配信、携帯電話などの取材レポートを執筆する。近著は「動画配信ビジネス調査報告書 2017」「ウェアラブルビジネス調査報告書 2016」(インプレス総合研究所)。