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生まれ変わった「ソニーストア銀座」の舞台裏。INZONE拡充、「クリエイターやゲーマーの聖地へ」
2025年8月28日 08:00
家電の“ショールーム”や“直販店”と聞くと、どんな場所を想像するだろう。多くの製品が展示され、それらにじっくり触れて試せる場所。そんなイメージを我々消費者は持っている。しかし、当然のことながら、建物の広さには限りがあるため、膨大な製品の全てを陳列できない。そこに“何を展示するか”という選択をする必要がある。
また、単にズラッと陳列すれば良いというものでもない。例えばカメラであれば、来場者が触れて、撮影しながら機能を体験するスペースが必要だし、テレビであれば、座ってじっくり鑑賞するスペースを設けたい。ゲーム周辺機器であれば、実際にゲームをしながら試してもらわなければ、製品の良さは伝わりにくい。
つまり、ショールームに来た人に、どんな商品を、どのように見せ、体験してもらうか、という“ストーリー”を考えてから、作らねばならない。逆に言えば、ショールームを見れば、そのメーカーが今、どんな製品に力を入れて、ユーザーにどんな体験をして欲しいのか?が見えてくる。
8月21日に、ソニーの直営店でありショールームでもある「ソニーストア 銀座」の“中身”が大きくリニューアルされた。それを手掛けた“中の人”が、どんな想いでリニューアルしていったのかを取材した。
そこからは、テレビやオーディオを手掛けつつ、カメラのトップブランドであり、そして最近ではゲーム周辺機器にも本気で取り組む“ソニーの今”が見えてきた。
大規模リニューアル、キッカケは“カメラ”
GINZA PLACEにある「ソニーストア 銀座」はこれまで、4階にデジタル一眼カメラαや、ヘッドフォン、ウォークマンなどのオーディオ商品を展示。5階には4Kテレビのブラビアや、スマートフォンのXperiaなどを展示してきた。これらに触れられるだけでなく、購入も可能な直営店だ。
それが21日に生まれ変わり、4階にあったオーディオ機器が5階に、5階にあったXperiaやツーリストが4階へ移動。さらに、5階にあるゲーム関連ブランドINZONEのコーナーが大幅に拡充された。
― | 従来 | 改装後 |
4階 | カメラ オーディオ | カメラ Xperia ツーリスト |
5階 | ブラビア Xperia INZONE ツーリスト aibo/VAIO | ブラビア INZONE拡充 オーディオ aibo |
改装のキッカケとなったのが、カメラのαだ。
御存知の通り、αは静止画カメラとしてだけでなく、動画カメラとしても高い性能を誇っており、“本格的に動画撮影がしたいからαを買う”という人も増加。動画撮影に主眼を置いた「FX3」や「FX2」、「FX30」といったCinema Lineも生まれている。
それゆえ、ソニーストア 銀座に「動画撮影機能を体験してみたい」と思って来場する人も増加する。しかし、ソニーマーケティングのカスタマーエンゲージメント本部 D2Cマーチャンダイズ部の蛭田裕子氏は「静止画に関してはαも歴史が長く、お客様に対してどのように提案、販売するかというノウハウも蓄積していますが、それと比べると、動画対応機をどのように提案し、販売するかという経験が浅かった」と振り返る。
実際、2年ほど前から各地のソニーストアに、動画撮影体験や動画編集ができるコーナーを作ってはみたが、来場者にうまく動画の提案ができるスタイリストが育っていなかった事もあり、コーナーを活かしきれないという状況が続いていたという。
そこで、この状況を変え、2025年にソニーストアを「クリエイターの聖地にする」というミッションを開始。「クリエイターの方達に来ていただき、製品を体験して、喜んで使っていただく場所に進化させたいと考えました」(蛭田氏)。
ここまでであれば、「動画に強いコンシェルジュを育成する」だけで済みそうな話だが、いざ、カメラコーナーの見直しに着手すると、動画関連だけでなく、「そもそもカメラ売り場のスペースが足りていないのでは?」という話が出てきた。
というのも、カメラはその他の家電と比べ、機種の更新サイクルが長めであり、特にレンズに至っては、発売からかなり時間が経過した製品も現行機種としてラインナップされ続け、そこに新レンズがどんどん追加される傾向にある。改めてカメラ売り場にヒアリングをすると、「場所が足らなくなり、例えば5年前、10年前に作ったレンズのケースは置ききれなくてバックヤードに仕舞っている」なんて状況も発生していたそうだ。
カメラ自体の進化を体験できないというジレンマもあった。ここ数年は、AFなどにAIが道入され、被写体を認識してインテリジェントに追尾したり、超高速な連写が可能なカメラも登場している。しかし、売り場の試し撮りコーナーに置いてあるのが、例えば動かない花だけであったら、機能の凄さを来場者に体験してもらうことも難しい。
それならば、カメラのフロアを大幅に進化させ、レンズだけでなく、マイクやフラッシュなどの豊富なアクセサリーも体験でき、シチュエーションやユースケースに合わせて、例えば動く被写体の撮影体験もできるなど、“体験型のフロア”に刷新しようという話になった。
これ自体は、ショールーム兼直営店として素晴らしい進化だが、ソニーストア銀座の面積には限りがある。カメラフロアが大きく変わると、他の製品のフロアが小さくなったり、分断される可能性も出てくる。そうなると、新たな問題が発生しかねない。
かくして、各製品の担当者達が意見を出し合い、ソニーストア銀座全体を“体験できる場所”にしていく大規模なリニューアルへと繋がっていったわけだ。
動画撮影コーナーも充実
では、どんな狙いで、各フロアはどのようにリニューアルされていったのか。
まずは4階のカメラフロア。前述の通り、4階には、これまであったオーディオ機器の代わりに、スマホのXperiaが移動してきた。Xperiaは、α譲りの高いカメラ機能を持っているため、αと共に、撮影体感ができる4階にまとめられたたわけだ。
その4階は、カメラのラインナップに加え、ユーザーがレンズを選ぶ時に、スタイリスト(ソニーストアの接客スタッフ)がさらにサポートができる場所になるよう改装。
さらに、クリエイターらによるイベントが開催できるような貸出スペースを配置。これとは別に、椅子を設置し、その背後に18%グレーの壁紙を配置。ロール紙で背景を変えられるようにし、本格的なライティングも設置した撮影コーナーを新設した。まるで、芸能人や企業の社長へのインタビュー撮影に使われるようなコーナーだ。
島田麗太氏は、「この撮影コーナーは、ソニーストアのスタイリスト向けにやっている、動画の研修で使っているセットがもとになっています」と明かす。「“インタビューを撮ってみる”という研修なのですが、インタビューの撮影は音も、絵も、ライトも全て必要になる作業なので、研修に向いているのです。この研修を受けたスタイリストが、このコーナーでお客様をサポートします」。
以前は、ソニーストアのスタイリストとして働いていた島田氏は、店頭で実際に、動画撮影に挑戦したい人をサポートしてきた。「脱サラして動画で一旗あげたい人や、企業の情報発信で動画担当に任命された方、自分のお店を動画で紹介したいという方もいらっしゃいました。もちろん、子供の動画を撮影したいというお父さんお母さんから、クリエイターの方まで、幅広くサポートしていける場所にしていきたいですね」と語る。
静止画撮影の体験場としても工夫をこらしている。高速な連写や、進化したAF機能を来場者に体験してもらうため、ジオラマの中に、メリーゴーランドや観覧車といった動きのある被写体も用意した。
被写体は今後も追加され、例えば、回転する鳥の模型のようなものも検討されている。「以前も、天井に回転する鳥の模型を配置した事はあるのですが、今回も安全性を担保しつつ、動きのある鳥を吊ろうと考えています。AFの進化をご体感いただきたいので、動きを変則的にする工夫もしていきます」(島田氏)。
実は“動く被写体設置”には、過去の苦い経験も活かされている。
佐藤名穂氏は、「ソニーストア名古屋を作った時に、鉄道模型が走る大きなジオラマを作りました。コストもかなりかかりましたが、とにかくメンテナンスが大変で、電車が動かなくなると修理にもお金がかかり、お店側にもかなりの負担になっていました」と振り返る。
今回のリニューアルでも、「被写体としてジオラマを」という意見もあったそうだが、あまり大規模にはせず、それでいて動きのある被写体が選ばれた。佐藤氏によれば、こうした動きのある被写体は、リニューアル後も、随時拡充していくそうだ。
また、ホワイトボックスの中にターンテーブルとグラスを置いて、回転させながら物撮りができたり、お菓子やネイルなどを綺麗に撮影する方法が体験できるコーナーも用意されている。
島田氏の中には、リニューアル後に実施したいカメライベントのアイデアがある。「個人的に、“小さなCP+”のようなイベントを開催したいと思っています。以前、ソニーストア大阪で同じようなイベントを開催した事はあるのですが、例えば照明機材など、カメラの周辺機器を手掛けるメーカーさん達にお声がけして、撮影に必要な機材を全部体験できるようなイベントをやりたいですね」
ブラビアの展示はこう変わった
5階も大きく変化した。従来はブラビアとXperiaがメインであり、INZONEの展示として、ゲーミングPCの置かれたデスクが2つあったくらいだったが、Xperiaの代わりにオーディオ機器が移動。INZONEのコーナーは大幅に拡大する。
このスペースを確保するために、ブラビアやサウンドバーのコーナーにも変化があった。
「当初は、展示するテレビも4台、5台くらい減らさなければいけないかと覚悟をしていたのですが、結果的には縮小は最小限に抑えられました。しかし、お客様の流れが変化するため、これまでの接客ストーリーも変える必要があります」(関根氏)。
接客ストーリーというのは、「来場者に、どのように製品を体験してもらうか」という“流れ”の想定のようなものだ。
例えば、あまりテレビに詳しくない人が、「安いモデルでいいかな?」と思いながら来店した時に、エントリーモデルの展示コーナーから、自然にミドルクラス、ハイエンドモデルの展示へと足を運ぶ導線を用意。上位モデルになると画質や音質、機能がどのように変わるかをわかりやすく体験できれば、「お、こんなに違うなら、上のモデルを買ってみようかな」と、興味を持ってもらえるかもしれない。
また、テレビだけ買いに来た人が、初めてサウンドバーの音を体験したら、ホームシアターに興味を持つ可能性もある。量販店やECサイトでは難しい、最高の映像・音響体験ができるのも、ソニーストアの魅力の1つだ。
そんな接客ストーリーの構築で重要となるのは「足止めコーナー」と、スタイリストが来場者をサポートするキッカケとなる「声掛けポイント」だ。
例えば、エスカレーターで5階に上がると、まず目の前にXR90シリーズの75インチがドバンと登場。そこから奥の壁沿いに、65型のXR80やXR50、XR90、XR70と、サイズは同じだがクラス違いのテレビが並ぶ。クラスが違うと機能も違う。例えば、「倍速対応モデルでは、こんなに表示が滑らかになる」という体験も、テレビが並んでいれば、わかりやすい。
さらに、奥の壁には75インチでクラス違いのモデルがズラッと並ぶ。サイズが大きくなると、映像から得られる感動もアップする。サウンドバーの提案も、バースピーカーだけでなく、リアスピーカーなども加え、よりリッチなサウンドを提案する。「上位モデルを選ぶと、こんな感動体験ができる」と伝えるコーナーだ。
興味深いのは、エントリーからハイエンドまで順番に並べているわけではないこと。スタイリストが説明しながら、来場者に体験してもらった時に、機能差がわかりやすいように、違いがより印象深くなるように、機種選びや配置を工夫している。
フロアを散策している人が、足を停めやすいのがフロアの中央付近だ。従来は、この足止めポイントに、55型などの手に届きやすいブラビアを4面配置していた。この場所は、スタイリストが来場者に声をかけるポイントでもあった。
リニューアル後、中央付近にはヘッドフォンなどのオーディオ機器が展示され、55型のブラビアは2面に縮小。通路沿いに移動となった。
同じフロア内での移動なので、あまり大きな変化はないように思えてしまうが、接客ストーリー的には大きな影響がある。
エスカレーター沿いに展示すると、どうしても“通路”のような印象になるため、足を止めてもらいにくくなる。また、壁沿いのテレビ展示と距離が離れるため、55型に足を止めた人を、壁沿いの展示へ誘導しにくくなる可能性もある。
一方で、新たな導線が生まれる可能性もある。
関根和美氏は、「オーディオ機器に興味があるお客様が中央に来るようになるため、その人達に、ブラビアと組み合わせたホームシアターのサウンドを聴いていただき、ブラビア売り場にも興味を持っていただけるのではないかと思っています。オーディオ機器の什器の置き方によっては、中央ゾーンに直線がなくなるのですが、それによって人が滞留しやすくなり、テレビコーナーにも来ていただけやすくなるのではと考えています」と期待を寄せる。
また、海外の人向けの製品が並び、旅行者の方が滞留することの多いツーリストゾーンは、5階から4階に移動する。となると、5階のブラビアの画質・音質をじっくり楽しむためのソファが、第二の休憩ポイントとして旅行者の滞留が増えることも考えられる。ブラビアやホームシアター機器は、海外向けのモデルではないが、「ソニーの良さを体験していただけるのはありがたいこと」(関根氏)。
だが、テレビの体験を目的に来店した人が、別の場所に流れて行ってしまう可能性も出てくる。
関根氏は「そうならないように、スタイリストの配置を工夫、最適化する事で、お客様をしっかりとキャッチしていきたい。実際にリニューアルオープンして、しばらく時間が経たないと、お客様の動きは見えない部分もありますが、それを把握しつつ、新たな接客ストーリーを随時ブラッシュアップしていきます」と語る。
ソニーストアといえば、「ブラビア壁掛け設置パック」も人気だ。ソニーストアでブラビアを購入する際に、壁掛け設置パックもオーダーすると、壁掛けの施工も申し込め、ソニーストア提携先の専門スタッフがユーザー宅に来て、ブラビアの壁掛・配線・設定まで丁寧にサポートしてくれるものだ。
野口久美子氏は、「施工を行なうスタッフに加え、スタイリストもお客様のご自宅にお邪魔してサポートします。テレビの買い換えは8年、10年というサイクルなので、スタイリスト自身が壁掛け設置をする経験が少ないため、現地で学ぶ研修も兼ねています。また、テレビだけでなく、例えばサウンドバーも検討されているお客様であれば、実際にお部屋を見ながら、ここに設置できるか、どのような製品が適しているかというご提案もできます」と語る。
昨今は大きな地震も多いが、耐震性の高さもソニーストアの壁掛けの特徴だ。
「私が大学の地震を研究されている博士の所にお邪魔しまして、地震を再現する機械を使って壁掛けの耐震性を検証していただき、震度7まで十分耐えられるという評価もしていただきました」と野口氏。
また、綺麗に工事をしてもらえるのかなど、壁掛けにまつわるお客様の悩みを解決するためのイベントも実施。「強度の高さをご説明するために、担当者が壁掛け金具にぶら下がるデモなども行なっていますが、お客様が『おおおっ!』と驚いていただけます」と笑う。
快適にゲームをプレイしてもらうことが大事、生まれ変わったINZONEコーナー
従来は、ゲーミングPCを設置したデスクが2台用意され、そこにヘッドセットなどが設置されていたINZONEコーナー。リニューアルで、その展示は大幅に拡充されるだけでなく、“実際にゲームを遊びながら体験できる場”へと大きく変わる。
高木雄基氏は「今までは単に商品を展示しているだけになっていましたが、ゲーミング機器は、自宅のプレイ環境で試さないと、良さがわかりにくい。それならば、ソニーストアにまずはちゃんとゲームがプレイできる環境を作ろうと考えました。仲間と一緒に来ていただいて、そこでプレイを楽しみながらINZONEの良さを体験していただく場所にしていきます」と意気込みを語る。
これまで家庭用ゲーム機を、少しプレイするくらいだったという高木氏。INZONE展示コーナー拡充のため、eスポーツの今を勉強しようと、「ストリートファイター6」のオフラインイベントに参加。そこでカルチャーショックを受けたという。
「学生だけでなく、仕事帰りのスーツ姿のサラリーマンの方もいましたし、女性客の多さにも驚きました。海外の方も多くて、皆がワイワイとプレイしていて、まるで昔のゲームセンターのような空間だと感じました」
そんな空間を、ソニーストア銀座の中に作ろうと考えた高木氏。仲間で遊ぶだけでなく、ゲーム大会も開催できるような場所にしたい。格闘ゲームをプレイできる席を8人くらい、FPS用(Apex Legendsなど)の席も同規模で……と考え、最終的に15人がプレイできる環境を構築する事にした。
ゲーミングPCも、ガレリアが協力してハイスペックなPCを配置。ゲーミングチェアはSecretlabの高級モデルを用意した。今までSecretlabのチェアは、ショールームや常設店舗が無く、ゲームイベントの会場でしか試せなかったため、ソニーストアが初の常設ショールームにもなるそうだ。
INZONE製品は、ラインナップを全て見られるようにするが、各デスクに全製品をズラッと並べず、プレイしやすい環境を追求。ユーザーが「このINZONE製品を使ってプレイしたい」と言えば、借りてプレイできるようにする。
ゲーマーの目線でみると、素晴らしい取り組みだ。しかし、ショールーム兼直販店としては挑戦的な試みでもある。当然社内でも「この場所は商品を売る場所なのか、それともゲームをプレイする場所なのか」という議論があったという。しかし、高木氏は「議論のなかで、明確に“ゲーマーがプレイする場所だ”と決めました。まずゲームをプレイしていただき、その過程でこの製品凄く良い、欲しい、と思っていただいた時に、スタイリストが来て接客するというカタチを考えています」。
さらに、格闘ゲームをプレイする時は、家で使っているアーケードコントローラー(アケコン)を持参しても構わないそうだ。
「銀座は、秋葉原などと違って、ゲーマーとしてはアウェイなイメージかもしれませんが、ソニーストア銀座に関しては、“ここはゲーマーのホームなんだ”、“売り場ではなくプレイする場所なんだ”と感じていただきたい。そしてINZONE製品を使ってみていただき、結果として商品がよかったら購入して欲しい。そういう想いも込めて、このコーナー全体に『ゲーマーズラウンジ ゾーン:0(ゼロ)』という名前をつけ、デザインもゲームセンターのような印象に仕上げました」
ゲーマーズラウンジ ゾーン:0では今後、おおよそ月一回のスケジュールで、ゲームの大会も開催予定だという。高木氏は、そのゲーム大会を、強さを競うだけでなく、“参加者が上達できる場所”にもしていきたいと語る。
「通常オフライン大会では、ゲームが上手い人が集まると思いますが、それゆえ初心者にはハードルが高い。そこで、以前、トッププレイヤーによるコーチング付で『ソニーストア カップ』を開催し、対戦会で負けてしまってもトッププレイヤーからアドバイスをもらるイベントにしたところ、オフラインイベントに初めて参加するという初心者の方も沢山来ていただけました。ゲームが上手くなる喜びも体験していただけるようなイベントを、今後も開催していきたいです」
なお、次の『ストリートファイター6』ソニーストア カップは8月30日にソニーストア 名古屋で開催予定。9月20日にはソニーストア 福岡で開催予定だ。
こうして、INZONEコーナーが大幅に拡充される事になるが、それによって前述のブラビアコーナーは少し小さくなるなど、他のコーナーに影響は出る。高木氏は、「ソニーとしても、カメラではクリエイターサポート、ゲームではゲーマーにしっかり寄り添って、単純に製品を作るだけでなく、ゲームのコミュニティと連携し、会社としてサポートしていきたい。部内で議論はあったものの、会社として強くサポートしていくいんだという想いで取り組んでいきます」と語った。