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J SPORTSとDAZNで全力視聴! 自転車ロードレースを楽しむ方法・2018年版

シーズン本番! ツール・ド・フランスに向けた戦いが、今始まる

 自転車ロードレースのファンの皆さん! 2018年シーズンがいよいよ本番ですよ! いやぁ昨年はトム・デュムランがお腹を壊しつつのジロ・デ・イタリア総合優勝とか、ロメン・バルデが激坂で王者クリス・フルームを完全にねじ伏せたツール・ド・フランス第12ステージ勝利とか、印象的なシーンが一杯ありました。今年も期待しちゃいますよねー。

ツール・ド・フランス 2017年大会の様子

 ……っと、すいません。いきなり自転車ネタ書ける喜びではしゃいでしまいました。まぁとにかく週末の3月4日にフランスでスタートする「パリ~ニース」を皮切りに、世界最高峰の自転車ロードレースシーズンが本格的にスタート。球春ならぬ「輪春」の到来、といったところでしょうか。

 詳しくない方のために念のため説明しますと、自転車ロードレースの本場はヨーロッパです。強豪選手の多くがフランス、ベルギー、イギリス、スペイン、イタリア、その他東欧諸国の出身。日本出身の選手では新城幸也、別府史之の2人が特に有名です。

 自転車ロードレースの大会はそれこそ毎週末、ヨーロッパ各地で開催されています。コースはもちろん公道。石造りの街並み、山間の美しい自然を横目に、選手たちは平均時速40kmに迫るスピードで駆け抜けていきます。

 レースは距離、日数、坂道の割合などでさまざまなバリエーションがありますが、その1つの頂点といえるのがご存じツール・ド・フランスです。3週間かけて3,000km超を走破するという悶絶級の大会で、会期は毎年7月。多くの選手がその“ツール”への出場、そして活躍を目指し、戦います。

激動の2017年。DAZN自転車ロードレース中継の1年目はどうだった?

 さて、この自転車ロードレースを日本で楽しむには、当然テレビ中継を頼ることになります……が、実は昨2017年に大きなうねりがありました。それまではBSの有料チャンネル「J SPORTS」の1局で、主要な大会をほぼ全て放送していました。

こちらがJ SPORTSの公式サイト。番組情報はもちろん、自転車ロードレース観戦初心者向けの読み物も豊富です

 そこへ入ってきたのが「DAZN(ダゾーン)」です。DAZNはテレビ局ではなく、スポーツ専門のライブ映像配信サービスですが、そのイメージに反してとにかく大規模。Jリーグを独占的に配信するだけでなく、欧州サッカー、野球、テニス、バスケットボールなどを手広く扱い、さらにはスマホを含めたマルチデバイス対応、見逃し配信などの機能面も充実させています。

一方のDAZN。会員登録&ログインしないと、具体的にどんな番組が何時から放送されるか分かりづらいのがやや不満

 このDAZNが、ツール・ド・フランスと並ぶ有名レース「ジロ・デ・イタリア」2017年大会の生中継を行なうことになったのです。前年まではJ SPORTSが生中継していただけに、ファンは驚きました。このあたりの顛末は、昨2017年5月に掲載した記事をご覧ください。

 その記事では色々不安も口にしましたが、結論を申し上げると2017年のジロ・デ・イタリア中継はついては、おおむね満足しました。最大の懸念だった実況・解説も結局全ステージで実施。特にJ SPORTSでの解説も担当する別府始氏が、DAZNにも登板した意義は大きかったと思います。

 また、J SPORTS中継でかつて解説の常連だった今中大介氏(近代ツール・ド・フランスにおける日本人初出場選手)が、出演したのも嬉しかったですね。日本国内レースの現地解説などは耳にしていましたが、まさかDAZNに出てくれるとは! 現役時代の経験談は重みがありますし、氏ならではの優しい語り口がやっぱり味わい深かったです。

 一方の実況もなかなか。TBSテレビ・ラジオの野球中継で知られる林正浩アナウンサーが自転車ロードレースの実況を担当しているのはビックリしましたが、安定感はさすが。そしてなんといっても、木下貴道氏です。普段はラグビーなどの実況をおもに手がけているそうですが、ほぼ初という自転車ロードレース実況を見事にご担当されました。

DAZNの配信番組を検索したい場合は、https://watch.dazn.com/ja-JP/sports/のページのほうが便利です

2018年シーズンもJ SPORTS&DAZN体制が継続、実際にはどんな割り当て?

 そして本題の2018年シーズン。今シーズンもJ SPORTSとDAZNの二頭体制による中継が継続することになっています。筆者が独断と偏見で選んだ注目レースについて、どちらの事業者が放送するかを簡単にまとめました(これ以外にも放送・配信される大会は多数あります)。

【2018年シーズン注目レースの配信サービス】
(J SPORTSおよびDAZNの発表内容をもとに筆者作成)

  • 3月4~11日 パリ~ニース J SPORTS
  • 3月7~13日 ティレーノ~アドリアティコ DAZN
  • 3月17日 ミラノ~サンレモ DAZN
  • 3月25日 ヘント~ウェヴェルヘム DAZN
  • 4月1日 ロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・ド・フランドル) DAZN
  • 4月8日 パリ~ルーベ J SPORTS
  • 4月15日 アムステル・ゴールド・レース DAZN
  • 4月18日 フレッシュ・ワロンヌ J SPORTS
  • 4月22日 リエージュ~バストーニュ~リエージュ J SPORTS
  • 4月24~29日 ツール・ド・ロマンディ DAZN
  • 5月4日~27日 ジロ・デ・イタリア DAZN
  • 5月13~19日 ツアー・オブ・カリフォルニア J SPORTS
  • 6月3~10日 クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ J SPORTS
  • 7月7~29日 ツール・ド・フランス J SPORTS
  • 8月25日~9月16日 ブエルタ・ア・エスパーニャ J SPORTS
  • 10月7日 パリ~トゥール J SPORTS
  • 10月13日 イル・ロンバルディア(ジロ・デ・ロンバルディア) DAZN

 ご覧のように3~5月にかけて行なわれるレースは、それはもう見事なまでにJ SPORTSとDAZNが中継を分け合っています。特に注目したい部分は4月1日にDAZNが中継するロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・ド・フランドル)と、J SPORTSが4月8日に中継するパリ~ルーベ。年間スケジュール通しで考えても極めて“格”の高いレースで、その沿道の観客の熱狂たるや凄まじいものがあります。自転車ロードレースをほとんど見たことがない人にも、オススメしたいレースです。もしJリーグ・プロ野球目当てでDAZNを契約した人も、4月1日夜のスケジュールを空けておいていただければ。

 ただ、DAZNは2017年のロンド・ファン・フラーンデレンを、一度は配信すると発表したものの、急遽とりやめるという「やらかし」の実績があります。汚名返上できるか? その成果が問われる4月1日になりそうです。

 ジロ・デ・イタリアは引き続きDAZNにて中継されます。ここは昨年の実績がありますから、比較的安心できる部分でしょう。そして7月のツール・ド・フランスは、先駆者の意地と言うべきか、今年もJ SPORTSでの放送。サッシャ氏、栗村修氏、永井孝樹氏、浅田顕氏、谷口広明氏、永田実氏、飯島誠氏、宮澤崇史氏、狩野智也氏、中野喜文氏らの流ちょうな実況・解説を聞きながら、アルプスの山々やひまわり畑の空撮を見られるのが今から楽しみです。白戸太朗氏も出るといいんですけど、都議会議員になってしまった以上、無理、かなぁ?

J SPORTSの自転車ロードレース中継予定。7月には燦然と輝く「ツール・ド・フランス」のロゴが

DAZNの現状~テレビ対応が充実、日本語実況もほぼ定着か

 このように「どのレースを見たいか」で、契約すべきサービスは変わってきます。熱心なファンなら自ずと両方契約するでしょうが、ここでは「どんなデバイスで見られるのか」「料金は幾らなのか」「最近の中継スタイルはどんな感じなのか」という観点で比較してみたいと思います。

「DAZN」のPC版。ログインすると今まさにライブ配信中の番組がノークリックで再生スタートします

 まずはDAZN。その魅力は対応デバイスの豊富さです。スマホ(アプリ)・PC(ブラウザ)は当然として、AmazonのFire TVシリーズやChromecast、Apple TV、Air Stick(TSUTAYAグループのCCC AIRが販売するスティック型Android TV端末)に対応していますので、比較的簡単に大画面テレビでコンテンツを楽しめます。

 また、テレビそのものにDAZNの視聴機能が統合される例も増えてきました。ゲーム機のPlayStation 4でもDAZNを視聴できます。

 視聴料金は月額1,750円。ドコモ携帯電話を契約しているユーザーならさらに安価な月額980円のプランを選択できます。これで自転車ロードレースを含む全コンテンツが視聴可能です。既に開幕したJリーグはもちろん、プロ野球11球団の公式戦中継も間もなく始まりますから、コストパフォーマンスは相当高いです。

 DAZNでの自転車ロードレース中継はすでに始まっていて、筆者も1月28日の「カデル・エヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース」をライブ視聴しました。実況・解説は前述の木下貴道・別府始コンビ。全編中継ではなく、レース途中からの配信となっていました。

1台あるとなにかと便利なChromecast。DAZNとJ SPORTSオンデマンドどちらのコンテンツともテレビ画面に出力できます。ひたすら汎用性を追求するならベターな機器です
DAZNでの生中継をChromecastでテレビ画面に表示したところ。残り距離などの表示は見やすいし、スマホ視聴よりも断然オススメです
Chromecast配信中のスマホ画面はこのような感じ
Fire TV用DAZNアプリの詳細画面
Fire TVだとリモコンがあるので、見逃し配信時のトリックプレイ操作がラクです

 DAZNでは最近、配信インフラの強化をアピールしています。サーバーの増強や、配信関連プログラムの洗練が進んだのでしょう。当日の中継でも特にトラブルらしいトラブルはなく、非常に安定してレースを楽しめました。

 改めて言うまでもないですが、自転車ロードレース中継は2~3時間を超えるのがザラです。これだけ長時間連続して映像を見るならば、やはりテレビ画面で見るのがいいですね。最近はWi-Fiもありますから、テレビをネット接続するのもそれほど難しくはないと思います。

 なお、DAZNの自転車ロードレース中継は大会後約1週間は見逃し配信が行なわれます。それを過ぎた後は、1レースあたり約5分のハイライトが見られるようになっています。前述のグレート・オーシャン・レースはまさにこのルール通り、2月下旬の段階では見逃し配信がすでに終了し、ハイライト映像のみ配信中という状況です。

見逃し番組の一覧をFire TVで表示してみた

 しかし、DAZNの1~2月の自転車ロードレース中継を振り返ってみますと、番組数そのもの、そして日本語実況・解説の充実は嬉しい限りです。本稿執筆時点では5大会21レースがすでに配信済みだったのですが、日本語実況がないのはヴォルタ・アン・アルガルヴェのみ(1大会5レース)となっています。さらにアブダビ・ツアーの第2ステージでは土井雪広氏が解説で出演。J SPORTSとDAZN両方に出演する解説者がまた1人増えました。

 3月以降の配信ラインナップにも期待が持てます。3月3日の「ストラーデビアンケ」は日本で中継されるのは、恐らく初では? また、4月の「アムステル・ゴールド・レース」はここ1~2年なぜか中継されなかったと記憶しています。それがDAZNで楽しめるなら、いちファンとしては大変有り難いです。

J SPORTSオンデマンドは伝統&番組企画力で勝負?! テレビ対応ではもう一声ほしい

 一方のJ SPORTSはBS放送局としてのイメージが強いですが、2015年に「J SPORTSオンデマンド」を立ち上げ、自前での動画配信に乗り出しています。厳密にはBS放送とは番組ラインナップが異なりますが、こと自転車ロードレース中継の視聴が目的ならば、利便性が非常に高いサービスです。筆者も昨2017年のツール・ド・フランス中継は、BS放送ではなくJ SPORTSオンデマンドで楽しみました。

「J SPORTSオンデマンド」のWebサイト

 料金は「ジャンルパック」が月額1,800円。自転車番組だけを見たい場合は、このプランを選択すればOKです。野球やサッカー、ラグビーなど丸々楽しみたい場合は月額2,400円の「総合パック」のほうが圧倒的にお得になります。また、両プランとも25歳以下ならば半額になる特典もアリ。

 DAZNとの比較では、デバイス面でやや不利。現状ではテレビ視聴用のデバイスがApple TV(第4世代以降)とChromecastの2つだけに限られています(スマホ・PCでの視聴は可能)。特にFire TVシリーズに未対応なのは痛い。映画・ドラマ系の映像配信サービスはFire TV対応がほぼデファクト化しているだけに、ぜひキャッチアップしていただきたいですね。

J SPORTSオンデマンド番組をテレビ画面で楽しむなら、スマホアプリ & Chromecastの組み合わせが最も手軽。こちらはAndroid版アプリ
視聴画質を選択可能。Chromecast出力したいときは、右上のアイコンから実行しましょう
テレビ画面へ出力した状態
Chromecast配信中のスマホ画面。30秒スキップ/バックボタンが欲しいかも

 2018年シーズンは1月の「ツアー・ダウンアンダー」、2月の「ブエルタ・ア・アンダルシア」を配信済み。注釈によれば前者が3月31日、後者が4月30日まで見逃し配信が行なわれます。配信レースの数自体はDAZNと比べて少ないですが、見逃しの期間ではJ SPORTSオンデマンドに軍配が上がります。

 そして番組のクオリティは流石の一言。おなじみの実況・解説陣による中継が楽しめます。Twitterを使った質問募集なども実に手慣れていました。やはり「日本の自転車ロードレース中継と言えば、コレだよな」と心の中で呟いてしまいました。

 そういえば余談ですが、J SPORTSオンデマンド限定で昨年5月に放送された番組「ドーなった? アリタイ・デ・ロジ」はとてつもない企画でした。競合他社で放送されたジロ・デ・イタリアを、いわばその放送権を譲った(奪われた?)側であるJ SPORTSの実況・解説陣がわざわざ振り返るという、非常に斬新な構成。番組の中身でも「腫れ物に触る」感をあえて出していて、いやはや楽しませていただきました。J SPORTSは折に触れて「自転車バラエティ」的番組を放送していましたが、その真価が発揮されたといえましょう。

 3月以降のラインナップも当然充実しています。まずは冒頭でも触れたパリ~ニースが始まりますし、4月8日のパリ~ルーベが最初の山となるでしょう。そして何より7月にはツール・ド・フランスが控えています。

 日本の国内レースに目を向けているのもJ SPORTSオンデマンドの特徴でしょう。全22戦に渡る実業団・プロ選手権レース「Jプロツアー」のダイジェスト版(1回あたり約5分)を、ヨーロッパレース中継に合わせて配信する予定となっています。

 また、現状では正式発表がなされていませんが、シーズン後半の10~11月には、日本国内で開催される「ジャパンカップ」「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の生中継を実施するのがJ SPORTSでは恒例になっています。この2レースは、ヨーロッパの有名選手が来日する貴重な機会。今年2018年がどうなるかは不明ですが、やっぱり期待してしまいます。

自転車ロードレース楽しむならJ SPORTSとDAZNの“二刀流”で

 2018年の自転車ロードレースをフルに楽しむには、やはりJ SPORTSオンデマンドとDAZNどちらとも上手く付き合っていく必要があります。よほどの事情がないかぎり、この“二刀流”でいくのがスジでしょう。

 正直、2017年はDAZN参入の衝撃に慌てふためいてしまいましたが、結果を見ればDAZNとJ SPORTSが並び立つことにより、中継レース数は全体として明らかに増加しました。迎え撃つJ SPORTS側の放送内容もパワーアップし、ツール・ド・フランスは全21ステージでスタートからフィニッシュまでを完全中継するに至りました(1ステージはどう見積もっても平均4時間超え、しかもそれが3週間連続)。どれをとっても、ファンとしては歓迎すべき傾向でしょう。

 もちろん、全てを楽しむには2サービスを契約せねばならず、出費が増えたのは事実です。ただ、今以上にファンの“裾野”を広げるためには、これもまた通過儀礼かと。それこそ自転車ロードレース中継を見て、将来プロを目指す子供たちも増えてほしいですよね。

 また出費といっても、J SPORTSオンデマンドとDAZNはともに1カ月単位での契約なので、こまめに解約・再加入を繰り返すのも1つの手です。これを見越してか、DAZNには「(契約の)一時停止」という制度もあります。

 これは「退会」とはまた別の概念で、視聴期限満了時に契約を自動停止させつつも、指定の日時になると自動で再加入してくれます。もちろん、この停止期間中は課金なし。例えば「2月末で契約が終わる。3月・4月には絶対DAZNを使わないけど、5月になったら100%間違いなくジロ・デ・イタリアのために再加入する」といった方に、うってつけのシステムです。こういった細かな点も含め、DAZNはどんどんサービスを磨いてくるでしょう。

こちらがDAZNで「(契約の)一時停止」を設定した状態。2月28日で課金を一旦終了させ、5月4日になると自動再開するようにできるわけです

 対するJ SPORTSオンデマンドには、やはり対応デバイスの充実を求めたいところ。少なくともFire TV、理想を言えば、最近増えているAndroid TV用の視聴アプリをぜひリリースしていただきたい。

 そうそう、J SPORTSオンデマンドで1つ気付いた点があるのですが、実は機能拡充などがツール・ド・フランス直前に成される事が多いんですよね。なによりJ SPORTSオンデマンドがスタートしたのが2015年7月3日なのですが、これは同年のツール・ド・フランスの開幕前日。そして2017年のツール・ド・フランス開幕前日には、Apple TVへの対応が発表されました。

 ここまでいくと流石に偶然ではなく、マーケティング戦略によるもののはず。2018年のツール・ド・フランス開幕は7月7日ですから、もしかしたら……? ただ、これは一視聴者の希望的観測です。

 とにもかくにも、まずは3~4月。3月4日スタートの「パリ~ニース」でJ SPORTSオンデマンドを、そして3月17日の「ミラノ~サンレモ」あたりでDAZNに加入するのが1つの目安かもしれませんね。筆者は今年もローハン・デニス、ティージェイ・ヴァンガーデレンの2人を軸に、レースを追いかけていきます。皆さんも是非、自分なりのスタイルを見つけて、ロードレース中継を楽しんでください!

J SPORTSオンデマンドをApple TVで視聴中。テレビ用デバイスがもっともっと増えてくれれば……

森田秀一

1976年埼玉県生まれ。学生時代から趣味でパソコンに親しむ。大学卒業後の1999年に文具メーカーへ就職。営業職を経験した後、インプレスのWebニュースサイトで記者職に従事した。2003年ごろからフリーランスライターとしての活動を本格化。主に「INTERNET Watch」「AV Watch」「ケータイ Watch」で、ネット、動画配信、携帯電話などの取材レポートを執筆する。近著は「動画配信ビジネス調査報告書 2017」「ウェアラブルビジネス調査報告書 2016」(インプレス総合研究所)。